フェリシモCompany

地球村の基金活動報告ー「清潔なトイレを建設しネパールの子どもたちを守るプロジェクト」(認定NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパン)

2019年に「地球村の基金」で支援をしているプロジェクト「清潔なトイレを建設しネパールの子どもたちを守るプロジェクト」の活動レポートをチャイルド・ファンド・ジャパンさまからいただきましたのでみなさまにご報告します。

    〈プロジェクトの中間報告〉

    みなさまからのご支援により、清潔で安全なトイレを建設しています。完成後は新しくなったトイレを正しく使用する方法を子どもたちに伝えるなど、不衛生が原因でおこる病気からも子どもたちを守ります。

    まず最初に建設の資材を調達するため、PTA会長、学校長、現地のパートナーNGOから成る委員会を発足しました。建設業者の決定を経て、学校や村役場などの掲示板に資材の入札の告知をし、コンクリート用の砂利や砕石、レンガなどの資材を建設地に搬入しました。

    2019CFJ_M_1.jpg
    建設時に使用する建築資材の砂とレンガ

    建設場所の地面をならして、トイレの配置と浄化槽の位置を測定。基礎を置く穴の底には石を敷き詰めて、セメントで固めました。現在(2020年3月時点)は、トイレの建屋を支えるスティールを組む作業に取りかかっています。

    2019CFJ_M_2.jpg
    トイレと浄化槽の建設場所

    〈現地の様子・現地の声〉

    今、子どもたちが使っているトイレは個室が一つ、壁と屋根がトタン板でできた仮設のトイレです。地震の後に簡易的に作られたトイレのため、戸はきちんと閉まらず、壁には穴が開いています。給水設備も無いので、清潔に保たれずに汚臭を放っています。

    しかし、この一つしかないトイレに、子どもたちは列を作って順番を待ち、手洗い場が近くにないので、トイレの後も手を洗いません。

    「トイレが古くて嫌だ。それに一つしかないから、みんな並んでいて時間がかかる。順番が待てなくて近くの森で用を足してしまう友だちもいるんだ。」と話す子どももいます。

    校長先生は建設されるトイレに期待と感謝の気持ちを寄せています。

    「設備が整い、個室が男女別に分かれる新しいトイレの完成が待ち遠しいです。手洗い場も近くに設置するため、子どもたちはトイレの後に手を洗うという衛生習慣を身につけることができます。トイレの中でも水が使えるので、個室も清潔に保つことができるでしょう。学校を代表して支援に感謝します。私たちはトイレを適切に使い、管理することを約束します。」

    2019CFJ_M_3.jpg
    学校の子どもたち

    〈支援者へのメッセージ〉

    建設作業は資材調達から始まり、トイレの敷地の土台作りまで進んでいます。この後は、便器と水道を備えた3つの個室から成る建屋を建設して、トイレの外に手洗い場を設けます。完成後は、トイレを清潔に使っていけるよう、先生が子どもたちと話し合って管理していきます。そうすることで、子どもたちが安心して楽しく学校生活を送ることができる衛生環境が整うことになります。

    みなさまからのご支援に改めて感謝申しあげます。引き続き、活動を見守ってくださいますようお願いいたします。

    (認定NPO法人 チャイルド・ファンド・ジャパン 大原さまより)

    ■清潔なトイレを建設しネパールの子どもたちを守るプロジェクト
    実施場所:ネパール連邦民主共和国・シンドゥパルチョーク郡
    実施期間:2020年4月~2020年5月
    ・プロジェクトの詳細はこちら
    ・プロジェクトの報告(中間
    ・チャイルド・ファンド・ジャパンさまのその他の支援活動はこちらから

    ★Yahoo!ネット募金からも「フェリシモ 地球村の基金」への支援ができるようになりました! 

       Tポイントで1ポイントからの寄付、クレジットカードからの寄付もできる
       Yahoo!ネット募金「フェリシモ 地球村の基金」の募金ページはこちら

    この記事をシェアする
    Twitter
    Facebook
    LINE

    コメント

    内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

    コメントを投稿する
    ページトップへ戻る