重ねて奏でる魅惑の調べ、ブルーベリーパールのアンサンブル

こんにちは、日本職人プロジェクトのリーダー山猫です。
日本のモノづくりを通して、たくさんの素敵な物語を伝えるために続けてきた「日本職人プロジェクト」。誰かの「好き」「欲しい」をカタチにした、ここにしかないプロダクトを生み出しています。

2022年冬のテーマは、「pleasure（プレジャー）」。何か素敵なモノやコトにふれる喜び、何かをひと目で好きになるトキメキ、ずっと使い込むことで増していく愛おしさ、いろいろなpleasureを感じられるアイテムを、たくさんの人たちと一緒に作りました。作っている間もすごくpleasureだったので、皆さんにもきっとうれしさやワクワクを感じてもらえると思います。

今回ブログで紹介するのは、神戸の老舗真珠メーカーさんと企画した、大人気のブルーベリーパールと、ピーチメルバパールのアクセサリー。重ね着けが楽しめる、魅惑のラインナップで登場です。

真珠を知り尽くした、神戸の老舗メーカーと強力タッグ。

美しく紫がかった天然の淡水パールは、その名も「ブルーベリーパール」。人工的に着色したものではなく、自然に生まれる天然の色です。この神秘的なパールを14年前に企画したことがあり、「ブルーベリーパール」という名もその時につけました。2007年のフェリシモギフトカタログ『SANTA BOOK』に登場したブルーベリーパール。本当に美しい真珠だったので、もう一度あれを世に出したい……と思い、当時と同じく、神戸にある真珠メーカーさんにお声をかけました。このメーカーさんは、品質の高い真珠を数多く取り扱う業界でもトップクラスの有名企業。真珠のことなら、ここに任せて間違いない！！という老舗です。

担当のGAKOさんは真珠のことを知り尽くしたベテラン。「いい真珠、集めますよ！」といつも頼もしく請け負ってくださいます。「うち（老舗真珠メーカー）ではできないチャレンジができるのが楽しいんですよ」と、日本職人プロジェクトの企画やアイデアを快くサポートしてくださるので、本当に心強いです。真珠の魅力と製造工程の特徴を説明いただきながら、企画の相談も丁寧に聞いてくださいます。（商談が終わると専門知識がさらに増えるので。山猫とMOEはGAKOさんとの商談が楽しみなんです）

老舗ならではの信頼と実績で、いつも素晴らしい真珠をご用意くださる担当のGAKOさん。

そして昨年、10数年の時を経て再デビューしたブルーベリーパールのネックレスは、予想をはるかに超える大反響。本当にたくさんのリクエストをいただいて、驚きました。14年前より真珠の数も減っていて、集めるのが難しいなか、上質の真珠をそろえてくださったGAKOさんには、本当に感謝！です。

今シーズンのブルーベリーパールは、「重ね着け」がテーマ。

大好評のブルーベリーパール、今シーズンはどんなアイテムにしようか考えて、去年のネックレスをお持ちの方でも、さらに楽しんでいただけるものをご提案したい！と思った山猫。さっそくGAKOさんに、「去年のネックレスと一緒に楽しめるような、重ね着けできるアイテムを作りたいんです」とお話しました。

【過去のブログ】天然の不思議な色、ブルーベリーパールの輝き

いつも高品質なパールをそろえてくださるGAKOさん。右は、試作段階の指輪。

それから2か月後、提案してくださったサンプルは、美しいチェーンに小粒のブルーベリーパールを合わせたネックレスと、同じく小粒のブルーベリーパールが3粒並んだかわいい指輪。山猫はひと目見て、「これはいい！！」と言いました。同席していた日本職人プロジェクトのプランナー・MOEも、「これ、素敵じゃないですか～！」とコメント。見た瞬間に、2人とも魅了されてしまいました。（ちなみにMOEは、（「真珠は私のパワーストーン」というほどの真珠好き。そのMOEが魅了されるのだから、間違いない！と思いました）

ネックレスはGAKOさん提案のデザインで即決したのですが、指輪については（とても愛らしくていいなあと山猫は思ったのですが）、指に着けた時に少し目立ち過ぎるのが気になったMOEから、ひとつリクエストが出されました。「パールを少しだけ、台座に埋め込むように設置できますか？ほんの少し控えめになれば最高なんですが……」。その言葉にGAKOさんは「了解しました！がんばってみます」と答えてくださって、見事、理想どおりの仕上がりになりました。

そしてもうひとつ、今年の夏にWEB限定で発売し、こちらも大人気だった一粒パールがきらりと光る立体的なデザインのイヤカフを再販することに。ピアスやイヤリングとの重ね着けはもちろん、シンプルながら存在感があるので、今回のネックレス、リングとの相性もばっちりです。

と、いうわけで。今回は3点のブルーベリーパールのアイテムが登場します。単品でコーデのアクセントにしても、手持ちのアクセサリーと合わせても、楽しみが広がるわくわくどきどきのラインナップです！

ちなみに、パールをたくさん使ったネックレスと、パールの数が少ない指輪やイヤカフに、販売価格の差があまりないのが気になりませんか？　実は山猫もMOEも気になってGAKOさんに聞いたのですが、その理由に納得。

「指輪とイヤカフに使用するものは、穴も加工時に1ヵ所しか開けませんし、全角度から見られることを想定してセレクトするので、やはりグレードの高い珠になります。ネックレスのほうは色合いのトーンを意識して数多くセレクトすることを優先した結果、形やサイズなどもいろいろな物が入りますね」とご説明いただきました。

その説明を聞いた後に、それぞれのアイテムをみると、「あ、、、本当ですね！」とうなずく山猫とMOEでした。

重ねても上品に決まるのは、シックな色味のおかげ。

ネックレスは、シルバーチェーンに小粒のブルーベリーパールを合わせた軽やかな表情。より幅広いコーディネートに合わせやすくなりました。ほどよく長さがあるので、ニットなど厚みのあるアイテムにも。パールの上品さは保ちつつ、カジュアルに使える気軽さが魅力です。ひとつでも十分な存在感がありますが、手持ちのネックレスと合わせても素敵。昨年のブルベリーパールネックレスをお持ちの方には、ぜひ重ね着けしていただきたいです。

小ぶりのブルーベリーパールが3つ並んだ指輪は、立体的なデザインがおしゃれ。MOEの要望に応えて、珠を台座に少し埋め込むように設置したことで、指のカーブに自然になじみます。サイズ展開が豊富で微調整もできるので、ピンキーリングにしたり、カジュアルに人差し指に着けたり、着けたい指やイメージに合わせて選んでください。

繊細なシルバーワイヤーに一粒パールが映えるデザイン。ロングヘアからちらりと見えるのも素敵です。

主張しすぎないデザインで色味がそろっているから、重ね着けが自然に決まって、おしゃれ上手な印象に。気負わずさらっと着けるだけで、着こなしの格が上がります。

いちばんのおすすめは、贅沢にネックレス・リング・イヤカフの3アイテムとも身に着けてトータルコーディネートすること。それぞれがシンプルなのでお互いに引き立て合い、やりすぎ感がなく上品にまとまります。その品のよさこそ、今回のブルベリーパールシリーズの魅力です。

3点重ね着けしても大げさにならず、上品な印象。シルバーとの組み合わせだから、気軽にパールのおしゃれが楽しめます。

そして、なんといっても淡水パールは自然のモノなので、真珠ひとつずつ、表情が違うところが魅力。商品ごとにサイズや形、色合いが異なります。色のトーンなどできる限りそろえるようにするのですが、どうしても写真と少しだけ差異が出る場合があります。その点は、天然の真珠の特性ということで、ご了承いただければと思います。

GAKOさんが持ってきてくれたブルーベリーパール。よく見ると、色、形、すべて違います。

そしてもう一つ、好評につき再予約を開始したのが、ピンクオレンジの色味がかわいい淡水パールのネックレス、その名も「ピーチメルバパールネックレス」。ピーチメルバは、ロンドンのホテルの料理長がオペラ歌手・メルバ嬢のために作った桃のデザート。ピーチメルバを思わせる色味のパールだけをそろえて、ネックレスにしたスペシャルモデルです。

ひとつ持っているだけで、カジュアル＆フォーマルにも使えるアイテム。重くなりがちな冬コーデの首もとに、華やかな彩を添えてくれます。