人気シリーズの最新作!3モデルが新登場

こんにちは、日本職人プロジェクトのリーダー山猫です。

誰かの物語(story)に寄り添い、ここにしかないプロダクトを生み出す日本職人プロジェクト。何気ない会話からこぼれた物語をすくい取り、そこに秘められた想いや願いをカタチにしています。

今回は「冬夜(とうや)~Midnight thinking~」をシーズンテーマに、この冬に向けたスペシャルなアイテムをご用意しました。一年の終わり、自分へのご褒美に、次の季節に向けた準備に、じっくりと自分の「好き」と向き合う時間を楽しんでください。

今回は、金沢の時計工房さんと一緒に作った時計の最新作。リクエストをたくさんいただく人気の時計シリーズに、WEB限定で3つの特別モデルを新発売しました。

溜塗の文字盤は、思わず見惚れる美しさ

金沢時計工房のこの時計シリーズの完成度の鍵は、アートディレクターを務める牛島孝さん。日本画家として活躍する作家さんでもあります。その物腰はいつもやわらかく穏やか。打ち合わせで何度か金沢の工房を訪ねた際も、私たちの熱い要望に静かに耳を傾けてくだって、そして必ず、こう言ってくださるんです。「いいですね、やってみましょう」。

金沢の時計工房は、本当に一つひとつの工程が丁寧。文字盤の数字もすべて手描き

牛島さんの工房の時計は、ほぼ全工程が手作業。そのため、短い期間にたくさん作ることができません。でもその反面、さまざまな細かい表現にチャレンジすることができます。「溜塗(ためぬり)」という技法も、その一つ。透明感のある絵の具を平筆に含ませて文字盤にさっとひと塗りすることで、自然なグラデーションを生み出します。絵の具を溶く水の量や乾くときの温度など、ほんの少しのことで色味の出方は変わるため、世界に同じものはふたつとありません。

筆で文字盤に絵の具をのせていく作業は、やり直しのきかない一発勝負

しかもこの文字盤、下地に純銀メッキが施されているんです。これは「絵の具を重ねたときに、下地の銀が透けてキラリと光るように」と、牛島さんが考案してくださったアイデア。後からお聞きして、細やかなところまで表現にこだわる牛島さんの美学に脱帽しました。(いつも日本職人プロジェクトメンバー3人集まって「牛島さんーすごすぎー」と話してます)

文字盤の数字を刻むのも、針やフレームを取り付けるのも、すべて手作業

ロマンティックな白鳥の湖

牛島さんと一緒に作ったWEB限定の特別モデルは3つ。ひとつめは、華麗なバレエ曲「白鳥の湖」をイメージしました。

溜塗のグラデーションが描き出す「湖」は、吸い込まれそうな美しさ。光の当たり方や角度によって、陽光を受けた湖面のようにさりげなく輝きます。金色の数字とフレームも、きれいなターコイズブルーの文字盤によく映えます。

溜塗の濃淡が、美しい水をたたえた湖を表現。気持ちが落ち着く、静謐な雰囲気が漂います

ベルトはもちろん、湖のほとりにたたずむ白鳥を思わせるホワイト。小ぶりな文字盤に合わせて、ベルトも細身の華奢なものを選んでいます。軽い着け心地で、手もとを上品に見せてくれますよ。

優雅な白鳥のような白色のレザーベルト。金具のゴールドともよく合います

シンプルなのに、物語が見えるようなロマンティックな仕上がり。ついつい手もとをうっとり眺めてしまいそうです。

リラックスできるコーヒー色

ふたつめは、大好きなコーヒーを楽しむ時間をイメージした時計。

香り高くほろ苦いブラックコーヒーの色をイメージした溜塗で表現しました。ただの「黒」とはひと味ちがう濃淡のある色味は、まさにカップの中のコーヒーのようです。茶色みのない美しい黒色なので、本当のコーヒー色とは少し違うのもポイント。

ブラックコーヒーのような文字盤が、コーヒーを楽しむ時間を思い出させてくれます

コーヒー色の文字盤は、モカ色のベルトと合わせることで絶妙な完成度に。さすが、しっくりシックに決まります。ぬくもりのある色合わせで、時間を見るたびふと、ほっとした気持ちになれますよ

黒色×モカ色のほっこり落ち着く組み合わせ。手もとにしっくりなじみます

上品な色味はどんな装いにも合わせやすく、使い勝手も上々。着け心地も軽いので、ふだんあまり時計をされない方にもおすすめです。

スクエアに切り取る、青い月の夜空

そして3つめは、「月夜の藍色」時計のスクエアバージョン。牛島さんと作った最初の時計であり、今もリクエストの声をたくさんいただく藍月の時計を、このたびスクエアフォルムにアレンジしました。

実はこのスクエアモデル、山猫とNISHIYANがずっと発売したかったもの。一番初めにこのモデルを発売する予定だったのが……、なかなか条件が合わず、ずっと保留にしていたんです。それがようやく、念願かなって発売決定(涙)。藍月の時計が好評を得たので、今回日の目をみることができました。

月が青く照らす夜空に、銀色の星がキラリ。美しい夜空を四角く切り取ったようなデザイン

絵の具の濃淡が描き出す、深く透き通る魅惑の「月夜の藍色」。月の光に照らされた青い夜空を思わせる、本当に美しい色合いです。

小さな星がまたたくように、数字の色も銀色をセレクト。額縁のようなスクエアなフォルムで切り取ることで、絵画のような仕上がりになりました。ちなみに、スクエアの時計はムーブの仕様が異なるので、電池寿命も5年と長めです。

夜がモチーフだから、レザーベルトも黒をコーディネート。フレームと同じ幅のベルトで、手もとをキリリと引き締めます。

太めのレザーベルトでモードな雰囲気に。金具やフレームもシルバーで、クールにまとめています

しっかり存在感がありつつも、時計本体の厚みは6mmと非常に薄く軽やかで、色味もベーシックだから悪目立ちせず、コーディネイトテイストも選びません。ノーアクセでもおしゃれに見えるから、着こなしのアクセントにもぴったりです。

時計を見るのが、癒しのひとときに

いつも、こちらのリクエスト以上のこたえを返してくださる牛島さん。見た目だけでなく、金属の材質や革ベルトの肌当たりなど、着け心地まで細やかな配慮が行き届いています。

時計裏面には、一点一点異なるシリアル番号を刻印。これももちろん、手で彫り込まれています。すべての時計はこの番号で管理されており、アフターケアも万全。「長く大切に使ってほしい」という想いが、この刻印からも感じられます。

3つとも、手間と時間をかけて作られた、世界にひとつの時計。手もとを見るたびうっとりしたり、ほっとしたり、時計を見る時間が少しでも癒しになれば、と思います。

お気に入りの時計を身に着けて、これから続く毎日を素敵に楽しんでください。

次回は、紫色の真珠「ブルーベリーパール」のネックレス。神秘的な美しさに目を奪われます。お楽しみに!

金沢時計職人が手掛けた エメラルドの湖に見惚れる腕時計(白鳥色)

¥20,900(税込み)

金沢の時計職人が手掛けた 月夜の藍色に見惚れる腕時計(黒鍵色)

¥26,950(税込み)

※日本職人プロジェクト「Stories〈ストーリーズ〉」の商品は、ご注文いただいてからひとつずつ仕立ててお届けします。
※インターネットでのお申し込み締め切り:2021年12月15日(水)23:59まで
※商品お届け時期:2021年11月下旬~12月下旬までに随時

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