鞄作家と山猫がプライベートで愛用中

こんにちは、日本職人プロジェクトリーダーの山猫です。
前回から「ストーリーのあるモノと暮らし」をテーマにした『Stories』の新カタログから、物語のあるアイテムをご紹介しています。

『Stories』シリーズは、誰かの「こんなの欲しい」をカタチにしています。ひとつひとつに物語を秘めた、特別なものばかり。その物語は、手にした人のもとで、また新しい物語をつむいでいきます。この春は、毎日をちょっと素敵にする「春まじない」をテーマにセレクト。春から始まる毎日をイメージしながら、あなただけの物語を見つけてください。

今回ご紹介するのは、スヴニールバッグ。「スヴニール/ souvenir 」とはフランス語で、記念品、 土産物、思い出の意味。思い出をたくさん作れる鞄に仕上がったので、そのように名付けました。

この鞄は、ひとりの鞄作家が自分のために作った鞄です。そして、まだ発売していないのに、山猫がもう5年も愛用している鞄でもあります。

もともとは、福岡の鞄作家・ユニゾンの岡政孝さんが「ちょっと銀行に持って行く用に」と作った鞄が原型。福岡の工房におじゃました際にこの鞄を見てひとめ惚れしてしまい、「僕も欲しいので、ひとつ作ってもらえませんか?」とプライベートでオーダーして、特別に作っていただきました。

それからずっと愛用しているのですが、この鞄を持っていると、いろいろな人から「いい鞄ですね」「どこのですか?」と、とにかく声を掛けられます。友人のイラストレーター 山口ちよこさんやプロジェクトメンバーNISIYANに頼まれてオーダーしたところ、そのまわりの人たちからも欲しいとリクエストされ……。その繰り返しに、これはもう商品化するしかない!と決めました。

革本来の魅力あふれる、究極の機能美

革本来の手ざわりや風合いを大切にする岡さんらしく、しっかりと厚みのある堅牢な革を使っているのが特長。裏話ですが、もともとはスペイン製の味わい深い革で作っていたものを、今回は分厚くオイルを含んだ特別なレザーを発注しました。さらに味のある革で、使い込むほどに黒光りしていく過程が楽しめるので、持つ年数の分だけどんどん愛着がわいてくると思います。

そして、もう一つの魅力はステッチ。アウトステッチという、縫い目が外側に出る縫製で仕上げています。裏地のないこの鞄、アウトステッチにすることで、すぐに修理できるところもポイントです。

岡さんが「型紙も引かずに、直感だけで作った」からこそのシンプル構造は、余計な装飾を削ぎ落した質実剛健な美しさ。大ぶりの留め金具だけが、さりげないアクセントになっています。(ちなみにこれは飾りなので、実際にはスナップボタンでスムーズに開閉できるんですよ)

内側も生地を貼らずに、革本来の風合いを残したこだわりの仕上がり。まさに革を知り尽くした鞄作家ならではのアイテムです。

ほどよいまち幅がある絶妙サイズで、細目のお弁当も収納できます。山猫は、大きなフォトウォレット、ポーチ、手帳、携帯電話を入れて使用しています。

外国の古い鞄をイメージソースにしたデザインは、どこかクラシカルなたたずまい。きれいめコーデで上品に、ラフなスタイルに格上げに、いろんな着こなしに合わせられるから、一つ持っておくと本当に重宝します。肩掛けはもちろん、サイズが合う方にはたすき掛けにしてもおしゃれ。好きなスタイルにあわせて、どこにでも連れていけます。

この春から、ずっと一緒の一生モノに

「銀行用にとささっと作ったんですけど、今はどこにでも連れて行っています」と岡さんも愛用中のこの鞄。山猫ももう5年間使っていますが、使うほどに愛着が深まっていくのを感じます。

革の鞄は一生モノと言われますが、これはとてもしっかりとした作りで、ちゃんと手入れをすれば本当に一生使えるかもしれません。年齢も性別も超えて、ずっと愛せる究極のベーシックと言えそうです。愛着がずっと湧いてくる魔法の鞄。ぜひ一つ持っておいていい鞄です!

2021年春、新しい季節の始まりの記念にも。この春から使い始めれば、ずっと人生を一緒に歩いていくパートナーになってくれるかもしれませんよ。

次回は、スタイリストさんが欲しかった憧れのお仕事鞄をピックアップします。どうぞお楽しみに!

福岡の鞄作家と作った 本革スヴニールバッグ〈ノアール〉

1個 ¥37,950(税込み)

日本のモノづくりを通してたくさんの素敵な物語を伝えるために続けてきた「日本職人プロジェクト」。2004年のスタート以来、様々な魅力的な方の想いと共に「物」語るアイテムを誕生させてきました。

プロジェクトリーダー 山猫

ITEM

CATEGORY

BRAND

SEARCH

PICK UP

  • 新作デジタルカタログ