• ”正解”よりも、あなたの心地よさを

  • 鎧を脱いで、深呼吸。

  • 誰かの目線より、自分の感覚

  • 完璧よりも、ごきげんな私を選ぶ

  • 鏡の前のダメ出し、今日はお休み

  • 今日は、いちばんの味方でいてあげて

  • できないことは、明日やればいい

  • 揺らぐのは、一生懸命生きてる証拠

  • 居心地のよさは意外とすぐそばに

  • 奇跡を待つより、軌跡を信じて

  • こころの波にあらがわない

{ concept }

揺らぐからだ、変わっていくこころ。“間違い”でも、”弱さ”でもなく、私たちが生きてきた愛おしい軌跡たち。誰かが決めた物差しは置いといて、自分の肌で感じる「心地よさ」だけを信じてみる。ここは、そんな選択を積み重ねて、揺るぎない今の「わたしの居心地」をととのえていく場所。さあ、深呼吸と一緒に。わたしを満たす、新しい扉を開きましょう。

  • ”正解”よりも、あなたの心地よさを

  • 鎧を脱いで、深呼吸。

  • 誰かの目線より、自分の感覚

  • 完璧よりも、ごきげんな私を選ぶ

  • 鏡の前のダメ出し、今日はお休み

  • 今日は、いちばんの味方でいてあげて

  • できないことは、明日やればいい

  • 揺らぐのは、一生懸命生きてる証拠

  • 居心地のよさは意外とすぐそばに

  • 奇跡を待つより、軌跡を信じて

  • こころの波にあらがわない

2026.10.09

  • こころの深呼吸

「隠さなきゃ」を、少しだけ手放す。大人のインナーは「重ねて」楽しむ

「見えてるよ!」に慌てていた、あのころの私

高校生のころ、夏服のブラウスから“ブラひも”がちらりとのぞいていて、友だちに言われたことがある。
「ねえ、ブラひも見えてるよ!」
その瞬間、顔がかっと熱くなった。
「えっ、うそ!」
あわてて肩を隠すようにカーディガンをはおって、そのあとは一日中、肩のあたりが気になって仕方がなかった。

思えば、大人になってからもそうだった。

お手洗いの鏡で、ブラやキャミソールの肩ひもがずれていないか確認する。
服の首もとが少し開いている日は、インナーが見えていないか気にする。

「下着は見せないもの」
「見えてしまったら、恥ずかしい」
「きちんと隠しておくのが、大人の身だしなみ」

そんな感覚が、いつの間にか私の中に染みついていたのだと思う。
だから、インナーを着るときも、まず「どう隠すか」を考えてきた。

素敵だな、と思うのに。鏡の前でソワソワしてしまう理由

ところが最近、街を歩くと様子が違う。

透け感のあるシアーなブラウスから、黒いキャミソールがうっすら。
首もとがゆるっと開いたニットから、きれいな色のストラップがちらり。

“あ、素敵……!”

思わず目で追ってしまうし、実は似たようなシアーシャツを、私も買ってある。
なのに、クローゼットにかかったまま、まだ一度も袖を通していない。

いざ鏡の前で合わせてみると、どうにも落ち着かないのだ。

「これ、私がやったら“下着が見えちゃってる人”になるんじゃない?」そう思った瞬間、昔の「ブラひも見えてるよ!」が、記憶の奥からひょいと顔を出す。

かといって、中にインナーをぴしっと着込んで全部を閉じてしまうのも、なんだかわくわくしない。
せっかく“素敵”と思えた気持ちまで、一緒にしまいこんでしまうみたいで。

「下着を見せる」じゃなくて、「服を重ねる」ファッション

そんなことを考えていたある日、ふと気づいた。
もしかしたら、私がソワソワするのは、インナーを「下着」の機能としか見てないからかもしれない。

下着が見えている、と思うと恥ずかしい。でも、Tシャツの上にシャツをはおるのと同じように、「重ね着のパーツのひとつ」だと思ってみたらどうだろう。

そう考えてみると、少し見え方が変わった。
見えちゃった、じゃない。
自分で選んで、重ねている。

それだけで、鏡の中の私の表情が少し変わる気がするのだ。

大人の私が安心できる、「品よいチラ見せ」3つのこと

1、ストラップは「まっすぐ」を選ぶ

 フリルやレースのストラップは、どうしても“下着感”が出やすい。選ぶなら、すっきりとした直線的なストレートストラップ。背中でクロスしていたり、少しアレンジが効いていたりするものも、かえって服のデザインの一部に見えて頼もしい。

2、ベージュで隠すより、「あえての差し色」

これまでは、透けないようにベージュ一択だった。でも、見せる前提なら話は別。
服になじむ同系色でもいいし、黒やブラウン、きれいカラーを差し色にすると、ぐっと“おしゃれ”感が出る。中途半端に隠すより、自分で選んだ色を堂々と重ねるほうが、むしろ品よく見えるものなのかもしれない。

3、胸もとより「首もとや背中」から、マットな質感を

のぞかせるなら、首もとや背中から。
そのほうが、ぐっとヘルシーに見える気がする。素材も、つやのあるサテンより、リブやマットなコットンを選ぶと、服になじんで落ち着いた印象に。

昔のルールをほんのり、ゆるめてみる

「下着は見せないのがマナー」。
そう教わってきたことも、間違いじゃなかったのだと思う。

でも、ルールに縛られて窮屈に感じ始めたのなら、少しずつゆるめてもいい。その日の気分や好みに合わせて、少しだけ選び方を変えてみてもいいのかもしれない。

「今日はこれくらい見せてみようかな」
「この色、ちょっと好きかも」

そんな小さな気持ちを楽しみながら、自分のからだと服とのちょうどいい距離を探していく。

昔の「こうしなきゃ」より、今の私が「これなら心地いい」と思えるほうへ。
そんなふうに、インナーとの付き合い方も、少しずつ自由にしていけたらいいなと思う。

そうだ。まずは、このあいだ買ったシアーシャツに、首もとのすっきりしたおしゃれカラーのブラインナーを合わせてみよう。

鏡の前でソワソワしたら、「これも重ね着のひとつ」とニコっと笑って言い聞かせて。

  • Writer / 貝津美里
  • Illustration / スミアヤカ

For you

この記事を読んだあなたへ