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フェリシモたすけあい基金からの支援活動報告「困難を抱えた若者にLINEで相談事業と生活支援を行なう」(認定NPO法人 D×P)

「フェリシモ たすけあい基金」より、2021年度に拠出した認定NPO法人D×Pさまからこのたび活動レポートをいただきましたので、みなさまにご報告します。

2021年12月6日。親にも頼ることができず、年末年始の生活を乗り切ることが不安な10代~20代前半の若者(最大250名)を対象に、ひとりあたり8万円の給付を実施することを決定。SNSなどで情報を拡散すると、わずか1週間で380名の若者から相談があり、審査の結果、年末の12月31日までに、257名の若者に対して給付金の振り込みを完了することができました。

今回の「フェリシモ たすけあい基金」からのご支援は、このうち6名の方に給付するために使わせていただきました。

また、8万円の給付までは必要ないけれど、年末年始の生活を乗り切るには不安がある場合は、これまで同様の3万円の給付を実施することでサポートをしました。

食糧支援・現金給付を希望する若年層のアンケート結果によると、51%が「ひとり暮らし」をしていて、55%が「ひとり親家庭で育った」と回答しています。

保護者を頼れない事情はさまざまあって、「保護者が障害や病気を持っていて働きづらい」「家族もコロナの影響で収入が減っている」など、家族も経済的に苦しい場合や、「家族との折り合いが悪い・虐待を受けていた」という理由から、「連絡が取れない・取りたくない」といった場合もあります。

また、「当てはまる経験の項目」では複数回答をする人も多くいて、さまざまな背景が現状の困窮へとつながっているようです。相談者を住む地域の社会福祉協議会や子育て支援課、他のNPOなどにつなぐ必要性を感じた時は、本人の許可を得て、相談員から支援機関に情報を共有して地域と連携しながらサポートをしています。

食糧支援・現金給付でサポートをした相談者の声

学生の方、ひとり親で子育てをしている方など状況は様々ですが、現金給付を受け取ることで、安心して年始を迎えることができたという声が届きました。

〈支援者へのメッセージ〉

私たちは、コロナ禍で収入が減少、病気や障害を持っているなど、さまざまな背景がある若者と出会い、LINEでのやり取りを続けてきました。今はなんとか生活が成り立っていても、ふとしたことがきっかけで、生活が成り立たなくなる可能性もあります。

そんな時に、普段も使っていてアクセスがしやすいLINEで相談ができる機会を届けています。相談員と相談者という関係ではなく、ひとりの人としてのつながりを大切にした、関係性を構築していく取り組みを今後も続けていきます。

■困難を抱えた若者にLINEで相談事業と生活支援を行なう
実施場所 : 日本国内
実施期間 : 2021年12月~2022年3月
・D×Pさまのその他の支援活動はこちら

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