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iPS細胞で輸血に必要な血小板作製を目指す(京都大学iPS細胞研究所)

輸血は最も身近な細胞治療の一つですが、輸血用血液は献血するドナーに依存し、近い将来日本を含む多くの国において需要に供給が追いつかないことが予想されています。そのため、献血にとって代わる新たな生産システムとして、ヒトiPS細胞を用いた血小板作製技術が期待されています。

江藤 浩之 教授(CiRA)らの研究グループは、ヒトiPS細胞を用いて大量に高品質の血小板を作製することに成功し、作製した血小板は輸血用血小板としての機能が確かめられました。今回発表された研究は今後の輸血医療、細胞治療等に影響をもたらすことが期待されます。この研究成果は2018年7月13日に米国科学誌「Cell」でオンライン公開されました。

 

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記者に説明する(左から)伊藤研究生、江藤教授

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  • 私は難病患者 より:

    私は脊髄小脳変性症(おそらくは後に多系統萎縮症と病名が変わる)の患者です。検査、治療を受けていても、わからないことだらけのまま病気が進行していくんだなあと実感しています。リハビリが一番有効と実感してはいても、本来あまり運動が好きではありません、苦しいです。でも、iPS研究所の皆さんが、マラソンに挑んでいるお姿を見て、自分もリハビリを頑張ろうと思っています。自分の命があるうちに出来れば新薬が欲しいです。それがかなわなくても、次世代に治る病であってほしいです。とりあえず、新薬が出来る日に少しでも今の体力が残っているよう、皆さんと一緒に頑張っているつもりでリハビリ続けます。

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