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地球村の基金活動報告ー「餓死寸前」のイエメン~世界最悪の人道危機に支援の手を~(「世界の医療団」認定NPO法人メドゥサン・デュ・モンド ジャポン)

2019年にフェリシモ 地球村の基金から支援をしているプロジェクト『「餓死寸前」のイエメン~世界最悪の人道危機に支援の手を~』の活動レポートを世界の医療団さまからいただきましたのでみなさまにご報告します。

〈プロジェクトの実績報告〉

世界最悪の人道危機に見舞われているイエメンで、2015年から活動している世界の医療団は、現在イエメンの首都サヌアにコーディネーションの拠点、イッブとアデンの2都市に現地拠点を構え、イエメン保健省および現地団体と協働して、”誰もが医療につながれる”ための活動を行っています。

6つの病院、10のヘルスケアセンターをサポートしながら、無料診察、妊産婦検診、ワクチン接種、子どもたちの栄養状態の確認、カウンセリングなどの心のケアや健康教育を実施しました。子どもたちや妊婦、授乳中の母親たちには、特に手厚い支援が行われています。

2020年の4月半ばには、豪雨と洪水の影響で多くの被災者や負傷者が出て、下水設備も被害を受けました。そのため、500万人を超える5歳未満の子どもたちが、汚染した水で感染が拡大するコレラや下痢の脅威にさらされました。

現在は保健省とともに、ジフテリアや麻疹、さらに新型コロナウイルスも含めた感染症予防システムの強化に取り組んでいます。

〈現地の様子・現地の声〉

空爆によって、空港や道路などのインフラが破壊されると物資の流通が滞りました。内戦の混乱で物価の高騰も重なると、イエメンの人々の飢餓状態は深刻なまま改善されていません。また、機能していない医療機関も多く、医療体制も十分ではありません。

そこに、世界中で感染が拡大している新型コロナウイルスが襲い掛かり、イエメンでも、4月10日に東部ハドラマウト県で感染者が確認されました。

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日本と同様、医療従事者は防護具を身につけて診察にあたっています。
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看護師が検温をする時は、接触せずに熱が測れる体温計を使用しています。

新型コロナウイルス感染拡大予防の啓発活動も開始されました。写真は、子どもたちに感染予防のチラシを配るヘルスボランティアです。感染を防ぐためには、どのように感染は広がるのか、どうしたら感染が防げるのかを知り、一人ひとりが意識しながら行動することが不可欠です。

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〈支援者へのメッセージ〉

日本から遠い国であるイエメンの人々に思いを寄せていただき、ありがとうございます。

世界の医療団が目指すのは、どんな状況にあっても、“誰もが医療につながれる”こと。 治療を受けられない子どもたちや、不安に駆られている妊産婦たちを前に、何もしないでいることはできません。「私もそう思う」と、共感してくれる方が増えることで、“誰も医療から取り残されない世界”に一歩近づくことができます。

(世界の医療団さまより)

■「餓死寸前」のイエメン~世界最悪の人道危機に支援の手を~
実施場所:イエメン
実施期間:2019年8月~2020年7月末日
・プロジェクトの詳細はこちら
・プロジェクトの報告(実績
・世界の医療団さまのその他の支援活動はこちらから

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