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2015年度基金活動報告 ― 世界の子どもたちへの教育支援(公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)

2015年度に次の基金より拠出した公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンさまより活動レポートが届きました。

 

セーブ・ザ・チルドレンは、子どもの読み書き能力の向上を中心に、教育の質の向上を目指した支援活動を実施しています。就学前の子どもたちから、就業を目指す若者まで、2015年は約1,570万人に直接支援を届けました。

 

就学前教育:
世界には幼稚園がない地域、また幼稚園に通うことのできない子どもたちがたくさんいます。
小学校に入ってから、学校での集団生活に慣れ、学力を身に着けていくために、就学前に幼稚園などで身体的、精神的、認知的に健全な発達の機会があるとことはとても重要です。

モンゴルでは、幼稚園が住む場所のそばにはないため通えない遊牧民の子どもたちに学習玩具や絵本を提供して、家庭で親と学べる機会を提供しました。また、タンザニアでは、10箇所の幼稚園整備を行い、幼児教育についての教員研修を行いました。

2015_SCJ_Mongolia.jpg遊牧民の子どもたちへ小学校就学前に家庭で学べる機会を提供(モンゴル)

2015_SCJ_tanzania.jpg貧困地域に住む子どもたちへの就学前教育(タンザニア)

 

基礎教育:
学校があっても、教育の質が不十分であると、子どもたちは授業が十分に理解できなかったり、学校に通わなくなったりすることがあります。

ベトナムでは、少数民族の暮らす北部山岳地帯で、特に低学年の子どもたちを対象に公用語のベトナム語だけではなく民族の言語を取り入れた多言語教育事業を展開しました。また、教員や補助教員には、子どもがより理解できる教え方について研修を行いました。

2015_SCJ_vietnam.jpg 少数民族の子どもたちのための多言語教育事業(ベトナム)

子どもの声:
ズンさん(11歳・ベトナム)
学校までは歩いて1時間かかるけれど、勉強が好きです。図書館には毎日通っていて、シンデレラなどお姫様のお話が大好き。もっといろいろなお話を読みたいな。家では、毎晩8時から1時間を勉強の時間にしています。

 

<支援者のみなさまへ>
セーブ・ザ・チルドレンの教育支援事業へご支援いただきありがとうございます。みなさまのご寄附によって、世界で学校に通えない子どもたちや、学校に通っているのに十分に知識が身に着かない子どもたちに支援を届けることができます。教室から、子どもたちの未来が動き出します。子どもたちが笑顔で学校に通え、それぞれの夢を叶えることができるよう、ぜひ、これからもご支援をお願いいたします。

 

■ セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンさまのその他の活動はこちらからご覧いただけます。

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