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スペインのチョコレート

2026.07.24

ファミリーのなかよしチョコ〈トゥルファス マティネス〉

バレンシアはショコラティエが多いです。
ほかの街はそんなに多くないから、毎日移動になるのです。最近は街の中心から離れた店に行くので、ほんと移動の連続です。
日本では知られていないローカルチョコを紹介する道はなかなかハードです。
そんな中、歩いて行けるー。
ありがとー。

〈トゥルファス マティネス〉は地元で人気のショコラティエ。

きれいなお店に入ると、3代目のママ、テレサと2人の姉弟、ロシオさんとブアファくんが待っていてくれました。
地域の素材や歴史を大事にしていて、どれもきちんと説明してくれます。
その中で死ぬほどうまかったのは、この地域だけでよく見るチョコ。
その名もまんま「トリュフ」

手前から2番目の丸いやつがそうです。
もう、とろけるうまさ。
…なんですが。これは冷凍で、しかも賞味期限はその日限り。そりゃうまいよ。
こんな輸入できないおいしいチョコを食べるのショックーーー。
メイン商品がこれだったら、ほかはないのかなと思いきや。
細長いチョコが。トリュフの横に並んでるものです。これは常温で送れると。
昔は結婚式の時にみんながタバコを配ってたそうです。
今はみんなタバコ吸わないから、結婚式の時にこの葉巻形チョコを配るそうです。
おめでたいチョコだ。
昔は病院でもタバコ吸ってたのよ、とママが言うと、子どもたちがびっくり。日本もスペインでも同じ光景ですね。

あとやっぱりオレンジチョコは最高。これは外せません。
いろいろオレンジチョコはありますが、このバレンシアでオレンジチョコは素通りできません。もちろん、地元産のオレンジを使用しています。

ママが作るこの地域を守るローカルチョコかと思いきや。

いや待てよ。今度はビーン トゥ バーのお話になり、産地のお話になりました。スペイン語って中南米とお仕事しやすいですよね。うらやましい。

聞いてみると、新しいチョコもなかなかのオリジナリティー。そんな中で。
え?こんなチョコ食べたことない。しかも、うっま。

うっすーーーい割れチョコをパンに乗せ、オリーブオイルをかけて食べるチョコ??
やっばっ。
オリーブオイルはオレンジと並ぶこの地域の特産品です。
ええー、うまいに決まってますやんっ。なんで今までなかったのか。
すごいところに目をつけたね。
確かにいいカカオでこの薄さが出来たから成立したバランスやね。テンション爆上がりです。
こんなにカカオもしっかりイマドキ大人味ですごいんだけど、ちゃんとプラリネから手づくりで作るところとか。新旧がしっかり混在してる。
そーーなんです。これ、今のスぺインの特徴。
かなりしっかりした歴史系チョコを引き継ぎながら、ちゃんと新しいものもほかの地域に負けてない。それも、地に足がついた地元素材とか使うんです。かっこよすぎ。
バレンシアという小さな街でもこの考えが定着してる感じ。

チョコ界の未来はやっぱりスペインかも。

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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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