去年の秋、器がテーマのときにコラボさせていただいた有田焼のしん窯『青花』さん。大好きな異人さん柄でシャツを作りましたが、シャッだけでは満足できず、今回はTシャツを作らせてもらいました!前回おうかがいした有田焼の製作工程の取材時、線の内側を塗りつぶす濃みを行う前の線画状態の異人さんも素敵だったことを思い出し、今回は濃み前の線画を図案にしています。線のみでの表現になるので「いつもより力強い線で表現してほしい」とお願いし、絵師の栗丸さんと下平さんに協力していただきました。だいぶ勝手が違うようで、何度も下描きを繰り返し、半紙に練習をして……。納得いくまでたっぷりと時間をかけて、素敵な図案に仕上げてくれました。白いTシャツにはティンパニ・バイオリン・ベースを奏でる異人さんたちの音楽隊をプリント。色は本焼きする前の呉須の色をイメージした墨黒にしています。表だけでなく、後ろ身ごろの右すそには、バイオリンのワンポイントプリントもほどこしています。シルエットは、大きくも小さくもないレギュラーサイズで、年齢などに関係なく誰でも着やすいTシャツに仕上げています。どことなくユーモラスで愛きょうのある異人さん、やっぱりTシャツになっても素敵でした。