今回は、以前よりお会いしたかった『シバタピンタック』の柴田さんにお話を聞かせてもらいに、群馬県の太田まで行ってきました。和モノづくりのアイテムで時々タックデザインの商品を企画していたのですが、そのタックがとてもきれいに縫われていて、聞くと「ピンタック専門の加工場にお願いしている」ということだったので、一度縫製しているところを見てみたかったのです。『シバタピンタック』は、柴田さんが勤めていた縫製工場から独立されて以来、40年以上ピンタック専門でやってこられたそうです。ピンタックには同時に何本も縫える専用の加工機もあるのですが、それだと後ろ側にもヒダができてしまうため、肌ざわりも納まりも悪い。柴田さんが使っているのは、独自で改良したシンプルな本縫いミシンとアタッチメントです。タックの一本一本を、今までの経験と技術を駆使して、ていねいに縫われています。だから後ろ側はすっきりとフラットで、タックの微妙なゆらぎが繊細な味わいを生んでいます。シバタピンックは柴田さんひとりでされているので、今回の商品はすべて柴田さんが縫ってくれることになります。78歳の柴田さんの『業』が光るピンタックブラウスをぜひ手に取ってみてください。