洗濯物をたたんで各部屋にしまう作業は、移動や作業量が多く、毎日の家事の中で負担に感じている人も多いのではないでしょうか。

ズボラな性格ではきれいな収納を保つなんて夢のまた夢……。

だんだん引き出しの中がぐちゃぐちゃになり、目当ての服を見つけられなかったり、しわがついてしまったりするかもしれません。

今回は、そんなズボラさんにおすすめする服の収納方法や、便利な収納グッズを紹介します。

「毎日服をしまうのが苦手で、ついつい出しっぱなしにしてしまう」「ズボラな性格に合った収納を知りたい」という人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

服の収納をラクにするポイント

ズボラさん向けの服の収納方法を見ていく前に、まずは服の収納をラクにするためのポイントをおきましょう。

ここでは、服の収納をラクにするポイントを3つ紹介します。

  • 服の数を減らす
  • 服を収納するまでの動作を減らす
  • 服を管理する手間を減らす

いくら収納方法を工夫しても、収納をラクにする仕組みができていなければ、次第に使いづらくなってしまう恐れがあります。

服をしまうのが苦手な人は、今現在の収納はどこが使いづらいのか、照らし合わせながらチェックしてみてくださいね。

服の数を減らす

服の数を減らすと収納スペースに余裕が出るので、収納がラクになります。

「まだ着られるから…」「いつか着るかもしれないから…」といって、ほとんど着ない服を奥の方に眠らせていませんか?

着ない服のために収納スペースが圧迫され、使いづらくなってしまっているのはもったいないですよね。

着ない服は思い切って処分し、着る服だけをもつようにすると、必要な場所に必要な服を迷わず収納できます。

服を選ぶときもしまうときも、お気に入りの服だけがすっきりと並ぶ収納なら快適です。

衣替えのタイミングで「今シーズン着なかった服はないか」「収納スペースに対して服が多すぎていないか」を見直すのがおすすめです。

服を収納するまでの動作を減らす

収納をラクにするためには、動作を減らすことが重要です。

服を洗濯してから収納するまでには、どのような動作が必要かチェックしてみましょう。

  1. 洗濯機から濡れた服を取り出してカゴに入れる
  2. 洗濯を干す場所まで運ぶ
  3. ハンガーに掛けて干す
  4. 乾いたら取り込んでハンガーから外す
  5. 服をたたむ
  6. 収納する部屋まで持っていく
  7. クローゼットを開ける
  8. 収納ケースを開ける
  9. 先に収納されている服が手前にくるようにしまう
  10. 収納ケースとクローゼットを閉める
  11. 洗濯カゴを洗濯機のそばに戻す

服を収納するまでの流れには、必要な動作や移動が多くて大変ですよね。

なかなか収納までたどり着けず、たたみかけの服をリビングや階段に置きっぱなしにしてしまった経験も、ズボラさんなら一度はあるでしょう。

服を収納するまでの動作を減らすためには、しないことを決め、動線を工夫しましょう。

たとえば、乾燥機能つき洗濯機に替えると「洗濯物を干す場所まで運ぶ」「ハンガーに掛けて干す」「乾いたら取り込む」動作を減らせます。

ほかにも、ランドリールームのあるおうちなら「洗濯機で洗う」「干す」「しまう」の間に移動がいらない効率のいい動線が叶います。

服を管理する手間を減らす

収納について考えるのが大変だと感じる人は、知らず知らずのうちに服や収納用品を管理する手間がストレスになっているかもしれません。

たとえば、収納スペースが足りず服を入れにくくなったときには「収納場所を増やすべきか」「服の数は適量か」「どの服なら処分できるか」など考える点が多くなります。

収納スペースを管理する手間を少しでも軽減するためには、服を1着買ったら1着捨てるルールにして、数を把握しなくても管理できる状態にするのがおすすめです。

ほかにも、男性用・女性用・すべりにくい・肩部分が太くて跡が残りにくいなど、ハンガーを何種類も持っていると管理の手間が発生してしまいます。

ハンガーを揃えれば見た目がすっきりするだけでなく、どのハンガーに掛けるか迷ったり、探したりする手間がなくなりますよ。

記事の後半では、さまざまな服に対応できるおすすめのハンガーを紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。

ズボラさん向け服の収納方法①動線の工夫

1つめに紹介するズボラさん向け服の収納方法は、動線を工夫した収納です。

洗濯した服を寝室や子ども部屋など、あちこち移動しながら収納するのはとても大変ですよね。

時間も手間もかかるので、つい面倒になってソファーやベッドの上が服置き場になってしまうことも。

服を収納するまでの動線を工夫すれば、移動距離も時間も短縮できるので、一気に負担を軽くできるでしょう。

近年は家事動線に注目が集まっているため、住む人みんなの服を1つの場所に収納する「ファミクロ(ファミリークローゼット)」のある間取りが人気です。

ここでは、おうちにファミクロがある場合とない場合に分けて、服を収納するまでの動線を工夫する方法を解説します。

ファミクロがある場合

おうちにファミクロがあれば、服を収納するための移動を最小限にできるので負担軽減・時短になり、ズボラさんでもストレスが少ないでしょう。

大人の服も子どもの服もファミクロに収納して、管理の手間を減らせます。

子どもが大きくなり身の回りのことができるようになってきたら、個別に洗濯済みの服を入れるカゴを用意し、各自で収納するルールにするのがおすすめです。

さらに成長して子ども部屋で着替えるようになれば、ファミクロから服を移し、空いたスペースは納戸として使うこともできますよ。

ファミクロがない間取りでも、使っていない子ども部屋や納戸、リビング横の和室などをファミクロとして使うのもありです。

服を収納するときの移動が負担だと感じている人は、ぜひファミクロを取り入れてみてください。

ファミクロがない場合

「おうちにファミクロがない」「代わりとなるスペースも間取りの都合で作れない」という人には、使いやすい場所に服を収納する方法がおすすめ。

たとえば、下着・パジャマは洗面所に収納すると、お風呂に入るために服を取りに行く手間がなくなるのでラクちんです。

ほかにも、子供服・給食袋やハンカチなどの保育園用品をリビングに収納すれば、朝の忙しい時間にバタバタと移動する手間を減らせます。

また、仕事着やアウターなど、よく着る服はクローゼットにしまい込まず「ちょい掛けスペース」を利用すると、収納するときも着替えるときも便利になりますよ。

使う場所ごとに服をしまう手間はかかりますが、着替えをするときの面倒くささがなくなるので、ズボラさんにもおすすめです。

ズボラさん向け服の収納方法②たたまず収納

2つめに紹介するズボラさん向け服の収納方法は、たたまず収納することです。

服をたたまない収納方法には以下のものがあります。

  • ハンガー収納
  • ポイポイ収納
  • 丸めて収納

ひとつずつ見ていきましょう。

ハンガー収納

ハンガー収納は、干した服をハンガーから取り外さずクローゼットやハンガーラックに掛けて収納する方法です。

収納の手間を大きく減らせるだけでなく、着替えるときも引き出しを開けたりかがんだりせずスムーズに選び取れるメリットがあります。

ハンガーラックに掛けるときは、丈の長いものと短いものを分けて、詰め込みすぎないよう余裕をもって収納するとすっきり見やすくなりますよ。

ハンガー収納は、たたむ場合と比べて服にしわがつきにくいので、シャツやブラウスの収納にぴったりです。

逆に、ハンガーの跡がつきやすいニット素材の服や、フード部分がかさばるパーカーはハンガーから外して収納するのがよいでしょう。

ポイポイ収納

ポイポイ収納は、服をたたまず放り込むだけの収納方法です。

下着・肌着・靴下・パジャマなどのように、しわになってもそれほど気にならない衣類は、思い切ってたたまずに収納してみましょう。

収納ケースの中を仕切っておけば、着替えるときに探しまわることもありません。

先に入っている衣類をざっくり手前に寄せながら、ポイポイと後ろに収納していけば、先入れ先出しもできますよ。

通学や仕事用の靴下は、同じものを数セット揃えると、左右を合わせずにポイポイ放り込めてさらにラクちんになります。

しわになりにくい・気にならない服は、積極的にポイポイ収納を試してみてください。

丸めて収納

丸めて収納は、ポイポイ放り込む収納にひと手間かけて、軽くたたんで入れる収納方法です。

丸めたり軽くたたんだりするだけで、服にしわがつきにくく、たくさん収納できます。

不織布ケースや紙袋などで仕切ると、丸めた衣類が倒れないので探しやすくておすすめですよ。

ニットやズボンはしわになりにくいですが、ポイポイ収納するとかさばって取り出しづらいので、丸めて収納するのが向いています。

Tシャツもしわがあるとだらしない印象になりがちなので、軽くしわを伸ばしてから簡単にたたんで収納しましょう。

しわになりやすい服はしっかりたたみ、なりにくい服は軽くたたむようにするだけで、負担を大きく減らせるので試してみてください。

さらに負担を軽くする方法として、トップスをたたむときのガイドになる収納ケースを使えば、10秒ほどで毎回同じ大きさに仕上げられます。

記事後半で商品を紹介しているので、一度チェックしてみてくださいね。

ズボラさん向け服の収納方法③衣替えの簡素化

3つめに紹介するズボラさん向け服の収納方法は、衣替えの簡素化です。

このあいだまで夏だと思っていたら突然冬のように寒くなってしまい、すぐに冬服を準備したいときでも、衣替えを簡素化しておけばササっと入れ替えできます。

ここでは、衣替えを簡素化する方法を3つ紹介します。

  • ハンガー収納は位置を替えるだけ
  • 収納ケースごと入れ替える
  • 中間着は衣替えしない

ひとつずつ見ていきましょう。

ハンガー収納は位置を替えるだけ

ズボラさん向け服の収納方法②で紹介した「ハンガー収納」は、衣替えもラクにしてくれます。

冬服も夏服もハンガーに掛けていれば、衣替えは場所を入れ替えるだけでOK。

1人分の服なら5分もかからず衣替えが終わるでしょう。

ただし、ぎゅうぎゅうになるほどたくさんの服を掛けると、探しにくいだけでなく湿気がこもってカビが生える原因にもなってしまいます。

あれもこれもハンガー収納にするのではなく、服がクローゼットの7割程度になるように意識して掛けてみましょう。

クローゼットは湿気がこもりやすい場所なので、定期的に換気するのが大切です。

収納ケースごと入れ替える

キャスターつきで移動可能な収納ケースを使えば、衣替えは収納ケースごと入れ替えるだけで済みます。

奥行きのある押し入れ収納では、奥にオフシーズンの服を入れた収納ケース、手前にオンシーズンの服を配置すれば、前後の収納ケースを入れ替えるだけで衣替え完了!

ほかにも、同じ大きさの引き出しケースを使えば、引き出しを入れ替えて段階的に衣替えができるので便利ですよ。

中間着は衣替えしない

長袖Tシャツや薄手の羽織ものなど、中間着はあえて衣替えしないのも手です。

夏服に替えたあと急に肌寒くなった日や、冬服に替えたあと急に暑くなった日に重宝するので、常にオンシーズンの収納エリアに入れておきましょう。

中間着の衣替えをやめれば、真夏の服と真冬の服だけ入れ替えればいいので、負担も軽くなりますよ。

便利な収納グッズ3選

服の収納をラクにしてくれる便利なグッズを3つ紹介します。

  • トップスたたんで収納ボード
  • ノンスリップスリムハンガー
  • スーパースリムスチールコートラック

今回紹介したズボラさん向け服の収納方法でも使えるアイテムなので、ぜひチェックしてくださいね。

トップスたたんで収納ボード

Tシャツ・ロンT・シャツ・カットソー・薄手のセーター・カーディガンなど、さまざまなトップスを簡単に同じ大きさにたためる、ガイドつきの収納ボードを紹介します。

広げたボードに服を広げて置き、ガイドに沿って3回折るだけで完成。

所要時間はなんと10秒!不慣れなパパやお子さんでもきれいに服をたためますよ♪

服を取り出さず収納ケースに入ったまま使用すれば、本棚に本を収納するようにすっきりとしまえます。

1/d for Shirts トップスたたんで収納ボードの会

月1セット ¥680 ( +10% ¥748 )

ノンスリップスリムハンガー

おしゃれですっきりとしたハンガー収納が叶うことで人気のMAWAハンガーから、ノンスリップスリムハンガーを紹介します。

肩部分全体に滑り止めをたっぷりほどこしているので、えりぐりの広いカットソーからカーディガンまで、服がずれ落ちません。

人の肩の丸みに近いカーブ形状によって、ハンガーの肩跡がつきにくく、衣類の型くずれも防ぎます。

薄型ハンガーなので、服をたくさん掛けてもかさばりにくいのが嬉しいですよね。

肩のラインくずれ解消 ノンスリップスリムハンガーの会

月1セット ¥1,000 ( +10% ¥1,100 )

スーパースリムスチールコートラック

幅約22cmのスーパースリムなコートラックを紹介します。

部屋を圧迫しないスリムなデザインは、玄関やリビングの「ちょい掛けスペース」にぴったり。

アウターや翌日着る仕事着などを「ちょい掛けスペース」にかけておけば、片付ける手間も取り出す手間も省けます。

約160cmの高さがあるので、ロング丈のコートも余裕で掛けられるのも嬉しいポイント。

幅たったの22cm! スーパースリムスチールコートラック〈ブラック〉

1個 ¥3,980 ( +10% ¥4,378 )

まとめ

ズボラさん向け服の収納方法を3つ紹介しました。

  • 動線を工夫する
  • たたまず収納する
  • 衣替えを簡素化する

どの収納方法から始めても効果があるので、紹介した便利グッズも参考にして、取り入れやすいものからチャレンジしてみてください♪

フェリシモ「Kraso(クラソ)」では、今回ご紹介した商品以外にも、さまざまなおしゃれなグッズが揃っています。

気になる方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね!

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