育てて楽しむ、自分だけのヴィンテージ。
21年目を迎える日本職人プロジェクト〈&Stories / アンドストーリーズ〉の今季テーマは、「Vintage vibe」。職人や作家などたくさんの人の手から生まれた特別な逸品たちを、日々の暮らしの中で楽しみ、味わうことで、いつしかヴィンテージになっていく。そんな喜びが感じられる、メイド・イン・ジャパンのプロダクトアイテムをご用意しました。
ヴィンテージショップオーナーとのコラボを中心に、普遍的な魅力が詰まったモノたちをラインナップ21年という月日を重ねてきたからこそ生まれた「Vintage vibe」を、是非感じてください。今回のブログでは「新作のアクセサリー特集」をご紹介します。

手もとを飾る、大人モノトーン。
いつも見惚れるほど素敵な時計を作ってくれる、金沢にある時計工房のアートディレクター・牛島孝さん。日本職人プロジェクトメンバーの無理難題に、一年越しで応えてくださったのが今回デビューする新作モデルです。
「スクエアな文字盤が生きる、今までにないものを」という日本職人プロジェクトのリクエストが形になった、モダンでエレガントな腕時計。


スクエアな文字盤は、日本画家でもある牛島さんが「溜塗(ためぬり)」という技法で一点ずつ筆を使って着色しています。真ん中の白は、あえて塗り残した部分。手描きのゆらぎを生かしたこの余白が、吸い込まれそうな魅力を放ちます。白と黒とのコントラストで数字が見やすいところもポイントです。

下地には純銀メッキが施されているから、角度によってちらりと光るのもまた素敵。時間を示す数字もすべて手彫りで、手塗りと見事に調和しています。手塗りによる濃淡と手描きの数字は、まったく同じものが存在せず、すべて世界でただひとつ。
時計の製造はすべて手作業のため、一度に大量には作れません。工房で試作と検証を繰り返し、ある程度数が作れる目途がついたことで、今回の発売となりました^^ 一目惚れした方、この機会をお見逃しなく!


金沢の時計職人が作った 淑女のモノトーン腕時計〈ブラック〉
1本 ¥30,250(税・送料込み)
輝きは、時代を超えた「宝物」。
次にご紹介する腕時計は、これまでとは全く違うアイテム。白蝶貝を使用した、宝飾品のような美しさを持つ新作時計です。
シーズンテーマである「Vintage vibe」の世界観を表現する時計として登場する、白蝶貝の腕時計。金沢の時計工房のアートディレクターであり日本画家でもある牛島孝さんが、「古来から重用されてきた貝素材の魅力を引き出したい」と、5年以上かけてたどり着いたこだわりの逸品です。

白蝶貝は、真珠貝の中では特に大きな種類の二枚貝です。 内側は、やわらかく銀白色に輝く真珠層を持っています。この白蝶貝の真珠層を切り出し、漆や木に嵌め込む技法を螺鈿(らでん)と呼びます。螺鈿の歴史はとても古く、奈良時代に中国から日本に持ち込まれたといわれています。

長い歴史を持つこの技法を使っているのが、今回の文字盤。牛島さんが螺鈿の技法に精通した輪島塗の職人さんに依頼し、一点ずつ仕上げています。まずは、貝の素材を整えるところから。貝はそのままでは細かいキズがたくさんついているので、駿河炭という油桐の炭で研いで平滑にして、光沢を出します。
炭をやすりのように使う方法は、日本刀や漆芸の伝統的な研磨の技法です。普通の炭焼きの方法では作れない特殊な炭を使いますが、現在では上質な研炭を焼ける職人さんが少なくなり、手に入れるのが難しくなっているそうです。
こうした伝統工芸の職人さんにご縁があるのも、日本画家として活躍する牛島さんだからこそ。白蝶貝を駿河炭で磨き上げ、真珠層を切り出し、一枚ずつ丁寧に貼り合わせていきます。

透明感のあるやわらかな乳白色の白蝶貝を、12枚のパネル状に敷き詰めているのが特徴。このつなぎ目が、数字のインデックス代わりになるという粋なデザインです。つなぎ目を強調するため、1枚ずつ別の貝から切り出したパネルを貼り合わせるという徹底ぶり。螺鈿の技法に精通した蒔絵(まきえ)職人さんが、一点ずつ手作業で仕上げています。
12枚並んだパネルは角度によって青や紫、ピンクとさまざまに表情を変え、まさに虹色の輝き。無駄な装飾を極限までそぎ落とし、白蝶貝の持つ美しさを最大限に際立たせた特別な逸品です。

白蝶貝のまろやかな輝きが肌に溶け込み、腕時計というよりジュエリーのような感覚で楽しめます。日本の歴史の中で長く愛されてきた貝の輝きは、まさにヴィンテージ。時代を超えて、手もとを美しく彩り続けます。

真珠層が持つオーロラ色の輝きは、華美ではないのに存在感があり、着こなしを一気にクラスアップしてくれます。ふだんあまりバングルやブレスレットをしない方も、時計ならさりげなく手もとのおしゃれを楽しめます。

古くから漆器に使われてきた螺鈿の技法を、卓越した職人さんの技で腕時計に用いているのが、金沢の時計工房さんならでは。いまも伝統工芸が盛んな土地柄と、日本画家でもある牛島さんの人脈があればこそだと感じます。悠久の時を刻んできた歴史と、宝飾品のような美しさ、その両方を身に着ける贅沢と幸せを、ぜひ味わってください。

金沢の時計職人が作った 淑女の白蝶貝の腕時計〈ホワイト〉
1本 ¥50,600(税・送料込み)
魅惑のブルーオパールを小さな王冠に。
続いてご紹介するのがオパールシリーズです。今回は人気の指輪に加え、ネックレスと耳飾りも登場します。
神秘的な輝きに魅入ってしまう、ブルーオパールのリング。前シーズンに大好評だったオパールリングの第二弾として、最新モデルが誕生しました。美しいブルーは、エチオピア産のオパールを青く着色したもの。見る角度によって色の深みが変わり、ずっと見つめていたくなる魅力があります。

アクセサリーも得意とする滋賀にある時計工房のデザイナー・高山健三郎さんと、理想のリングを追求しました。ブルーオパールの美しさを活かすために、なによりこだわったのが台座のデザイン。王冠を思わせる繊細なレリーフが、包み込むように石を彩ります。ブルーオパールの透明な輝きを存分に楽しめるよう、裏側からも石を透かして見れる作りになっています。

台座の素材には10金を、リング部分はシルバー925を使い、高級感のある仕上がりに。アンティーク色の濃かった初代モデルに比べて、2代目モデルはリング部分をスレンダーにすることで、より幅広いスタイルに似合うシンプル&モダンなデザインになりました。
王冠デザインはどことなくアンティークな佇まい。指先を見るたびに、やさしく元気づけられるリングになりました。 10金とシルバーのコンビカラーだから、ほかのリングとの重ね付けや時計とのコーディネートも自由自在に楽しめます。ひと粒石がきらりと輝く手もとに、思わずうっとり。華奢なリングだから指に馴染み、あまりアクセサリーをしない方にもおすすめです。より多くの方に着けていただけるように、サイズは6〜15号までご用意。

ブルーオパールの色やサイズには個体差があり、どんな石が届くか楽しみにお待ちください。


滋賀の時計工房デザイナーと作った ブルーオパール王冠リング〈10金・シルバー925〉
1個 ¥20,680(税・送料込み)
最高装備の王冠ネックレス。
虹色のきらめきが美しい、オパールのネックレスがデビュー。前シーズンに大ヒットしたオパールリングと同様、滋賀の時計工房のアクセサリーデザイナー・高山健三郎さんと一緒に作りました。

オパールは、角度によって表情を変える神秘的な輝きが魅力。その美しさを際立たせるため、10金の繊細なレリーフが石を包み込む、王冠を思わせる台座にセッティングしました。裏側からも光が透けるオリジナルの台座で、透明感のある石の輝きが存分に楽しめます。

華奢なシルバーのチェーンと合わせて、高貴でクラシカルな雰囲気に仕上がりました。

上品な一粒石だから、ちょっとあらたまったお席にも、華やぎを添えてくれます。「純真無垢」「幸運」「希望」などの宝石言葉を持つオパールを身に着けていると、不思議と前向きな気分になれそうです。



滋賀の時計工房デザイナーと作った オパールの王冠ネックレス〈10金・シルバー925〉
1本 ¥20,680(税・送料込み)
金と銀、独り占めできる耳飾り。
そして最後にご紹介する新作のオパールの耳飾りは、なんと片側ずつ王冠の素材が異なる仕様。石が2個組になる耳飾りはとても高価になってしまうため、高山さんが「台座の地金を、片方を10金、もう片方をシルバー925にすれば、いけるかもしれません」と試作してくださいました。
その仕上がりは、想像以上のおしゃれ感。アシンメトリーなデザインが、横顔を印象的に彩ります。上品な一粒石だから、オパールアクセシリーズと合わせて着けるのも素敵。
まずはイヤリングタイプをご紹介します。

台座の地金を片方を10金、もう片方をシルバー925を1組にしたSPECIALモデルです。
※イヤリング金具はシルバー925(ロジウムメッキ)製です。

10金の美しさが際立ち王冠モチーフの中央に、浮かぶように収められたオパール。石の輝きを裏からも楽しむことができるデザインです。

もう片方のシルバーの王冠は石との統一感があり、上品な印象を演出してくれます。



イヤリングの金具は、長時間つけていても痛くなりにくいものをセレクト。少し価格は高めですが、安心してお使いいただけます。(左右でサイズの違いは若干出てくるので、ご了承くださいね)

滋賀の時計工房デザイナーと作った オパールの王冠イヤリング〈10金・シルバー925〉
1組 ¥26,180(税・送料込み)
では次にピアスタイプをご紹介します。

こちらも台座の地金を片方を10金、もう片方をシルバー925を1組にしたSPECIALモデルです。
※ピアスのポスト部分は、シルバー925製です。





滋賀の時計工房デザイナーと作った オパールの王冠ピアス〈10金・シルバー925〉
1組 ¥21,780(税・送料込み)
王冠オパールシリーズのアクセサリーはいかがでしたか? カタチにしてくれたのは、アクセサリーも数多く手掛ける滋賀の時計工房。一からデザインを描き起こすところからスタートし、何度もやり取りを重ねて作り上げました。 オパールのやわらかな虹色は、見つめるほどに引き込まれる美しさ。天然石ならではの世界にひとつの輝きを、自分だけの宝物にしてくださいね。
カプリブルーを埋め込んだドレスウォッチ。

最後にご紹介するのは、ひと目見た瞬間に心奪われる麗しのドレスウォッチ。ヴィンテージショップ〈REINETTE / レネット〉のオーナー・中村朋子さんのアイデアを、滋賀の時計工房でカタチにした時計の3代目モデルです。
今回何より目を引くのは、12時の部分に埋め込まれた青いアクセント。イタリアのカプリ島にちなんでカプリブルーと名付けられたこのクリスタルガラスは、透明感がありながら深みがあり、光を受けてきらめく海を思わせます。


この青色を際立たせるために中村さんが提案してくれたのが、金色の文字盤。表面は職人さんが手作業で磨きをかけ、独特の風合いで繊細な輝きに仕上げました。装飾を施した立体感のあるフレームも、時計工房のデザイナーさんが試行錯誤を重ねてたどり着いたオリジナル。クラシカルなスネークチェーンも少し華奢なものにマイナーチェンジし、よりエレガントさを高めました。

完成品を見た中村さんは「ゴールドに海のようなブルーの組み合わせ、大正解ですね!」と大絶賛。さまざまなアンティークウォッチを所有する中村さんのお眼鏡にかなう、美麗な逸品になりました。


ジュエリーのような美しさが手もとを彩り、時間を見るたびにしあわせな気持ちがこみ上げます。あらたまったシーンだけでなく、アクセサリー感覚でふだんの装いに合わせるのがおすすめ。ラフな着こなしも、手首からのぞく時計の存在感で一気に華やぎます。
着け方に少々コツが必要ですが(一緒にお届けする説明書で詳しくご案内します)、それもまた愛らしい個性。時代を超える美しいデザインと使いやすさを兼ね備えたお気に入りを、あなたの手でヴィンテージに育て上げていく。そんな愉しみを味わいながらご愛用ください。

滋賀の時計職人とヴィンテージショップオーナーが作った ドレスウォッチ〈カプリブルー・18金メッキ〉
1本 ¥19,800(税・送料込み)
Vintage vibe なアクセサリー達。

金沢の伝統工芸を取り入れた腕時計、王冠とオパールを美しいデザインに落とし込んだ滋賀の時計工房のアクセサリー群、そしてヴィンテージショップオーナーの理想を詰め込んだドレスウォッチはいかがでしたか?
今回のシーズンテーマ「Vintage vibe」に合わせて考えたのはアイテムの「普遍性と不変性」です。購入されてから、3年、5年、10年、、、ずっと使い続けたい雰囲気や気配があるデザインの物を企画&セレクトすることでした。
「一時の流行で終わらない良さを感じるもの」だけ集めたシリーズ。ぜひ、購入された方に長くご愛用いただけたら嬉しいです。

「育てて楽しむ、自分だけのヴィンテージ。」な逸品29点。
日本のモノづくりを通してたくさんの素敵な物語を伝えるために続けてきた「日本職人プロジェクト」。2004年のスタート以来、様々な魅力的な方の想いと共に「物」語るアイテムを誕生させてきました。

プロジェクトリーダー 山猫