BLOG ハッピートイズ通信

作り方

2022.05.02

【連載】ハンドメイド作家・kumikoさんが教えるトイズ作りのとっておきアイデア⑥ボディ作り

CATEGORY: howto

2022.05.02 UPDATE

第6回めは、ボディ作りについて

こんにちは、kumikoです。深まる緑、さわやかな風、心地いい季節になりましたね~。ハンドメイドも楽しんでいきましょう。

「トイズ作りのとっておきのアイデア」の6回め、今回はボディを作るところをレポートしたいと思います。

頭、胴体、手足、しっぽ、これらのバラバラだったパーツを全部組み立てていきますよ~。わた詰め後の各パーツをもう一度確認です。とじていなかった手足の詰め口を縫いますね。

ボタンジョイントの場合、手足とボディにはしっかりわたを詰めた方がよいです。特にボタンを付ける部分(手・足パーツの上部)は糸で引いた時にしわが寄らないようにしっかり詰めましょう。

こんなふうにわたがはみ出すくらいになりますが、

指でわたを押さえながら詰め口をとじます。

ボディと頭をつなぐときも同様です。境界部分にすき間ができないように、とじながら追加でわたを詰め、首回りも安定させましょう。

頭とボディをつないだら手足をつける前にしっぽをつけてボディ底を安定させます。このあと足をつけるのですが、座らせるときに前のめりになったり後ろにそり返ったりしないためにも、足としっぽとおしりの位置関係は大事なんです。

さぁ、ボタンジョイントでボディに手足をつけていきましょう。この工程は長い針と丈夫な糸を使います。ぬいぐるみ用の専用針なども販売されているのでおすすめですよ~。

参加キットにセットされている実物大型紙には手足のつけ位置の印がありますが、縫い方やわたの詰め方でちょっとずつズレてしまうかもしれません。印は目安と考えて、全体の様子を見ながらつけ位置を微調整するのがおすすめです。

私はまず長い針を使ってボディの横幅の両脇に足をつけた状態を確認します。そしてしっくりくる位置に印(ボディ側と足の内側)をつけてから始めています。

針を入れる順序ですが、私はまずボタンと糸を固定するところから始めます。

糸はかなり長めに用意して二重にし、玉結びを作っておきます。そしてボタン穴に糸を渡し、玉結び近くの糸を割って針を通し、ギュッと引っ張ってボタンと糸を固定させます。

ボタンの付いた糸で足の外側から内側へ針を入れ、さらにボディに刺していきます。

この先はセットされている作り方説明書にもあるように、糸を数往復させてしっかりつけましょう。

詳しくは作り方説明書に書かれている工程をご覧くださいね。

足を取りつけ終わったところです。糸の引き加減の参考にしてみてください。

こんな感じで手もつけていきますよ~。

今回のボディの仕上げのポイントをまとめてみました。

①ボディと手足にしっかりわたを詰める。

②長い針、丈夫な糸を使う。

③取りつけ位置(前後・左右ズレないよう)に気をつける。

④糸の引き加減(ゆるすぎず、強すぎず)に気をつける。

とまあ、ここまで優等生な子の作り方を説明してみましたが、ちょっとくらいズレちゃったり曲がっちゃったりはご愛敬ですからね。バラエティに富んだ子たちができあがる方がきっと楽しいはず!

いつも思っていることですがいちばん大切なのは作る人が楽しむこと! 

そして誰かに贈るために気をつけたいのは安全面に注意して丈夫に作ることです。

そんな感じで、気負わず楽しく作ってくださいね~。

次回はできあがったハッピートイズを好みにデコレーションする例をご紹介したいと思います。帽子や髪飾り、付け襟やポケットなどを作ったりと、とっても楽しい作業です。

それではみなさま、今日も楽しいハンドメイドライフを送ってくださいね。ではまた~~~。

kumikoさん (ハンドメイド作家)

手づくりを楽しむ主婦クリエイター。身近な材料を自由な発想でアレンジするのが得意。2013年よりハッピートイズプロジェクトに毎年参加。アイデアいっぱいのハッピートイズを作り続けている。毎年製作レポートも担当。そのほかにも「クチュリエクラブ」の会員誌『クチュリエの種』にて”阿部久見子さんのリメイクレシピ集”を連載中。

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