BLOG ハッピートイズ通信

作り方

2022.12.02

【連載】ハンドメイド作家・kumikoさんが教えるトイズ作りのとっておきアイデア ⑫ハッピートイズの思い出をインテリアに

CATEGORY: howto

2022.12.02 UPDATE

こんにちは、kumikoです。

今年もあと1ヵ月、1年が経つのは本当に早いですね~。このブログも12回め、最終回となりました。

今回は「ハッピートイズの思い出をインテリアに」というテーマで、いつもとはちょっと視点を変えて、平面的なハッピートイズを作る提案をしたいと思います。

みなさまのハッピートイズは完成してフェリシモに送られた(または誰かにプレゼントされた)と思うので、手元にはなくなっちゃいますよね。完成品を贈ってしまったあとは毎年ちょっと寂しい気がしていたんです。そこで思いついたアイデアなのですが‥‥‥ハッピートイズ作りに使った生地の残りがあるなら、それらの生地を使って平面的な作品が作れないかしら? って。ハッピートイズのコラージュアートを作ってみるのはいかがでしょう。

さっそく試してみたので製作過程をご紹介しますね。

まず完成作品の写真をもとにトレースして線画を描きます。この線画をもとにパーツをカットしていくのですが、元の絵は残しておいてコピーしたものを切って使います。

パーツがバラバラになっても組み立てられるように、アルファベットや番号など書いておくとよいですよ。

まずは頭の部分を作ってみます。線画の切り替え線でカットした型紙をもとに、実際に使った生地をパーツごとにカットします。生地の裏には接着芯を貼っておくとほつれにくいし張りも出ておすすめです。

こんな感じで接着芯も端切れを利用しました。

カットができたら台紙に貼っていきます。この台紙の絵は、元の絵にトレーシングペーパーを2~3枚重ねてコピーしたものです(きれいに仕上がるように線を薄くしてみました)。

全体を貼り終えたところです。目玉やおなかのアップリケなど小さなパーツは、生地でなく色紙をカットして貼っています。リボンのしわなどは最後に油性ペンで描き、目のハイライトは修正ペンで入れました。

さてここから仕上げの額装です。

コラージュ台紙に使ったのはコピー用紙、ちょっと味気ない感じなのでアウトラインでカットしてモチーフだけを使うことにしました。フレームのサイズ(B5)に合わせた背景紙に載せて様子を見てみます。余白に「HAPPY TOYS」のタイトルと「2022」と入れてみたら‥‥‥まとまってきた感じです。

全体が締まるように濃いめのフレームにセットしてできあがり! ハッピートイズのテイストに合わせて背景紙やフレームの色を替えるのも楽しいですね♪

棚の上に飾ってみましたよ~。コラージュはぬいぐるみを作るほどは時間もかからないので、気軽に楽しめるのではないでしょうか。毎年作れば自作の歴代トイズの記録にもなりそうです。

12回にわたってハッピートイズの作り方のポイントやアレンジについてを紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか。少しでもみなさまの参考になっていればうれしいです。

最後までご覧くださってどうもありがとうございました。

それではみなさま、今日も楽しいハンドメイドライフを送ってくださいね~~~。

kumikoさん (ハンドメイド作家)

手づくりを楽しむ主婦クリエイター。身近な材料を自由な発想でアレンジするのが得意。2013年よりハッピートイズプロジェクトに毎年参加。アイデアいっぱいのハッピートイズを作り続けている。毎年製作レポートも担当。そのほかにも「クチュリエクラブ」の会員誌『クチュリエの種』にて”阿部久見子さんのリメイクレシピ集”を連載中。

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