BLOG ハッピートイズ通信

寄贈レポート

2023.04.19

【寄贈報告】トルコ・シリア大地震の被災地にハッピートイズが贈られました

CATEGORY: report

2023.04.19 UPDATE

こんにちは。
いつも「フェリシモ ハッピートイズプロジェクト」を応援していただき、ありがとうございます。

2023年3月、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンさまを通じて、トルコ・シリア大地震の被災地の子どもたちへハッピートイズが贈られました。
スタッフさまから届いた寄贈レポートをご紹介します。


<寄贈先の背景>

2023年2月6日にトルコ南部でマグニチュード7.8の大地震が発生しました。
こうした大災害が起きた場合、子どもたちは発達段階に応じてさまざまな反応を示します。
例えば、悪夢にうなされたり、家を離れて寂しいという思いを感じたりします。
そのようなときに、子どもたちは、ぬいぐるみなどのおもちゃで遊ぶことで気持ちを表したり、不安を和らげたりできるので、特に災害時に、おもちゃは子どもにとって、とても重要な役割を果たします。

ピースウィンズは、発災当日に日本から緊急支援チームを派遣し、捜索救助活動・物資支援活動・医療支援活動を行ってきましたが、こうした背景を踏まえ、支援活動を実施する中で、ハッピートイズプロジェクトより寄贈いただいたぬいぐるみを被災地の子どもたちへ配付することにしました。

<実施報告>

このたび寄贈いただきましたハッピートイズは、被災地であるトルコ国内ハタイ県アンタキヤ市タニシュマ村で、当団体が医療支援をしている診療所に来た、生後4カ月~6歳の子どもたちに配付しました。

配付地域:トルコハタイ県アンタキヤ市タニシュマ村
配布場所︰タニシュマ村診療所
配布した子どもの年齢:生後4カ月~6歳
配布数:25体(ぬいぐるみ大20、小5)
配布時期︰2023年3月27日~30日

現地語でかわいいは「tatlı」といいますが、6歳の女の子へぬいぐるみを渡すと、はにかんだ笑顔で小声で「tatlı」発しているのがなんとも印象的でした。
乳幼児くらいの子どもたちからは、直接本人から言葉を聞くことは難しかったのですが、大事そうにぬいぐるみを手にしていました。
また、受け取る子どもたちをみて、自然と笑顔になるお母さんたちも印象的でした。

当団体が支援をしているタニシュマ村は、地震で大きな被害を受けたにもかかわらず、街の中心から離れており、なかなか支援が届かないため、人々が不安を抱えていた状態でした。
そのような中で、物資や医療支援活動だけでなく、子どもたちの不安を和らげる一助となる、日本の皆さまの想いのこもったぬいぐるみを届けることができました。
ありがとうございました。

男の子はとてもシャイで言葉はなかったですが、ぬいぐるみを見つめる綺麗な瞳が印象的でした。
お父様からトルコ語で「日本からの支援に感謝します」というお言葉と共に「teşekkür ederiz.」(ありがとうございます。)と何度も丁寧に御礼をいただきました。

3人の姉弟の写真です。
最後の配付だったため、ぬいぐるみが2体しかなかったのですが、弟思いの姉妹でしたのできっと仲良く使ってくれると思います。
診療所を出る時もしっかりとぬいぐるみを抱いている姿がなんとも印象的でした。


ピースウィンズ・ジャパンさまでは、日本から被災地入りをする緊急支援チームのスタッフが、ハッピートイズを持ち込んでくださり今回の寄贈が実現しました。
作り手さんの想いがつまったハッピートイズが、現地の子どもたちのいやしと安らぎになることを心から願っています。

▽▽ピースウィンズ・ジャパン▽▽
【トルコ・シリア地震】緊急支援活動についてはこちら

FELISSIMO HAPPY TOYS PROJECT