こころの深呼吸
「こうあるべき」を、脱ぎ捨てよう
2026.05.07
こんにちは、編集部のぼんぬです。
暑かったり、冷えたり、ムシムシしたり。初夏や梅雨時期の不快感って、意外と「気合い」で乗り切ろうとしてませんか?
でも本当は、もっとシンプルに、“物理的にラクになる方法”があるのかもしれない。そんなときに耳にしたのが、「シルクがいいらしい」という話。
実際のところどうなのか、天然シルクを取り扱う株式会社SUNAYAMAの松浦さんにお話を伺いました。

松浦 嘉代子 さん
株式会社SUNAYAMAの商品部にて商品企画を約10年間担当。同社のシルクブランドの商品企画・ブランド開発および、幅広い分野での商品開発に取り組んでいる。
編集部ぼんぬ:
シルク初心者なのでいろいろ教えてください!
正直、シルクってちょっと特別な感じがして、あんまり日常に取り入れたことがないんです。
松浦さん:
そうですよね、最初はそう思う方が多いです。実は私もそうでした(笑)
でも何度か使ってみると、「あ、これはすごいかも!」と快適さに気づいて、自然と選ぶようになっていくんですよね。
例えば、今日みたいな雨の日は迷わずシルクの靴下を選びます。(※取材の日は雨でした)
すると、レインシューズの中が全然むれなくて快適なんです。タンスの中にいろんな素材があるのに、なぜかシルクのものを手に取ってしまって。気づけば出番が増えて沼にはまる(笑)、そんな素材ですね。


編集部ぼんぬ:
沼!なるほど、 “いい理由があるんだな”ということはわかってきました(笑)
でもそもそも、なんでそんなに快適なんですか?
松浦さん:
シルクは人の肌に近いたんぱく質でできているので、肌なじみという点ではすごく信頼できる素材なんです。たとえば着物の長襦袢のように、シルクは昔から肌に直接ふれるものとして使われてきました。
医療の現場では手術の縫合糸として使われてきた歴史もあります。
あとおもしろいのが、実はレーヨンやナイロンなどのさまざまな繊維は、もともとシルクを目指して開発された繊維なんです。それでも、シルクを超える素材はいまだにないと言われるほど、機能性が高い素材なんです。
編集部ぼんぬ:
これだけ技術が進歩しても!?シルクってラスボス素材だったんだ✨
編集部ぼんぬ:
実際にシルクを使うと、どんなときによさを感じますか?
松浦さん:
まず、ふれた瞬間の肌なじみのよさが違います。さらっとしていて刺激が少なくて、長時間着ていてもストレスを感じにくく、首もとやインナーなど、敏感な部分に違いがあらわれると思います。汗をかいてもむれずにサラッと過ごせるのも大きいですね。
あと、シルクは空気を含む性質があるので、夏は涼しく、冬はほんのりあたたかいという、“ちょうどいい心地よさ”を保ってくれます。大げさに言うなら、一年中、暑くもないし、寒くもない。どんな時も不快感のないフラットな状態でいられるというか。寒暖差がある日や、今日ちょっと天気わかんないなって日こそ「とりあえずシルク」でなんとかなる安心感があります(笑)
例えば、暑い中自転車を漕いで汗をかいて、そのまま冷房の効いた電車に乗っても気づけば快適になってる、みたいなイメージです。
編集部ぼんぬ:
ちなみに、その“ちょうどいい心地よさ”って、どういう仕組みなんですか?
松浦さん:
イメージでいうと、“服の中で、繭に包まれているようなイメージ”です。”シェルターみたいな感じ”というか。
シルクって、もともと蚕の繭からできているんですが、あの繭って、中の蚕を守って、快適にいられる状態を保つ働きがあるんです。
外の環境やからだの状態が変わっても、その影響を受けすぎないというか、ずっと「ちょうどいい自分を保ってくれる」というイメージですね。
編集部ぼんぬ:
シェルターを着てると思ったらめちゃめちゃ頼もしい(笑)

編集部ぼんぬ:
シルクの枕カバーとかヘアキャップとか、髪や肌にもいいって聞いたことあるんですけど……
ちなみに私のかかと、誰にも見せられないぐらいガッサガサでして(泣)
これもシルクでなんとかなりそうですか?
松浦さん:
お任せください(笑)シルクは保湿ケアにも使えるんです。
例えば、かかとのケアだと、お風呂上がりのクリームの後にシルクのサポーターを履くのがおすすめです。「翌朝つるっとしていた」「何日か続けて使うと変化を感じた」というお声もあります。
あとは、首もとやほうれい線、手など、年齢が出やすい部分のケアとして、シルクのマスクや手袋をつけて寝る方もいらっしゃいます。着圧ソックスもシルク素材のものだと肌なじみがいいので、違和感なくそのまま朝まで快適に過ごせるとおっしゃる方も多いんですよ。
編集部ぼんぬ:
私のかかとに希望の光が……!✨
編集部ぼんぬ:
なんだか一気に身近に感じてきました!
最初は、どんなものから試すのがよさそうですか?
松浦さん:
靴下はもちろん、インナーや腹巻きやナイトキャップなど、手軽なものから取り入れるのがおすすめです。
また、シルクサテンのパジャマだと少しお値段も高くハードルが上がってしまうので、代わりにシルクニットのタンクトップを1枚中に着て眠っても気持ちいいですよ。
シルク100%でなくても、シルク混のアイテムでもそのよさは感じていただけます。お手入れがむずかしそうと言われますが、私はネットに入れて洗濯機で丸洗いしちゃうことも。洗剤は必ず中性洗剤にしてくださいね。アイテムにもよりますが、シルクって意外と取り入れやすい素材なんですよ。
編集部ぼんぬ:
気づけば「高級なもので、自分とはあまり関係ないかな 」から「機能的で私にとってちょうどいい」に変わったシルク。
まずは小さなアイテムから試してみるのもいいかもしれません。 松浦さん、今日はありがとうございました!
編集部ぼんぬの小声
今思えば、妊娠中、真夏の冷房対策にシルクのレッグウォーマーを使っていたことがあり、あまりにも快適すぎて、妊婦友だちみんなにすすめたことを思い出しました(笑)。 あのときの「これいい!」が、今回の話でちゃんと理由としてつながった気がします。
次はかかと。サンダルの季節、もうすぐです。

松浦嘉代子さん
(株)SUNAYAMA 商品部にて商品企画を担当。同社のシルクのライフスタイルブランド「cocoonfit(コクーンフィット)」、快眠ブランド「nelne(ネルネ)」等の商品企画およびブランド開発に約10年間携わる。現在はこれまでの経験を活かし、より幅広い分野での商品開発に取り組んでいる。
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