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2022年度基金活動報告ー「おすそわけ」活動への支援(認定NPO法人 おてらおやつクラブ)

フェリシモ「おてらおやつクラブ基金」から2022年度に基金を拠出した「認定NPO法人 おてらおやつクラブ」さまから、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。

おてらおやつクラブは、お寺にお供えされるさまざまな「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、子どもを支援する団体やご家庭へ「おすそわけ」する活動です。

コロナ禍により、直接支援のご家庭から届く「助けて」の声が急増しました。ビフォーコロナと比較すると約22.6倍(2022年末時点)になっています。「おすそわけ」を直接ご家庭に発送する拠点を事務局寺院から全国約1,800の寺院へ分散したこともあり、直接支援を受けるご家庭の分布は、関西・首都圏中心からその他の地域へと広がりました。

「おすそわけ」に同封する送付状

当団体から「おすそわけ」をしたご家庭から届く声も、物価高や孤独感の深まりなど社会情勢の不安定さの影響を感じます。それらのお声の一部をご紹介します。

◆府営団地が当たったので、自分たちで荷物を運び引っ越しましたが(ホームセンターで何か買って無料で軽トラを借り)、いろいろ支払いもあり中学生の子が新聞配達をするって言ってくれたんですがコロナに……。休まなければならなくなり、いまは何とかあるものでやってますがちょっとむずかしくなりました。
(大阪府の40代のお母さん  お子さん2人)

◆「子どもたちに買ってあげたい」と思いながら、購入に躊躇してしまい結局買えなかったり、自分のものは我慢ばかり。誰にも相談できず、胸の中にしまい込み、普段は意識しないようにしていますが、ふとした時に孤独に襲われることが多々ありました。届いたおすそわけの箱を開けた時の子どもたちの笑顔は忘れられません! そして、一緒に入れて頂いたお手紙に心が温まり、手を差し伸べてくださる方がいることに感謝しかありません。経済面だけでなく、心が何よりも救われました。
(神奈川県の30代のお母さん お子さん2人)

〈支援者のみなさまへ〉

みなさまからのご寄付は、おすそわけ事業にかかる発送費や消耗品費をはじめとした運営費として、大切に活用させていただいております。「おすそわけ」の発送費も2022年の1年間で1,382万円に増加しています。

おてらおやつクラブでは引き続きこの「おすそわけ活動」を通して、子どもの貧困問題の解決、そして「たよってうれしい、たよられてうれしい。」と思えるような共助社会の創出に向けた事業に取り組んで参ります。

今後とも何卒、ご支援ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

お坊さんとボランティアさんが一緒に梱包をしている様子

■おてらおやつクラブさまのその他の活動はこちらから

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