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2014年度基金活動報告 ― 東日本大震災遺児への心のケアと教育支援(あしなが育英会)

2014年度に次の基金より拠出したあしなが育英会さまの活動レポートをご紹介します。

仙台、石巻レインボーハウスが2014年3月に、陸前高田レインボーハウスが6月に竣工。東日本大震災遺児の心のケア活動を行う。

「東北レインボーハウス」(仙台、石巻、陸前高田)では、休日等を利用して津波遺児の心のケア活動を行っています。石巻レインボーハウスでは、金曜の放課後に集まり、中学生が小学生の宿題を見たり、溜まっている気持ちを話したり、一緒に夕食を摂る金曜開館日が60回以上になり、一つの家族のような雰囲気ができました。

他のレインボーハウスでも、仮設で窮屈な生活を送っている分、思いっきり体を動かして遊んだり、亡くなった親の話しをしています。昨年のクリスマスのつどいでは、サンタクロースへの願い事に「お父さんを生き返らせたい」と書いた子どももいました。

4月のネパール震災遺児支援募金では、自分たちもかつて世界から支援を受けたからと、津波遺児が街頭募金の先頭に立って呼びかけを行ってくれました。また、沿岸部の石巻、陸前高田では、ファシリテーター(ケアボランティア)のなりてが少なく、その養成も急務だと考えています。

2014あしなが育英会_1.jpg仙台レインボーハウス クリスマスのつどい

 

2014あしなが育英会_2.jpg陸前高田レインボーハウス おしゃべりの部屋

 

2014あしなが育英会_3.jpgお父さんへの手紙

 

<支援者のみなさまへ>
みなさまの暖かいご支援のお陰で東北にレインボーハウスを3か所作ることができました。レインボーハウスでは、津波遺児の辛い気持ちや納得できない気持ちなど、すべての気持ちを受け止め、子どもたちが将来の夢を持てるように、また、その夢に向かって努力できるように全力を尽くします。これからもみなさまのご理解とご支援を、よろしくお願い申し上げます。

 

前回の報告書はこちら

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