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2021年度基金活動報告ー盲導犬育成支援(認定NPO法人 全国盲導犬施設連合会)

フェリシモ「メリーポイントで社会貢献(盲導犬育成支援)」から2021年度に基金を拠出した「認定NPO法人 全国盲導犬施設連合会」さまから、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。

みなさまよりいただくご寄付は、全国盲導犬施設連合会に加盟をしている北海道から九州にある8つの盲導犬協会で、盲導犬育成のために役立てられています。

ハーネスをつけた盲導犬

それぞれの盲導犬協会では、犬たちが盲導犬として活躍することができるように、日々訓練に励んでいます。1頭1頭の食事の管理や体調のケア、犬たちが快適に過ごすための犬舎の環境なども整えています。

訓練中の様子
犬舎内の犬の様子

しかし、育成した犬がすべて盲導犬になるわけではありません。10頭いれば、盲導犬になる犬は3~4頭です。盲導犬にならなかった犬は、盲導犬の仕事をみなさまにご紹介するPR犬として活躍したり、ボランティアさんに引き取られて家庭犬として暮らしたりしています。

このように、私たちはその犬の個性に合った道を歩んでもらうことを大切にしながら、時間と愛情をかけて盲導犬育成に取り組んでいますが、その費用の大半はご寄付や募金に支えられています。

そのため私たち全国盲導犬施設連合会では、加盟している盲導犬協会に対して、育成費用の一部助成・補助(一頭当たり200万円)を実施しています。2021度は「メリーポイントで社会貢献(盲導犬育成支援)」からのご寄付も活用させていただき、18頭分の助成をすることができました。

また、盲導犬ユーザーとユニットになった後の盲導犬のお世話は、ユーザー自身が行うため、盲導犬協会ではユニットを訪問するなどのフォローアップを行うことで、ユーザーや盲導犬に困りごとがないようにサポートをしています。

今年、私たち連合会は「補助犬健康管理手帳」を増刷して、盲導犬ユーザーへ配付しました。この手帳にはワクチンの記録や、獣医師による健康管理記録を記入することができるので、盲導犬の衛生確保に役立てられています。

身体障害者補助犬健康管理手帳

〈支援者のみなさまへ〉

いつも盲導犬育成事業にご支援を賜り、誠にありがとうございます。
盲導犬1頭の育成には多くの費用がかかりますが、国・自治体からの助成や補助金には限りがあるため、その大半はみなさまからのご寄付や募金に支えられています。

みなさまからいただく温かいご寄付は、未来の盲導犬を育てるため大切に活用させていただきます。1頭でも多くの盲導犬を希望者に届けて、目の見えない、見えにくい方が、行きたい時に、行きたい場所へ出かけることができるように、これからもご支援・ご声援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

■全国盲導犬施設連合会さまのその他の活動はこちらから

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