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地球村の基金活動報告ー「経済危機スリランカの子どもたちの食を地域の力で守りたい!」(認定NPO法人 チャイルド・ファンド・ジャパン)

2022年に「フェリシモ 地球村の基金」から支援をしているプロジェクト「経済危機スリランカの子どもたちの食を地域の力で守りたい!」の活動レポートを、「認定NPO法人 チャイルド・ファンド・ジャパン」さまからいただきましたのでみなさまにご報告します。

*   *   *

〈プロジェクトの中間報告〉

みなさん、こんにちは。認定NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパンの藤井と申します。「経済危機スリランカの子どもたちの食を地域の力で守りたい!」へのご支援、誠にありがとうございます。今回はこれまでのプロジェクトの進捗状況をご報告します。

昨年から深刻な経済危機が続くスリランカでは、お米の値段が2倍以上になるなど、人々の生活に大きな影響がおよんでいます。こうした状況の中、このプロジェクトでは子どもたちの食と健康を守るために、「コミュニティー・キッチン(共同食堂)」での食事の提供や、家庭菜園の支援を行っています。

コミュニティー・キッチンでの食事づくりなどの活動は地域の人々が担い、これまで5歳以下の子どもたち65人や妊産婦7人ほか計82人を対象に、栄養価の高い食事の提供を18回実施しました。また、月に1回子どもたちの体重を測るなどの健康状態のチェックも、地域の人々を中心に行われています。

地域の親たちやユース(青少年)が食事をつくり、提供しています

また、家庭菜園への支援については、支援対象である40家庭の選定が終わり、20家庭への研修が実施されました。すべての支援対象に研修が実施されると、種子や農機具の配布を行い、家庭菜園づくりが進んでいく予定です。

〈現地の様子・現地の声〉

きびしい経済危機によって多くの家庭が食事の回数や量を減らさざるを得ない中で、このプロジェクトは地域の人々にとても喜ばれ、積極的に参加されています。

支援地域の保護者から届いた感謝のメッセージをご紹介します。

「この経済危機で、子どもたちに魚や卵などを食べさせてあげることができません。でも、コミュニティー・キッチンのおかげで、子どもたちは、魚や卵を週に4回ほど食べられるようになりました。本当に感謝しています。」(プラニクシャンさん)

「私の家庭では、子どもたちの食事の回数を減らさざるをえないことが何度もありました。今はコミュニティー・キッチンのおかげで、子どもたちは少なくとも1日に1回は栄養価の高い食事を食べることができるようになりました。」(ジェシンサンさん)

「私の子どもは低体重で、一番深刻なカテゴリーであるレッドゾーンに入っていました。でも今は改善して、オレンジゾーンになりました。これもコミュニティー・キッチンで、栄養価の高い食事を提供してもらったおかげです。」(サニシュカルさん)

提供された食事を食べる子どもたち

〈支援者のみなさまへ〉

みなさん、ご支援、誠にありがとうございます。みなさんに支えられ、こうしてたくさんの子どもたちと家族に支援を届けることができました。本当にありがとうございます。

先日、スリランカへ視察に行ってきました。コミュニティー・キッチンが行われている建物の中には料理当番表が貼られ、地域のお父さんが調理場に立ち、地域の人々によってこの活動が進められていました。

美味しそうにご飯を食べて元気に遊ぶ子どもたちの姿は、とても印象的でした。こうした子どもたちの笑顔を守るために、これからも活動を続けていきます。引き続き、この活動を見守っていただけますと幸いです。

(認定NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパン 藤井さまより)

■経済危機スリランカの子どもたちの食を地域の力で守りたい!
実施場所:スリランカ ヌワラエリヤ県
実施期間:2022年10月1日~2023年2月28日
・プロジェクトの詳細はこちら
・プロジェクトの報告はこちら(中間実績
・チャイルド・ファンド・ジャパンさまのその他の支援活動はこちらから

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