フェリシモ「LOVE&THANKS基金」から、2024年度に基金を拠出した「認定NPO法人 ACE(エース)」さまより、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。
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住民自身の力で困窮した家庭の子どもたちの
学べる学校環境を維持できるように見守っています。
ガーナ、アハフォ州のカカオ生産地の村にて、カカオ農家の収入向上や、学校環境の改善、地域の能力強化を通じて、児童労働のない村づくりを支援しました。

●児童労働の特定
2022年9月より、ガーナ国アハフォ州アスナフォ・サウス郡の2つの村とその周辺の25の集落で活動をしています。村の住民ボランティアで構成される子ども保護委員会(CCPC)は、この一年間の村の見回り活動で19人の児童労働をしている子どもを特定し、家庭訪問を通して、そのすべての子どもの就学を実現しました。また、プロジェクトではこれらの子どもに加え、経済的に困窮している家庭の子ども120人に制服やかばんなどの学用品を支給し就学を支援しました。2つの村の学校の出席率は2025年5月時点で98~100%と高い水準で推移しており、昨年に引き続き、CCPCの活動が児童労働の予防に効果を発揮しています。

学校に行かずお父さんのカカオ農園で働いていた16歳のガブリエルさんは、CCPCの粘り強い説得の末、警察官になるという夢をかなえるために中学に入学することを約束してくれました。途中入学したにもかかわらず、学年での成績は21人中12番と勉強を頑張っています。
●カカオ栽培研修
2つの村ではカカオの病害により多くのカカオの木が収穫できないまま放置されています。そこでプロジェクトでは、カカオ農家が病害に関する知識を高め、農園を適切に管理できるようにするために、経済的に困窮している農家60人を対象に栽培研修を実施しました。講師にCOCOBOD(ガーナカカオ協会)の職員を迎えて1週間行い、安全な農作業のための防護服や農園で使用する鎌も提供しました。参加者のひとりは次のように話してくれました。
「以前は肥料や農薬をとにかく使っていましたが、いつ、どのように使用すればいいのかが分かりました。研修に参加していない農家にも、習ったことを伝えていきます。」

●農村貯蓄貸付組合(VSLA)
カカオ農家の経済的レジリエンスを高めるために、カカオ農家100人を対象に、農村貯蓄貸付組合(VSLA)を組織化しました。組合メンバーは毎週最低20ガーナセディ(約280円)を貯金し、ある程度貯金が貯まると融資も受けられます。貯金の一部はコミュニティ基金として積み立てられ、子どもを守るための活動に使用されます。住民の手持ち資金を増やしつつ、村の課題解決に使用する資金源を確保するのにこの仕組みがどれほど機能するかを見守っているところです。

〈支援者のみなさまへ〉
いつも温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます! 昨年に引き続きカカオ危機と呼ばれるきびしい状況が続いており、国内のインフレも加わって、カカオ農家の生活は苦しいままです。そんな中でも村の保護者は子どもたちの学校生活を最優先に、できる範囲ではありますが、一生懸命に支えてくれています。プロジェクトは2026年8月で2村での活動を終える予定です。プロジェクトが完了した後も、住民自身の力で困窮した家庭の子どもたちの教育を支え、子どもたちが安心して学べる学校環境を維持できるように、新たに組織化した組合がその支援の土台になることに期待しながら活動を見守っています。
このような活動は、みなさまからのご寄付で支えられています。子どもたちの学ぶ機会やカカオ農家の生活をこれからも守っていけるよう、今後とも、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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