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2012年度基金活動報告 ― 国内の難病のこどもの夢をかなえる活動支援~男の子の夢(一般財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン)

2012年度に次の基金より拠出した一般財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンさまの活動レポートをご紹介します。

 

■男の子(10歳)の夢

「トワイライトエクスプレスに乗って北海道へ行きたい」実現しました。

男の子1.JPG

 

11時50分、トワイライトエクスプレスはいよいよ大阪駅を出発です。しばらくすると、後続のサンダーバードの通過待ちのために近江舞子駅で停車しました。男の子(10歳)はサンダーバードを見ようと窓から離れません。しかし予想以上の速度だったようで「一瞬で通りすぎた…」とちょっぴり残念そう。

やがてトワイライトは日本海沿いを走ります。今回、トワイライトが停車する新津駅には、おじいちゃんとおばあちゃんが待っていました。元気になった男の子を見てすごく嬉しそうです。停車時間はわずか2分。でもこの2分はおじいちゃんとおばあちゃん、そして男の子にとってかけがえのないひとときだったことでしょう。

青函トンネルを見たかった男の子は早目に布団に入りました。そして、青森駅を出て夜中の3時頃に起床。さあ世界一長い青函トンネルに入ります。’ゴーーー’という独特な反響音が印象的です。
「青函トンネルはV字に掘られてるけど分からんかった」
「光が見えたから電車とすれ違ったと思ったら駅やった」
と嬉しそうに教えてくれました。そして朝日が上る頃には雪景色の森林から昇る朝日を眺めました。トワイライトは北海道でも有名な牧場「白老ファーム」の真横を走り抜けます。

22時間という長い時間をかけて走ってきましたが、ついに終着の札幌駅へ。男の子は疲れを見せることなく笑顔でホームに降り立ちました。

メイク・ア・ウィッシュの活動にお心をお寄せくださったみなさまのおかげで、男の子の大切な夢が実現いたしました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

こらからも、ひとつでも多くの夢と出会い、ひとりでも多くの子どもたちの笑顔が輝きますよう、活動を続けてまいります。
ご病気と闘いながらも子どもたちそれぞれが心に思い描いている大切な”夢”。その夢の実現を目指し、たくさんのみなさまのお力添えをいただきながら、準備・資金・連絡・ボランティア等あらゆる便宜を可能な限り提供し、 “夢”からうまれる喜び、笑顔、共感、つながり、希望、勇気を発信してゆくメイク・ア・ウィッシュであり続けたいと思います。

 

★2012年度 メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンさまの
 「うのちゃん(4歳)の夢」の報告書こちら

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