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御朱印

秘められた魅力に惹きつけられる!御朱印集めの楽しみ方

日本刀を擬人化したキャラクターが活躍するゲームにどハマりし、いつの間にか日本刀そのものの鑑賞が趣味になった、相良海琴(さがらみこと)です。

大好きな日本刀が活躍した時代をもっと知りたいと思い、歴史にもハマり始めました。北海道から全国各地へ遠征しては、博物館や歴史上の人物ゆかりの地へせっせと足を運んでいます。

日本刀沼だけでなく、歴史沼にも足を突っ込みかけている私が今回ご紹介するのは、日本の寺社の歴史を語るうえで欠かせない存在である「御朱印」。

私は御朱印集めを趣味に加えたことで、安らぎの時間を得る機会が増えました。寺社を参拝して祈るとき、いただいた御朱印を見返すとき、そして次の遠征でどの寺社に立ち寄るか考えるとき。御朱印に関わる時間すべてが、私に安らぎをもたらしてくれます。

とはいえ、寺社に行って御朱印をいただくことに高いハードルを感じている方も多いかもしれません。今回は、初心者の方のハードルを少しでも低くできるよう、御朱印集めにハマっている私が御朱印の魅力を全力で語ります!
御朱印集めを趣味とするために知っておきたいポイントもお伝えしますね。

御朱印とは?

御朱印とは

御朱印とは、寺社にお参りした証しとしていただく書と印のことです。神様や仏様とご縁を結んだ証明、と言うこともできます。

御朱印の魅力は、なんと言ってもその美しさ! 巧みな筆遣いによって墨書が施され、印が押されることで飾られていきます。墨書と押印の組み合わせは寺社ごとに異なるため、全国各地の寺社を参拝して御朱印を集める人も多くいます。全国の寺院を表示するマップや、いただいた御朱印を記録するノートが使えるアプリが出ているなど、たくさんの人が御朱印に魅了されています 。

そして、寺社の参拝を通じて心が洗われることも、御朱印に秘められた魅力です。御朱印は参拝の証しとしていただくものなので、いただく前にきちんと手順を守ってお参りします。寺社を訪れて拝むことで、清らかな気持ちになれるのです。

御朱印集めにハマったきっかけ

私が御朱印に興味を持ったのは、もともと姉が集めていたからです。姉とは日本刀鑑賞という共通の趣味があり、年に2~3回は一緒に遠征をしています。
そして日本刀を鑑賞するために福岡県の博物館へ行ったとき、御朱印を集めていた姉の希望で太宰府天満宮を訪れました。そこで御朱印の美しさに目を奪われ、私も自分の御朱印 帳 を購入したのが始まりです。

初めての御朱印帳初めての御朱印帳。太宰府のシンボルである梅の花柄がかわいい。

手順を教わりいざ参拝してみると、心がスッと落ち着く感覚を味わいました。普段「推しが尊い」「今日も推しがかっこよくて幸せ」と、推しの萌え語りを脳内で騒々しく繰り広げている私でも、参拝中は心を落ち着かせ、静かな気持ちで祈ります。そうすることで、心が洗われるような気分になれるのです。

御朱印の美しさと参拝の浄化作用により、私はすっかり御朱印集めの虜(とりこ)になりました。今では遠征ルートに必ずと言っていいほど寺社参拝を組み込み、御朱印集めを楽しんでいます。

今までにいただいた御朱印はどれも素敵ですが、やはり日本刀好きとしては、刀に関連する寺社の御朱印は特にお気に入りです。

相槌稲荷

こちらは、京都の相槌稲荷神社の御朱印。参拝したあと、近くにある粟田神社でいただきました。相槌稲荷神社は、平安時代の太刀「小狐丸」が打たれたとき、刀を打つお手伝い(相槌を打つ)をしてくれた稲荷明神を祭っている神社です。
小狐丸と思われる刀と稲荷神社ならではの神狐の絵が入っている、キュートな御朱印! 素敵な御朱印をいただくたびに、今後訪れるであろう素晴らしい御朱印との出会いに期待が高まります。

御朱印集め、こうやって楽しんでいます!

御朱印集めの楽しみ方は、いただくだけではありません。参拝時の思い出に浸ったり、好みのデザインを求めて遠征をしたり、御朱印集めに必要なアイテムにこだわったりすることも、御朱印集めの楽しみ。私が実践している御朱印集めの楽しみ方をまとめてみました。

自分自身の気持ちと向き合う、思い出に浸る

何度もお伝えしているとおり、御朱印をいただく前にお参りする時間は、心を落ち着かせてくれます。手を合わせ、目を閉じて意識を集中させると、忙しい毎日から一時解放されて、静かに己と向き合うことができるのです。お参り中は、神様や仏様、周りの人たちに感謝をしたり、自分自身の決意を表明したりする時間を過ごせます。
その証しとして御朱印をいただくことで、後日見返したときに参拝前後の気持ちの変化や空気感などを思い出すことができます。「あのときはこういうことに悩んでいたんだった」「でも今は少しずつでも前に進めている」と、自分自身の軌跡をたどるきっかけにもなります。

好きなデザインの御朱印を見つけ出すため、全国に遠征する

御朱印のデザインは、寺社によってさまざまです。寺社の名称や祭られている神様の名前が中央に書かれ、参拝した日付や寺社の特徴が周りに書かれることが多いですが、筆致や印が違えば雰囲気は大きく変わります。

 

瑞巌寺

例えばこちらは、宮城県松島にある仏教寺院の瑞巌寺でいただいた御朱印です。中央には「聖観音」と書かれていて、その横に瑞巌寺の名称が記載されています。迫力がある墨書と印の組み合わせにより、立派な寺院の雰囲気が伝わってきます。

 

北野天満宮

そしてこちらは、京都の北野天満宮でいただいた御朱印。神紋(社紋)である星梅鉢紋と、北野天満宮という名称の角印が押されています。墨書ではなく角印がメインになっている御朱印は、珍しいかもしれません。

 

へし切長谷部

また、期間限定で通常とは異なるデザインの御朱印をいただけることもあります。こちらは、京都の建勲神社でいただいたもの。建勲神社は織田信長公を祭る神社で、信長公が愛用していた刀の名前が入った御朱印をいただけます。こちらは期間限定の「へし切長谷部」デザイン。織田木瓜紋と藤に使われた紫が美しいです。

御朱印のデザインは寺社によっても、時期によっても大きく異なります。全国の寺社を参拝しながら、好みのデザインの御朱印を見つけ出すのも楽しいですよ!

御朱印関連アイテム をコレクションする

御朱印 をいただく際には、御朱印帳が必要です。御朱印帳は、御朱印専用のノートのようなもの。屏風のように広がり、いただいた御朱印を一目で確認できる蛇腹式が一般的ですが、本のようにページが固定されているブック式や、1枚1枚並べ替えができるひも綴じ式などもあります。御朱印帳のページをめくれば、いつでも御朱印をいただいたときの思い出を振り返ることができます。

御朱印帳のような関連アイテムをコレクションして楽しめるのも、御朱印集め の醍醐味(だいごみ)です。関連アイテムには御朱印帳のほかに、蛇腹式の御朱印帳が不意に開いてしまわないよう留めておくバンド、御朱印帳を大切に保管するためのポーチなどがあります。

御朱印帳は、寺社オリジナルデザインのものが販売されていることもあるので、ついつい購入してしまいます。「せっかく来たんだから」「次いつここへ来られるかわからないから」と何かしら理由をつけて購入するので、どんどん増えていきます。

 

御朱印帳たち

現在私が所有している御朱印帳はこちら。左から、伊達政宗公ゆかりの瑞巌寺、シンボルである梅の花が美しい太宰府天満宮、新選組ゆかりの壬生寺で購入しました。それぞれの寺社の特徴がよく表れていて、見るたびに楽しかった遠征の記憶が蘇ります。

 

伊達な御朱印帳

御朱印帳は、寺社以外の場所で販売されていることもあります。こちらは、松島のお土産店で購入した伊達家モチーフの御朱印帳です。伊達政宗公ゆかりの地を巡る遠征中に出会ったので、「これは買わねば!」と即購入しました。

きっと私はこれからも、遠征に行った先でその地の特徴が表現された御朱印帳を購入するでしょう。御朱印帳をはじめとするアイテムをコレクションするのも、御朱印集めの楽しみですから。

御朱印集めで気を付けるべきこと

御朱印は、寺社で神様と縁を結び、その証しとしていただくものです。本来であれば清らかな気持ちを持っていただくものですが、御朱印の美しさばかりに気を取られ、マナー違反をする人もあとを絶ちません。

マナーを守るからこそ、良い思い出となり、楽しい御朱印集めになるのです。マナーを守る同志がひとりでも多く増えてくれることを願わずにはいられません。これから御朱印集めを始める方は、以下の注意点を意識して御朱印をいただきましょう。

参拝手順を守る

御朱印をいただくときは、きちんと手順を守って参拝しましょう。ここでは軽い手順紹介にとどめますが、例えば神社では、一般的に以下の手順でお参りすることになります。

  1. 鳥居をくぐって入る
  2. 手水舎で身を清める
  3. 2礼2拍手1拝でお祈りする
  4. 社務所で御朱印をいただく

御朱印をいただくのは、参拝が終わったあとです。寺社によっては参拝前に御朱印帳を預け、参拝後に再び立ち寄って記入が済んだ 御朱印帳を受け取ることもありますが、いずれにしても参拝は必須です。

御朱印集めは、スタンプラリーではありません。御朱印は参拝の記念にいただくものであり、手に入れることのみを目的としてしまっては本末転倒というもの。参拝せずに御朱印だけいただくのはマナー違反ですので、避けましょう。

御朱印をいただくときに寺社へ納めるお金は、初穂料や朱印料と呼ばれます。金額を明言していない寺社もありますが、大体300円か500円です。お釣りが発生しないように納めるのがマナーなので、小銭を用意しておきましょう。普段使用しているお財布とは別に、小銭を小さながまぐちなどに入れておくとスムーズです。

がま口

私は太宰府天満宮で初めて御朱印帳を購入したとき、近くのお土産店でがまぐちを買いました。日常の買い物で100円玉が出たときはこのがまぐちに入れておき、遠征の際には御朱印帳と一緒に持ち歩いています。

転売には一切関わらない

いただいた御朱印を高額で転売する人もいますが、転売には一切関わってはいけません。

御朱印はその寺社でしかいただけない貴重なものですし、一年に一度しか出会えないような限定モノもあります。だからといって、いただいた御朱印を高額で転売するような罰当たりな真似は、絶対にしてはいけません。どうしても限定御朱印が欲しいからと、転売屋から購入するのもNGです。

お参りした証しとしていただく御朱印を、参拝もしないで購入しても意味がありません。寺社を参拝して神様と対話し、清らかな時間に浸ることも、御朱印集めの醍醐味です。きちんと自分で寺社を参拝したうえで、記念として御朱印をいただきましょう。

マナーを守って御朱印集めを楽しもう!

御朱印は、私の生活を陰ながら支えてくれるお守りのような存在です。これからも全国各地の寺社で清い時間を過ごしながら、御朱印をいただこうと思います。御朱印は非常に魅力的なものですが、スタンプラリーのような感覚でいただくものではありません。楽しい気分はそのままで、マナーをしっかり守り、クリアな心で御朱印集めを楽しみましょう!

 

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