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かわいさの虜！ねんどろいどの魅力と上手な写真撮影のコツ

かわいさの虜！ねんどろいどの魅力と上手な写真撮影のコツ

公開日 2020.06.30 / 最終更新日 2020.09.01

オタ活に励むライター、相良海琴（さがらみこと）です。

フィギュアやぬいぐるみの写真撮影に夢中な私が今回、ご紹介するのはこちら。

手のひらに乗る小さなサイズと、デフォルメされた表情が愛くるしい「ねんどろいど」。

部屋に飾れば癒やしとなり、カメラを向ければかわいさ全開のモデルになってくれる、魅力あふれる存在です。毎日、ねんどろいどを見て、触っては、ただただ、その愛らしさを感じるばかり！　今回は、ねんどろいど沼にずっぽりハマっている私が、ねんどろいどの魅力と写真撮影を楽しむためのポイントをお伝えします。

ねんどろいどの魅力
ねんどろいどの沼にハマった理由
- 芋づる式に発生し、止まらないお迎え
- 撮影により際立つ、「生きている」感
ねんどろいど写真撮影のコツ
ねんどろいどの魅力を引き出す写真撮影！自由に楽しもう

ねんどろいどの魅力

ねんどろいどは、グッドスマイルカンパニー(GOOD SMILE COMPANY)が販売している約10cmのデフォルメフィギュアです。アニメやゲーム、映画などに登場するキャラクターのほか、実在の人物がモデルになることもあり、なんとそのタイプは1300種類以上！（2020年3月時点）

驚くべきは、その再現度の高さです。デフォルメフィギュアだからと、あなどることなかれ。モデルとなるキャラクターや人物の特徴を的確に捉え、表情や衣装が精巧に再現されています。大好きなキャラクターが小さなフィギュアに姿を変え、我が家へ遊びにきてくれたかのような高揚感を味わえます。

また、可動式で、自由にポーズをつけられるのもうれしいポイント。手足や顔の向きを動かせば、手を挙げるのも首をかしげるのもお手のものです。さらに、違う角度の手足パーツや表情の異なる顔パーツが数種類付属しているので、自由に組み合わせられるのも楽しみのひとつ。キャラクターごとに付属するパーツは異なりますが、表情だけでも、笑顔や泣き顔、怒り顔などにコロコロ変化して和ませてくれます。イメージするシーンに合わせて表情を変えたり、手足を動かしたりしているうちに、まるでねんどろいどが生きているかのように思えてくるのです。

そして、持ち運びやすい手のひらサイズもねんどろいどの愛らしさの象徴です。ポーチにすっぽり入るサイズなので、お出かけ先でも一緒にいてくれます。心が荒れてしまうような出来事があっても、コロンとした愛らしいフォルムのねんどろいどが、いつもすぐそばで癒やしてくれる。私にとってねんどろいどは、生活に彩りを与えてくれる存在なのです。

ねんどろいどの沼にハマった理由

（目の前の敵と対峙している姿をとらえた1枚）
ねんどろいど大倶利伽羅
ⓒ2015-2017 DMM GAMES/Nitroplus

ドールをお迎え（購入）する方を「ドールオーナー」と呼ぶため、ねんどろいどをお迎えする方をしばしば「ねんどろいどオーナー」と呼ぶことがあります。ねんどろいどオーナーである私が常に感じているのが、ねんどろいど沼の深さです。

大好きな作品の最推しキャラクターグッズを調べていたときに出会ったことがきっかけで、私は初めてねんどろいどをお迎えしました。最初は「推しのフィギュア、かわいい！」と感じていただけでしたが、「我が子」と呼んで愛情を持って接しているうちに、いつの間にかねんどろいどそのものを愛するようになっていました。今では、毎日我が子を手の上に乗せてかわいがる時間を設けています。どんなに忙しくても、我が子と触れ合う時間が私の心に平穏をもたらしてくれるのです。なぜそこまでねんどろいどの沼は深いのか、考えてみました。

芋づる式に発生し、止まらないお迎え

ねんどろいどのお迎えは芋づる式に発生します。というのも、「この子をお迎えしたから、次はこの子の親友をお迎えしないと！我が子がさみしがってしまうのはかわいそう！」という思考の連鎖で、あっという間に増えていくからです。実際私自身も、推しキャラがいる「刀剣乱舞-ONLINE-」関連の「ねんどろいど」（「オランジュ・ルージュ」という男性キャラクターの専門ブランドからリリースされています）がどんどん増えています。部屋の一角がねんどろいどで埋め尽くされていくのを見るたび、言いようのない喜びに包まれるのです。

撮影により際立つ、「生きている」感

もうひとつ、沼への入り口となっているのが、TwitterやInstagramといったSNSでアップされているねんどろいどの写真たち！　全国各地のオーナーが紹介するステキな写真をチェックしていると、被写体となっているねんどろいどの愛らしさに惹かれてつい新たな子をお迎えしてしまう、なんてことも。

「我が子はもちろんかわいい。でもよそのあの子もすごくかわいい。これは、お迎えしなければ！」と本能のままにお迎えするうち、気付けば自宅にねんどろいどが大集合。どの子も完成度が高くてかわいいので、その魅力にあらがうのは難しいのです。

ねんどろいどの豊かな表情やポーズを楽しめる写真撮影は、ねんどろいど愛を表現する方法のひとつ。同じ表情のパーツを使っても、頭を傾ける角度や手足の向きが少し変わるだけで、違う顔を見せてくれます。カメラを向けるたびに新しい顔を発見できるのは、生き物と同じ。だからこそ多くのオーナーは、「ねんどろいどは生きている」と感じながら写真撮影を楽しんでいるのです。

異なる顔を見せてくれる一流モデル・ねんどろいどにカメラを向けると、シャッターを切る指が止まらなくなるのもよくあること。次はこういう撮影をしてみよう、あのアイテムと一緒に撮ってみよう、なんて考えているうちに、気が付けばすっかりねんどろいど沼にどっぷりです。

ねんどろいど写真撮影のコツ

ねんどろいど千子村正
ⓒ2015-2019 DMM GAMES/Nitroplus
（敵を見据えて刀を構える姿を収めた1枚）

ねんどろいどをお迎えしたオーナーの多くは、先ほどもお伝えしたように、スマホやカメラで写真撮影を楽しんでいます。では、ねんどろいどを上手に撮影するにはどうしたらよいのでしょうか。

ねんどろいどに「かわいい！好き！」という気持ちを持って写真撮影を楽しめば、OK。撮影方法に正解はありません。しかし、知っておくと写真のクオリティーがアップするコツがいくつかあります。ここで撮影に慣れていない方でもすぐに実践できる、魅力的な写真に仕上げるコツをご紹介しましょう。あくまでもねんどろいど撮影に迷ったときのヒントとして、参考にしてみてくださいね。

“目線”を意識して撮る

ねんどろいど撮影において私が最も重要だと考えているのが、“目線”です。ねんどろいどの目線、つまり「どの方向を見ているのか」を意識するだけで、同じねんどろいどを撮影しても印象が大きく変わります。
例えば、真正面からカメラ目線の写真を撮りたいなら、しっかりとレンズを見てくれるように顔の角度を調整する。また、2体のねんどろいどがおしゃべりしているような仲良し写真を撮りたいときは、2体がきちんと相手の目を見るように顔や体をきちんと相手に向かせるといいですね。求める雰囲気を醸し出せるように、ねんどろいどの顔の角度やカメラの位置を、少しずつ調整してみましょう。

撮影のポイントは「ねんどろいどが何を考えて、どこを見ているのか」を考えること。目線を意識することで、ねんどろいどの思考や行動を反映させたストーリー性のある写真が撮りやすくなりますよ。ストーリーが伝わってくるような写真は、愛する我が子の日常を切り取る思い出深いものになるはずです。

100円均一ショップのアイテムを小道具として活用する

ねんどろいどに限らず、ドールの写真撮影には出費がかさみがちです。というのも、ドールオーナーの多くは「我が子に似合う服や小物」を無意識に探してしまう傾向があり、似合いそうなアイテムがあるとつい購入してしまうからです。
では、お金をかけなければねんどろいど撮影ができないのかというと、そうでもありません。実は100円均一ショップで購入できるアイテムを使うだけでも、写真は一気に華やかになります。

例えば、100円均一ショップで販売されている造花を組み合わせれば、季節の花を観賞しているねんどろいどというストーリーの写真ができ上がります。さらに、さまざまなデザインのカットクロスやデザインペーパー、背景ボードなどをねんどろいどの背後に設置するだけで、一気におしゃれな雰囲気の写真へと変わります。
最近ではねんどろいどをはじめとするドール撮影者のために、写真撮影に使いやすいアイテムを豊富に取り扱っているショップもあります。ちょっとおしゃれなねんどろいど撮影に挑戦したい方は、手軽に購入できる100円均一のアイテムを活用してはいかがでしょうか。

ちょっとだけ編集してみる

ねんどろいど撮影に使用するカメラは、基本的にどんなものでもOKです。お手持ちのスマートフォンで気軽にサクッと撮影するもよし、一眼レフやミラーレス、コンデジといった本格的なカメラを使うもよし。どんなカメラでもいいのですが、撮影後はアプリやソフトを使って編集してみるのがおすすめです。

写真は、軽く編集するだけで雰囲気がガラッと変わります。特に試してほしいのが、明るさの調整です。ねんどろいどの明るい表情を強調したいときは写真の明るさを上げ、真剣な雰囲気を重視したい場合は全体を暗くするなど、明るさによって雰囲気を変えてみましょう。

また、編集用のアプリやソフトを使わなくても、写真を保存しているアプリケーション上でちょっと加工するだけで、グッとクオリティーが高まります。例えばまっすぐ立たせたはずのねんどろいどが斜めになっていたら、写真を回転させてまっすぐに見せる。写真に余計なものが映り込んでいたら、トリミングをしたりスタンプで隠したりする。このようなちょっとした加工で、写真の見栄えは大きく変わります。

より沼にのめり込みたい方は、有料ソフトを使ってみるのもおすすめです。私が愛用しているのは、有料ソフトのAdobe Photoshop Lightroomです。スマートフォンとPCの両方から写真を編集できるので、重宝しています。Lightroomのスマートフォンアプリは一部機能が無料で使えるので、試してみてはいかがでしょうか。
最近ではスマートフォン向けの写真編集アプリも種類が豊富で、無料で使えるものも数多くあります。いくつか試して、自分が使いやすいと感じるソフトやアプリを選んでみてくださいね。