カラマンダリンは、一言で言えば「春に食べられる、濃厚な味わいの温州みかん」のような柑橘です。温州みかんと「キングマンダリン」を掛け合わせて誕生した品種で、樹上で約1年という長い期間をかけて完熟させるため、非常にコクのある味わいが楽しめます。みかんより少し大きめで皮もみかんのようにむけます。むくとパンチのある香りが広がり、酸味は強め、それでいてそれに負けない甘さがあります。食べると香り、酸味、甘み、と順番に感じていきます。このバランスは少し暖かくなってきた4月下旬には気持ちよく感じます。
【とんと農園 田中信太郎さんからひと言】
カラマンダリンの栽培は意外と古く昭和30年に三重県で栽培されています。消えていった品種も多い中、今も栽培されている優良な品種と言えます。しかしながら寒さに弱く凍結してしまう可能性があるのと、4月の山には他に柑橘がないので鳥に見つかりやすいという2つのリスクがあるので、一つ一つの果実を手作業にて袋で包まなくてはならない手間のかかる品種です。早い時期に収穫するとピリピリする酸味がありますが4月中旬まで待つと気持ちの良い鮮度を感じる酸味にかわりハウスみかんとは違った濃厚な味わいは独特なおいしさを感じます。春の少し暖かくなってきた気候に食べるのにピッタリな柑橘です。個人的には4月の柑橘の中ではカラマンダリンが一番おいしいのではないかと思って育てております。