「包丁がさびてしまった」とお困りの方もいるでしょう。

包丁のさびは「水分」が原因になることがほとんどで、研磨剤やお酢を使って除去できます。

包丁がさびてしまうと、どのように落としたらよいかわからないですよね。

本記事では包丁のさびを落とす方法や包丁のお手入れ方法について詳しく解説します。

本記事を読めば適切な対処方法がわかるので、包丁のさびでお困りの方はぜひ参考にしてください!

包丁がさびる原因は「水分」

包丁がさびるほとんどの原因は「水分」と空気中の「酸素」です。

刃に付着している水分に酸素が溶け込み、その酸素と鉄が化学反応を起こすことでさびが発生します。

また包丁には「ハガネ」が使われており、ハガネは水分が付着したまま放置すると、空気に触れて酸化しやすくなります。

さびに強いステンレスの包丁でも製品によっては、刃の部分にハガネが使われていることがあるので注意が必要です。

包丁をさびさせないためには、表面を常に水気や汚れがない綺麗な状態にしておくことが大切です。

包丁のさびをとるメリット

「さびてしまった包丁はそのまま使ったらいけないの?」と思う方もいるでしょう。

包丁のさびをとることで、以下3つメリットがあります。

  • 衛生的になる
  • 長持ちする
  • 切れ味が上がる

各メリットについて詳しく紹介していくので、包丁のさびでお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

衛生的になる

さびた包丁を使い続けるのは衛生的によいと思いにくいですが、さびを摂取しても基本的に影響を受けることはありません。

ただ鉄さびを摂取しすぎると鉄の吸収が極端に多くなり、鉄中毒になる恐れがあるので注意が必要です。

またさびを取らずにいた場合、包丁だけでなく包丁が触れた場所までさびが移ってしまう場合もあります。

シンクや調理台など見えやすい部分にさびが移ってしまうと見た目が悪くなってしまい、あまり気分のよいものではありません。

包丁に限らず、キッチンにさびがあるのに気づいたら早めに取るようにしましょう。

長持ちする

包丁のさびを取ることで、包丁が長く使えます。

さびは放置していると徐々に大きく広がってしまい、あまりにもさびがひどくなった包丁は使えなくなってしまいます。

しかし小さなさびなら簡単に取れるので、こまめにさび取りをしておけば、包丁が長持ちするでしょう。

お気に入りの包丁や高価な包丁は、定期的にさびがつきにくくなるようにお手入れするのがおすすめですよ。

包丁にさびがつかないようにするお手入れ方法5選」で包丁のお手入れ方法を紹介しているので参考にしてみてください!

切れ味が上がる

包丁のさびを取ることで、切れ味が良くなります。

切れ味のよい包丁だと食材をカットしやすいので、調理を効率よく進められ気分がよくなりますよね。

また、切れ味が良いとムリに力を加えなくても食材をカットできるため、けがをする心配も減るでしょう。

スムーズな調理やけが防止のためにも、包丁のさび取りをしておくことをおすすめします。

包丁のさびを落とす方法6選

包丁のさびを落とす方法には、以下の6つがあります。

  • お酢を使う
  • クレンザーで磨く
  • 歯磨き粉で磨く
  • さび取り消しゴムでこする
  • 耐水性のペーパーヤスリを使う
  • 重曹を使う

各方法について詳しく解説するので、包丁のさびを取りたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

1.お酢を使う

包丁のさびを落とす方法には、お酢を使う方法があります。

お酢はさびの元である酸化鉄を分解する性質があり、包丁のさびが取りやすくなります。

お酢を使って包丁のさびを取る方法は以下のとおりです。

  1. 容器に酢を入れる
  2. 包丁を半日から1日程度浸ける
  3. さびついている箇所をブラシでこする
  4. 包丁を水洗いし、しっかりと水気をとる

お酢を入れる容器は、大きめのグラスや保存容器など包丁のさびている箇所が浸るものを使いましょう。

またしっかりと水気を拭き取った後、薄く油を塗って保管すると、包丁がさびにくくなりますよ!

2.クレンザーで磨く

クレンザーでもさび取りが可能です。

クレンザーには液体タイプと粉末タイプがあります。

液体タイプは粉末タイプと比較すると洗浄力は弱いですが、傷をつけずに汚れを落とせます。

粉末タイプは研磨剤の濃度が高く、大きいさびに有効です。

クレンザーを使って包丁のさびを取る方法は、以下のとおりです。

  1. 包丁を水でぬらす(液体タイプはぬらさなくてOK)
  2. 包丁をまな板や作業台の上で、柄の部分が引っかかるように固定する
  3. クレンザーをかけて、スポンジのかたい方やコルク栓を使ってこする
  4. 水でクレンザーを流す
  5. 乾拭きをして、しっかりと水分を拭き取る

けが防止のため、作業をするときはゴム手袋を使用するようにしましょう。

3.歯磨き粉で磨く

包丁のさびは歯磨き粉でも落とせます。

歯磨き粉でさび取りをする場合は、研磨剤入りの歯磨き粉を使います。

ただ歯磨き粉のさび取り効果はクレンザーほどないので、わざわざさび取り用に購入するほどではありません。

もし自宅に研磨剤入りの歯磨き粉がある場合は、試してみてはいかがでしょうか。

研磨剤は「清掃材」と表記されている場合もあるので、自宅の歯磨き粉をチェックしてみてくださいね。

4.さび取り消しゴムでこする

包丁のさび取りに、さび取り消しゴムを活用するのもおすすめです。

さび取り消しゴムは金属用の研磨剤の入った消しゴムで、100円ショップやホームセンターで販売されています。

綺麗にさびを取るコツは、包丁にある研磨した筋に沿って磨くことです。

消しゴムでさびている箇所をこするだけで、簡単に取れます。

ただしさび取り消しゴムは包丁に傷がつきやすいので、小さなさびを取るときに活用するようにしましょう。

5.耐水性のペーパーヤスリを使う

包丁のさびはヤスリでも落とせます。

ホームセンターでは耐水性のペーパーヤスリがあり、包丁のさび取りに活用できます。

大きいさびには荒めのものを、小さいさびには細かめのものがおすすめです。

ペーパーヤスリにはサンドペーパーや空研ぎペーパーなどがありますが、包丁のさび取りは水を使用するので、耐水性の商品を選びましょう。

6.重曹を使う

重曹は細かい粒子でできており研磨効果があるので、包丁のさびを落とせます。

重曹を使って包丁のさびを取る方法は、以下のとおりです。

  1. 包丁をぬらす
  2. さびの部分に重曹をかける
  3. こする
  4. 水ですすぐ
  5. 乾拭きをしてしっかりと水気を拭き取る

重曹でさび取りをする時は、ラップを丸めたものやコルク栓、メラミンスポンジでこするのがおすすめです。

メラミンスポンジそのものに研磨作用がありますが、メラミンスポンジと水だけではさびが落ちにくいので重曹を合わせて使いましょう。

作業する時は刃で手や指を切らないようにゴム手袋を使用し、注意しながら作業してくださいね。

また乾拭きをする前に熱湯ですすぐと、包丁の乾きが早くなりますよ♪

包丁にさびがつかないようにするお手入れ方法5選

包丁にさびがつかないようにするお手入れ方法は、以下の5つです。

  1. 汚れをしっかりと洗い流す
  2. 洗ったらしっかりと水気を拭く
  3. 食洗機の乾燥は使わない
  4. トマトやレモンなどの食材を切った後はすぐに包丁を洗う
  5. 新しい包丁は毎日お手入れする

各方法について詳しく紹介するので、包丁のさびでお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

1.汚れをしっかりと洗い流す

包丁にさびがつかないようにするためには、汚れをしっかりと洗い流しましょう。

包丁に汚れが残っていると、さびの原因になってしまいます。

衛生面を考えると、肉や野菜などの食材ごとに、切った後は一度洗っておくと安心です。

また、できるだけ包丁に汚れがついている状態にしないために、包丁は食材を火にかける前に洗うのがおすすめです。

食材に火をかける前に洗っておけば、調理が終わる頃までには包丁が乾くので、キッチンを離れる前に包丁を安全な場所に収納できます。

2.洗ったらしっかりと水気を拭く

包丁を洗った後は、しっかりと水気を拭くようにしましょう。

包丁に水分が残っていると、さびが発生する原因になってしまいます。

包丁を洗ったら、水気を取るまでをセットにして習慣づけておくのがおすすめです。

また包丁に水分がついている状態は、さびやすいだけでなく雑菌が繁殖しやすい状態でもあるので注意しましょう。

ふきんで水気を拭ききれない場合は、キッチンペーパーを使ってしっかりと拭き取るのも◎

3.食洗機の乾燥は使わない

包丁の洗浄には食洗機を使わないようにしましょう。

包丁の柄の部分は乾きにくいので、乾ききらなかった柄の部分からさびてしまう可能性もあります。

またすすぎがうまくいかず、洗剤が包丁に残ってしまう場合もあります。

洗剤が残っている場所に熱が加わると、その部分が酸化しやすくなるのでご注意ください。

包丁はできるだけ手洗いし、すぐに水分を拭き取るのがおすすめです!

4.トマトやレモンなどの食材を切った後はすぐに包丁を洗う

トマトやレモンなどの食材は包丁のさびを促進させてしまうので、切った後すぐに包丁を洗うようにしましょう。

水でさっと流すだけでも変わるので、続けて包丁を使う場合でも、一度洗ってからもう一度使うようにしましょう。

5.新しい包丁は毎日お手入れする

新しい包丁がハガネ製の場合、買ってすぐは重曹やクレンザーを使って、毎日お手入れするのがおすすめです。

新しいハガネ包丁はさびやすくなっているので、さびさせないためにお手入れが必要です。

ハガネ包丁は使い込んでいくと、表面に「酸化被膜」という膜ができてさびにくくなります。

酸化皮膜ができてさびにくい状態になった後は、1週間に1回程度のお手入れでOKですよ!

フェリシモで買える包丁関連アイテム

フェリシモで買える包丁関連アイテムは、以下の2つです。

  • ダイアモンドロールシャープナー
  • フッ素加工のシェフナイフ

各商品について詳しく紹介するので、包丁関連アイテムをお探しの方はぜひチェックしてみてください!

 ダイアモンドロールシャープナー

 ダイアモンドロールシャープナーは、ダイアモンド砥石(といし)を採用しています。

ステンレスやハガネなどの金属製包丁だけでなく、セラミックナイフなどいろいろな材質の包丁が研げます。

使い方は簡単で、安定した平らな面に置き、手前に約3秒かけてゆっくり数回引くだけでOK!

ダイアモンドの砥石が回転し、従来の手作業で砥石を使うのと同様に縦方向に研ぐので、切れ味が回復します。

いつでも快適な調理ができるよう、キッチンに常備してみてはいかがでしょうか。

いろいろな材質の包丁が研げる ダイアモンドロールシャープナー〈両刃用〉

1個 ¥2,000 ( +10% ¥2,200 )

フッ素加工のシェフナイフ

料理のプロも使用している「ハイカーボンステンレス製」のナイフは、さびに強く、鋭い切れ味が特徴です。

プロ仕様のナイフをかわいいデザインにすることで、家庭での料理を楽しく盛り上げられます。

刃渡りが約18cmと長めなので、魚やブロック肉など幅のある食材でもらくに切れます。

刃の表面は汚れが落ちやすいふっ素樹脂をコーティングしているので、食材がこびりつかずに調理可能ですよ♪

エスキューブキッチンズ ふっ素加工で汚れが取れやすく 手際アップ かわいいシェフナイフ

1個 ¥2,900 ( +10% ¥3,190 )

まとめ

包丁がさびてしまった時はクレンザーや重曹、さび取り消しゴムを活用してさびを落とすようにしましょう。

包丁のさびは包丁に残った水分や汚れが原因で発生するので、使用後はしっかりと洗い、水れを拭き取ってください。

包丁のさびを取ることで、切れ味が増し長持ちするので、ぜひこの機会に包丁のさびを落としてみてはいかがですか。

フェリシモ「Kraso(クラソ)」では、今回紹介したアイテム以外にも便利なアイテムが揃っているので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

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