小さな時計とパールに込められた、深い愛とこだわり。

こんにちは、フェリシモ日本職人プロジェクトのリーダー・山猫です。

この〈&Stories/アンドストーリーズ〉シリーズでは、「誰かの物語から立ち上がるモノ作り」をコンセプトに日本製のアイテムをラインナップ。1人ひとりの中にある、小さいけれど熱烈な「好き」「欲しい」を叶えることで、世の中にはないモノが生まれます。

この秋は、「PASSIONE(パッショーネ)」がキーワード。〈&Stories〉のアイテムはすべて、人の“情”と“熱”から生まれています。今回はそのモノづくりの原点に焦点を当てた逸品たちをそろえました。日本職人プロジェクトがスタートして18年。情熱から生まれたいくつものアイテムは、今では色とりどりの果実のように豊かな実りになっています。

夏から秋へと季節が移ろう頃、心にふっと火が灯るような、誰かの情熱を受け取るような、そんなモノとの出会いをお届けします。目を奪われるもの、惹かれるものとの一期一会を、ぜひ楽しんでください。

今回ご紹介するのは、金沢の時計工房さんの新作腕時計と、希少品となりつつあるバロックパールの新作アクセサリー。秋からのお出かけに彩を添える、美しいアイテムです。

心を癒してくれる、自分だけの「小さな森」を持ち歩く。

加賀百万石の歴史と文化を受け継ぎ、今も伝統工芸が盛んな金沢。こちらにある時計工房さんと、2年ほど一緒にモノづくりをしています。日本職人プロジェクトメンバーも何度か工房にお邪魔しましたが、金沢駅を降りたときの鼓門の迫力には、いつも圧倒されます。

金沢駅に到着!金沢の風景に魅せられたプランナーMOE(右)は、「北陸の冬空」をテーマにした時計を企画したことも。

この工房のモノづくりを支えているのが、アートディレクターの牛島孝さん。日本画家としても活動しておられ、金箔や岩絵の具など、日本画の画材や技法が時計製作にも生かされています。

「見惚れるシリーズ」を支えるのは、日本画家としても活躍する牛島さんの技術と美意識。いつも我々の無謀なリクエストにも、「やってみます」と応えてトライしてくださいます。

中でも、牛島さんの真骨頂ともいえるのが、「溜塗(ためぬり)」という技法。筆に含ませた絵の具を、一筆で文字盤に乗せていきます。水の量や乾くまでの時間によって、ひとつひとつ表情が異なるのが特徴です。初代モデルの「藍月に見惚れる腕時計」は、その神秘的な美しさに魅了される方が続出。異例の大ヒットとなり、現在までさまざまな「見惚れる」シリーズが誕生しています。

これだけ長く製作を続けていても、牛島さんは色を塗るときに「本当に緊張します」とおっしゃいます。色を安定させて、微調整しながら、手作業で仕上げていくのは大変な作業。でもいつも、試行錯誤を重ねて、こちらの想像を超える世界を見せてくださいます。

まったく同じものは作れないのが、溜塗の魅力。文字盤に乗せたときの色味や濃度を細かく調整しながら、一点ずつ美しい世界を描いていきます。

今回は、以前登場した「聖なる泉の翠色に見惚れる腕時計」の新モデル。スクエアの文字盤に幅広ベルトを合わせたバングル風のデザインから、丸い文字盤に細ベルトを合わせたシンプルなデザインになりました。(このバングル風のスクエア時計を愛用しているプランナーMOEと、「これすごく素敵だから、シンプルな丸い文字盤も絶対いいと思います」という話になったのがきっかけです)

同じ溜塗の翠色でも、以前のスクエアタイプは「聖なる泉」を彷彿とさせましたが、今回の小さな丸い文字盤に描き出されたのは、聖域のように静かな「森」。翠色の濃淡が、木漏れ日のきらめきや、だんだん深くなっていく森の雰囲気を表しています。実は下地には純銀メッキが施されており、光が当たる角度によっても表情が変わるのも魅力。本当に小さな文字盤ですが、見つめるほどに、奥深い世界が広がっていきます。

文字盤の着彩だけでなく、文字やフレーム、針の取り付けまで、すべて手作業。繊細な工程を丁寧に重ねて、ようやく完成に至ります。

本革ベルトは、ブラックとブラウンの2色。ベルトの色によって雰囲気が変わるから、肌の色や好きなスタイルに合わせて選んでくださいね。

翠色の美しさをより印象的に際立たせるブラックは、着こなしをキリリと引き締めてくれます。ほっこりしすぎず、幅広いコーディネートに似合うのが魅力。

ブラウンは、森の木々を思わせるやさしい色。翠色との相性の良さは言うまでもなく、手もとにしっくりとなじみます。

繊細なグラデーションで描き出す静かな森の景色は、深呼吸したくなるようなたたずまい。あわただしい日常の中でも、ふと時計を見るたびに、気持ちを穏やかにしてくれます。

自然が生んだバロックパールの「不ぞろい」な美しさ。

続いては、美しいパールのアクセサリーを2点。いつも高品質な珠を集めてくださる、神戸の老舗真珠メーカーさんと一緒に作りました。〈&ストーリーズ〉でも人気の真珠ですが、真珠の希少性は年々高まるばかり。世界的にも流通量が減っていて、老舗のメーカーさんでも確保するのがなかなか大変なのだそうです。(実のところ、過去に登場した人気アイテムの再販も難しく、パールアイテムはこれからますます一期一会の出会いが大切になってきそうです)

そんな中で、今回メーカーGAKOさんがそろえてくださったのが、個性豊かなバロックパール。同じものが2つとない、自然が育んだいびつな形が魅力です。真珠の高騰に伴ってバロックパールも希少価値が高まっていますが、国内外の珠を集めた中から、選りすぐりのものを用意してもらいました。

このように糸でつながれた束の真珠を用意していただき、具体的なデザインと仕様を決めていきます。

ひとつ目は、小粒のバロックパールをぎっしり並べたネックレス。小さいながらもパール特有の照りと輝きがあり、顔まわりを華やかに彩ってくれます。

短めだから使いやすく、Tシャツやスウェットなどカジュアルなトップスの襟もとにも好相性。不ぞろいなかたち(プランナーMOEは「じびじびしている」と表現)がリズムになって、シンプルな着こなしを盛り上げてくれます。フォーマルすぎないから、普段の着こなしにどんどん合わせてください。お手持ちのネックレスやペンダントとの重ね着けもおすすめです。

横顔に自信が生まれる、バロックパール×18金の輝き。

もうひとつは、18金のフレームに、一粒パールをあしらったイヤカフ。バロックパール特有のいびつなフォルムが際立つ、とても印象的なデザインです。

山猫とMOEは当初、もっと小さなパールをイメージしていたのですが、「パールとしてのクオリティーを保つなら、これぐらいのサイズがおすすめです」とGAKOさんが選んでくれました。実際に着けてみると、パールが目立って想像以上のかわいさ。さすが真珠のプロ!ということで、このサイズで商品化が決まりました。

いびつな形だからこそ、多方面から光を受けて輝くバロックパール。肌になじむまろやかな輝きは、ひと粒でも充分な存在感を放ちます。同じものが2つとないから、どんな一粒が届くかお楽しみに!

18金フレームの上品な輝きもあいまって、これひとつで横顔がとてもおしゃれな印象に。小さくても、本物らしい風格と存在感があります。耳の形や着ける位置によって雰囲気も変わるので、届いたらいろいろ試してみてください。パールは何にでも合うので、お手持ちのイヤリングやピアスとの重ね着けも素敵です。

今回も、質のいい真珠を集めてくださったGAKOさん。商談をする度にたくさんのパールの知識を教えてくださるGAKOさんから「いい真珠をお届けしたい!という想いをいつも感じます。フェリシモでの商談はいつも海の見える打ち合わせルームで行うのですが、パールの色を見るには、山から跳ね返った光が良いそうです。GAKOさんの会社は山手にあるので、いつも六甲の山に当たって跳ね返った光で検品されるとのこと。ちゃんと色が見分けられるようになるには、5年ほどかかるそうです(山猫とMOEも少しはわかるようになってきました)。

量産不可、特別に作ってもらった 芸術品のようなマベ真珠のネックレス。

そして最後に、、、山猫がGAKOさんに頼んで作っていただいた、スペシャルなネックレスをご紹介します。それが、「神戸の老舗真珠メーカーと作った 一生見惚れる孤高の美しさマベ真珠チェーンネックレス」。マベ貝から生まれる半円真珠を使った、パールの中でもひときわ希少なアイテムです。

薄紫がかったまろやかな色と上品なつや、やさしい輝き……。ひとつとして同じものがないパールを、老舗真珠メーカーさんに5つだけご用意いただき、美しさ際立つネックレスに仕立てていただきました。

こちらは販売用ではないのですが、フェリシモでお買い物することでゲットできるメリーポイントを1口分(500merry以上)お持ちのリーダーさま(会員さま)でしたら、何口でもお申込みできる「夢くじ」の景品用アイテムです。
GAKOさんに、「究極に美しいマベ真珠」を使用した、世界でひとつだけのネックレスを5本だけ作っていただけないかを相談したことから企画はスタート。希少なマベ真珠をはじめ、神戸老舗の真珠メーカーの今までの歴史などもギュッと詰め込んだ、決して量産することはできないジュエリーが完成しました。

貴重な真珠を探して持ってきてくださったGAKOさん。「量産できないからこそ、最高のジュエリーを」と、限定5本だから作ることができる至高の逸品を企画できるよう奔走してくださいました。

現在、世界的に貴重なマベ真珠の中からさらに上品な薄紫がかった珠を選りすぐり、特別手配。その主役に最高に合うジュエリーフレーム2種を、真珠メーカーのデザイナーともに過去デザインから探してくださいました。さまざまなプロフェッショナルの方々の協力を得ながらできたこの夢のスペシャルジュエリーには、たくさんの素敵な思いと物語が詰まっています。

まるでどこかの女王が着けているような気品あふれるデザインなので、結婚式やパーティーなどハレの日にぴったり。一生の宝物にできる特別なジュエリーは、きっとその人の人生を彩るはずです。

母貝の虹色の美しさは格別で、世界でもっとも美しい真珠貝と言われこともあるマベ真珠。大きく魅力的な輝きを放つマベ真珠は「太陽の光」と称されます。現在はマベ真珠の養殖場所自体が減り、今まで以上にとても希少な真珠のひとつに。今回は特別にお願いし、上品な薄紫がかったマベ真珠を取り寄せ、この魅惑のジュエリーをご用意することができました。

マベ真珠の裏側は、白蝶貝が美しくあしらわれています。近年こういった手の込んだ細工ができる職人が減ってきている中で、貴重な仕上がりになっています。

フレームを外せばシンプルなデザインになるので、日常使いにも。ひとつひとつ異なるマベパールの表情や魅惑の輝きを身に着ける喜びを、幸運な5名さまにお届けします。メリーポイントをお持ちの方はぜひ、こちらもご覧くださいね。山猫も欲しい~。

金沢の時計職人が手掛けた 美しいオーロラに見惚れる腕時計〈ブラック〉

1個 ¥20,500 ( +10% ¥22,550 )

金沢の時計職人が手掛けた 聖なる森の翠色に見惚れる腕時計〈ブラウン〉

1本 ¥20,500 ( +10% ¥22,550 )

神戸の老舗真珠メーカーと作った バロックパールネックレス〈シルバー925〉

1本 ¥20,000 ( +10% ¥22,000 )

神戸の老舗真珠メーカーと作った バロックパールイヤカフ〈K18ゴールド〉

1個 ¥20,000 ( +10% ¥22,000 )

日本のモノづくりを通してたくさんの素敵な物語を伝えるために続けてきた「日本職人プロジェクト」。2004年のスタート以来、様々な魅力的な方の想いと共に「物」語るアイテムを誕生させてきました。

プロジェクトリーダー 山猫

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