料理後のフライパンに残ったベタベタの油、掃除が大変ですよね…。

じつは、フライパンの油汚れは正しい手順で処理しないと、フライパンやスポンジがダメになることも。

今回は、フライパンについた油汚れの正しい落とし方を5ステップで解説します。

ふだんからできる油汚れ対策や便利なアイテムについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読めば、油汚れの簡単な落とし方がわかって洗い物がラクになりますよ♪

油汚れがひどいフライパンの洗い方5ステップ

油汚れがひどいフライパンは、洗う順番を間違えると汚れが落ちにくくなります。

ラクに早く汚れを落とすには、以下の順番で洗いましょう。

  1. キッチンペーパーやラップで油をふきとる
  2. フライパンを冷ます
  3. 中性洗剤をつけたスポンジで洗う
  4. ぬるま湯でよくすすぐ
  5. しつこい油汚れには重曹やセスキ炭酸ソーダを使う

なお、ここで紹介するのは、一般家庭でよく使われるフッ素樹脂加工(くっつきにくくする加工)のフライパンのお手入れ法です。

鉄製・アルミ製のフライパンの洗い方は、後述しているので参考にしてください。

キッチンペーパーやラップで油をふきとる

汚れた油に直接スポンジをつけると、スポンジが油まみれになります。

フライパンの油汚れは、まずキッチンペーパーやラップでふきとりましょう。

キッチンペーパーやラップ以外にも、野菜の皮や不要なチラシ、お茶を沸かしたあとのお茶パックなどでも代用できます。

油は冷めると固まってとれにくくなるため、熱いうちにふきとるのがポイントです。

フライパンを冷ます

フッ素樹脂加工やダイヤモンド加工など、コーティングされたフライパンは、少し冷ましてから洗いましょう。

調理直後の熱いフライパンをそのまま水で洗うと、急な温度変化でコーティングがはがれやすくなります。

フライパンのコーティングがはがれると、食材の焦げつきや汚れがこびりつく原因になるので、急いで洗いたいときはお湯を使いましょう。

中性洗剤をつけたスポンジで洗う

フライパンが冷めたら、中性洗剤を少量つけたスポンジでやさしく洗いましょう。

油汚れがひどい場合は、お湯につけて油をうかせてから洗うと落ちやすいです。

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またスポンジについた油汚れは、水だけでサッと落とせるからストレスフリー♪

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ぬるま湯でよくすすぐ

油は冷えると固まるので、すすぎは冷水ではなくお湯を使いましょう。

洗い流したら自然乾燥させます。

フッ素樹脂加工のフライパンの寿命は1〜2年です。

毎日の正しいお手入れでフライパンの寿命を縮めないようにしたいですね!

しつこい油汚れには重曹やセスキ炭酸ソーダを使う

スポンジでは落ちないがんこなフライパンの油汚れは、重曹やセスキ炭酸ソーダを使いましょう。

使い方は、以下のとおりです。

  1. フライパンに7割程度水を入れる
  2. 重曹かセスキ炭酸ソーダを大さじ1くわえ沸騰させる
  3. 火を止めて冷めるまで放置
  4. ゴム手袋をしてスポンジで洗う
  5. 流水でよくすすいで乾燥させる

重曹もセスキ炭酸ソーダも、油汚れに効くアルカリ性です。

油汚れのみを落としたいときはセスキ炭酸ソーダ、焦げつきも一緒に落としたいときは重曹を使うといいでしょう。

【フライパンの種類別】油汚れを落とすときの注意点3つ

実は、フライパンの種類によっては、洗剤や重曹がNGなものもあるので注意してください。

ここではフライパンの種類別に、油汚れを落とすときの注意点を解説します。

  • アルミ製のフライパンには重曹やセスキ炭酸ソーダはNG
  • 鉄製の鍋には洗剤はNG
  • フッ素樹脂加工のフライパンにはメラミンスポンジNG

順番に解説します。

アルミ製のフライパンは重曹やセスキ炭酸ソーダはNG

アルミ製のフライパンはアルカリ性の成分に弱いため、重曹やセスキ炭酸ソーダを使うと黒ずみができます。

アルミ鍋の表面は「酸化皮膜」という薄い膜でおおわれていますが、重曹を使うとこの膜がはがれてアルミがむき出しになります。

アルミが水分にふれると化学反応を起こし、黒ずみになるというわけです。

アルミ製のフライパンは、台所用の中性洗剤を使って洗いましょう。

鉄製の鍋は洗剤はNG

鉄製のフライパンを洗う時は、基本的に食器用洗剤は使わないようにしましょう。

鉄製のフライパンは油をなじませることで、食材が焦げつきにくくなります。

しかし、洗剤を使うとせっかくコーティングされた油がとれる原因に。

鉄製のフライパンを洗うときは、たわしやささら(竹の先を細かく割ってたばねた道具)を使って汚れをかき落としましょう。

洗ったあとは次の手順で仕上げてください。

  1. キッチンペーパーなどで水気をふきとる
  2. 中火で加熱して完全に水気をとばす
  3. キッチンペーパーで内側に油をすりこむように塗る

フッ素樹脂加工のフライパンはメラミンスポンジNG

フッ素樹脂加工のフライパンにメラミンスポンジを使ってはいけません。

コーティングがはがれて食材が焦げつきやすくなります。

クレンザーや金属タワシも同じ理由でNGです。

フッ素樹脂加工を傷つけないように、中性洗剤とやわらかいスポンジで洗いましょう。

フライパンの油汚れをふせぐコツ3選

フライパンの油汚れを最小限にできれば、洗い物のストレスも減ります。

ここでは、フライパンの油汚れをふせぐコツ3選を紹介します。

  • 油汚れがつきにくいフライパンを選ぶ
  • 空だきしない
  • フライパンシートを使う

順番に解説します。

油汚れがつきにくいフライパンを選ぶ

油汚れをおさえたいなら、フッ素樹脂加工・ダイヤモンド加工・マーブルコートなど、表面がコーティングされているフライパンを選びましょう。

これらの加工がされていると、コーティングの効果で汚れが落ちやすいです。

コーティングは熱や摩擦ではがれるので、以下のことに注意して使ってください。

  • 調理後すぐの熱いフライパンを水につけない
  • 金属製の調理器具ではなく、木やゴム製の調理器具を使う
  • 金属タワシやクレンザーを使わない

コーティングがはがれないように工夫すれば、油汚れも落としやすくフライパンも長持ちしますよ♪

空だきしない

コーティングされたフライパンは、空だきするとコーティングがはがれ、こびりつきや焦げつきの原因になります。

空だきとは、フライパンや鍋に何も入れず加熱することです。

フライパンの温度が260度を超えるとコーティングがはがれやすくなり、350度以上になると有毒ガスが発生します。

空だきしてから5分もすれば350度に達するので、じゅうぶんに注意してください。

万が一、空だきしてしまった場合は、窓を開けて換気してください。

フライパンシートを使う

フライパンを汚したくない人は、フライパンシートを活用するのも手です。

洗い物の手間が減って、家事の時短が叶いますよ♪

フライパンに敷くだけで、焦げつきと油汚れを防いでくれるシートです。

焦げつかないのに、食材にはおいしそうな焼き色がしっかりつきます!

深さが約4cmあるので煮込み料理にも便利♪

両面シリコーン加工だから、ノンオイル、または少量の油で調理できるところも◎

使い終わったらそのままゴミ箱に捨てるだけ!

フライパンはきれいなままだから、洗い物の手間なしです。

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フライパンの油汚れよくある質問

フライパンの油汚れでよくある質問に答えました。

  • 何をしてもフライパンの油汚れが落ちないときは?
  • フライパンの外側や裏についた油汚れの落とし方は?

順番に解説します。

何をしてもフライパンの油汚れが落ちないときは?

何をしてもフライパンの油汚れが落ちないときは、買いかえどきです。

コーティングがはがれている可能性が高く、汚れが落ちにくい状態になっています。

コーティングされたフライパンの寿命は1〜2年なので、消耗品と割りきって買いかえたほうがストレスなく使えます。

フライパンの外側や裏についた油汚れの落とし方は?

フライパンの外側や裏についた油汚れは、重曹ペーストで落とせます。

重曹ペーストの作り方は、以下のとおりです。

  1. 重曹(スプーン3~5杯)を容器に入れる
  2. ぬるま湯を少しずつ入れて混ぜる
  3. ドロッとしたペースト状になったら完成

ペーストのかたさは、鍋の側面や裏側にのせたときに滑らない程度に調整してください。

ペーストを汚れの気になるところにのせたら、スポンジでこすり洗いしましょう。

フライパンの外側の汚れは、焦げつきが原因の場合もあります。

汚れを防止するには、シリコーンマットが便利ですよ!

表面は、お鍋やフライパンがずれにくいシリコーン加工。

はがすときは、専用のヘラで空気をぬくだけと簡単なところも◎

かわいいお花の形なので、毎日のお料理の気分も上がります♪

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まとめ

フッ素樹脂加工のフライパンの油汚れを落とす手順を紹介しました。

  1. キッチンペーパーやラップで油をふきとる
  2. フライパンを冷ます
  3. 中性洗剤をつけたスポンジで洗う
  4. ぬるま湯でよくすすぐ

「油がうまくとれない」「フライパンを汚したくない」という人は、便利なアイテムを使うのも手です!

洗い物の時間が短縮できて、家事の時短が叶いますよ♪

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