財布作りのプロ集団が作った 職人本革のプチファヴォリウォレット〈ストロベリー色〉 [本革 財布:日本製]
お申し込み番号:516647
1個 ¥15,800 ( +10% ¥17,380 )
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&Stories
職人さん、桝本(ますもと)さん、安藤さん、みんなで続くものづくリレー
ある日、「山猫さん、現在すでにお取引きのある大阪の革財布専門工場があるんですけど、一度見学に行きませんか?」と、日本職人プロジェクトのメンバーのNISHIYANに声を掛けられた山猫。その時は、財布はいろいろな職人さんに手掛けていただいていることもあり、新しいパートナーの出現にはそれほど大きな期待はしていませんでした。
ですが、その財布工場さんとお取引きしている革雑貨メーカーの担当プランナー・安藤歩覧(あゆみ)さんとお会いして、その工場で作っている財布サンプルを見せていただいたとき、山猫とNISHIYANは「やばい、、、全部いい。なんか新鮮!? 一度これらを作っている工場を見学させていただいてもいいですか?」となりました。
財布サンプルをオンパレードで見せてくれるプランナー安藤さんの説明は、とても丁寧。たくさんお持ちいただいたどの財布もファッショナブルでありながら機能も考えられていて、手に取るとその場ですぐに使いたくなるものばかり。「どれも今欲しかった良い財布です~!!」とNISHIYANも大興奮。
安藤さんが勤めるメーカーは、オリジナルブランドも展開されていて、デザイン&ファッション性にとんだアイテムをたくさん手掛けているから、これだけご用意できたんですと説明してくださいました。(安藤さんはプランナー兼ブランドの営業もされる方。生産工場とのやり取りもすべてご本人が工場に出向いてお伝えされるので、商品のことも詳しくご存知なのです)
「安藤さん、その財布工房さんを見学した上で、オリジナルの財布などをご依頼するのは可能ですか?」とお聞きすると「もちろんです。今回ご案内させていただく工場さんは、本当にうちがお世話になっているところで、本革財布であればきっと日本職人プロジェクトさんも魅了されると思います。まずは一度行ってみましょう!」と言ってくださったので、ワクワクしながらお伺いすることに。NISHIYANと共に、大阪市内にある工場を訪ねました。
写真左がプランナー・安藤さん。写真中央が財布工場の代表の桝本さんご夫妻。今まで手掛けてこられた鞄・財布が飾られるサンプルルームで、こちらの工場全体の説明をお聞かせいただきました。
桝本さんご夫婦が営むこの工房は、さまざまなメーカーやブランドのOEM(他社ブランドの製品を製造すること )のほか、メイドインジャパンにこだわった自社ブランドも展開しておられます(創業されて54年!!)。お伺いして山猫が驚いたのは、この革財布専門工場さんが連携する大阪の数多くの財布職人さんのクセや得手不得手を、スタッフさんがしっかりカルテ化していること。「縁巻きの仕上げがキレイ」「この加工は当たりが強く出る」などなど、職人さん一人ひとりの特徴を細かく把握しておられました。
そのカルテをもとに、職人さんに仕事を振り分ける敏腕プロダクトディレクターさんが要。芯を入れたり、縁を巻いたり、細かい工程が多い財布づくりは、職人さん一人ひとりの技術を適材適所に生かすこの担当さんの存在が重要。全体を俯瞰でしっかり見ることのできる方がいて仕事が、財布の完成度を高めます。
写真右の方が、関連するすべての職人さんのクセや技をカルテ化されている凄腕のプロダクトディレクターさん。革の抜型もすべてメンテナンスをしながら管理されています。本当に理想のモノづくりをされている現場です。
このプロダクトディレクターさんは、職人さんが「なんとなく」の感覚で持っている技術を、明確に言語とイラスト化。職人さんによっては高齢になりその技を行うのが難しくなることもありますが、もしそうなっても自分たちでモノづくりのクオリティーを保てるように、、、という思いから始めたそうです。職人さん一人ひとりの持ち味を管理する、そんなすごいことを実際にされているのに山猫は驚きました。
職人さんが仕上げてきたものを検品しながら、微調整したり、ひとつずつ高い品質にあげていくのもこちらの工場の特徴。「手仕事」をみんなでリレーしながらつないでいく印象。「沢山の眼と手に触れているからこそ、買ってくれたお客様に安心してご使用いただけるんです!」と桝本さんがご説明してくださったことがよくわかりました。
通常だと、同じ革の抜き型を使っても、作り手によっては全く違う仕上がりになります。それは、それぞれの職人さんが独自の技とアイデアを込めながら作っているから。その技やアイデアは、職人さんが言葉にして他の誰かに伝えるのがとても難しいものですが、こまめにやり取りをして地道にカルテ化されているその努力には頭が下がります。そして、職人さんが苦手とすることは、自社工場で補いながらサポートされていることにも感動しました。
工場内で製造もできるので、日々多くの種類を同時進行で作られています。職人さんにお渡しする財布金具もできる限りこちらでストックされているので、職人さんはモノづくりに集中できるのもこの工場の特徴。
こちらの革財布工場では、職人さん、桝本さんご夫妻を中心とした工場スタッフの皆さん、そして安藤さんが連携しながら、それぞれの得意なことをモノづくりに余すことなく生かしていて、まさに皆さん「財布のプロ集団」だと実感。その仕事ぶりにすっかり惚れ込んで、ぜひ、一緒にやりましょう!とお声を掛けていました。
桝本さんご夫婦のプロフィールイラスト用にお借りした写真。山猫とNISHIYANが工場にお邪魔した際も、自分たちの工場のことを丁寧にご説明してくださいました。やさしい口調の奥様はたくさんの商品企画を、桝本社長は日本のモノづくりのこれからをずっと考えて、行動に移してこられました。
パチン!と小気味いい開け閉め心地は、職人さんのなせる技。
今回デビューする、手のひらサイズの折り財布。 財布工場の代表の桝本さんご夫婦がずっと製造されていたモデルを、〈&Stories〉だけのオリジナルバージョンにアレンジしてもらいました。
今回デビューする今まで、日本職人プロジェクトでは取り扱っていない財布たち。
今どき仕様のコンパクトサイズで、小さくてかわいいから、フランス語で“小さなお気に入り”を意味する「プチファボリ」と名付けました。小ぶりなバッグの中でもかさばらず、手の中にちょうど心地よくおさまります。シボ感のある本革は、しっとりとやわらかな手ざわり。
小さいのにお札が折らずに収納でき、小銭入れもたっぷり入るがま口仕様。カードポケットも充実していて、充分メインのお財布として活躍してくれます。(札入れ:1個、小銭入れ:1個、カードポケット:6個 です)
小ぶりのかわいいサイズながら、中は収納力たっぷり! 裏地は全色共通で、ナチュラルな綿麻素材を使っています。
四角いフォルムがサンドイッチやフィンガースイーツみたいに見えることから、色名を食べ物で表現しました。
金具の色が映える、深みのある上品なストロベリー色。甘すぎないカラーで大人っぽく。
がま口はちょうどいい硬さに調整するのがけっこう難しく、桝本さんの工場でも、女性スタッフさんが何度も開け閉めしてチェックしておられました。そのおかげで、「パチン!」と絶妙な開け&閉め心地になっています。
日本で職人と言うと「ザ・匠」みたいなイメージがありますが、工房の職人さんはもちろん、大きな製造工場で日々技術を磨き、品質を積み上げている皆さんも職人だと山猫は思っています。いいものを作るために妥協しない、プロの皆さんの想いの結晶。小さいけれど(小さいだけに)細かい技がぎゅーっと詰まったお財布です。届いたらぜひ、たくさんかわいがってくださいね。