[2026/01.06]

ぼくの、シンプルレシピ

#46. たまごがゆ

お米が高くなったことで、
おかゆを楽しむ暮らしが生まれた。

「あたりまえ」が決してそうではないことを、
たびたび思い知らされることがある。

いつも主食にしていた白ごはんが
実はすごくありがたいものだったなんて……

スーパーでお米の値札を見るたびに、
今までの無礼を心の中で謝っていた。

そして少しでもお米を節約するために、
おかゆを炊くようになった。

たった半合なのに、おなかいっぱい。
味付けやトッピングもアレンジ自在。
それに、なんだかからだにやさしい感じ――

むしろ食生活がとても豊かになった気がする。

そういえば自炊を楽しむようになったのは、
外食が自由にできなくなったコロナ禍だった。

もしまた「あたりまえ」を失ったとしても、
そこから楽しみを見つけられるなら、
それはそれで素敵なことかもしれない。

HOW TO COOK

お米を浸水させます

お米1/2合を研がずに鍋にあけて、お米の5倍(450ml)の水を入れて30分くらい放置します。この間に他の料理の下ごしらえをしたり、シャワーを浴びたりしてもいいかも

味付けをします

火にかけるまえに味付けをしてしまいます。今回は和風顆粒だし小さじ1と、塩ひとつまみ。だしを鶏がらスープやコンソメに変えるだけで、簡単にアレンジがききますよ
スプーンなどでよく混ぜて溶かします

炊いていきます

まずはふたをせずに中火くらいで炊いていきます。おたまなどでときどき混ぜながら、鍋底にお米がはりつかないように気をつけます
ふつふつと煮立ってきたら弱火にして、ふたを少しずらして8分ほど炊きます

溶き卵を流し込みます

あらかじめ溶いておいた卵1個を、静かに回すように流し込みます

蒸らします

火を止めて完全にふたをして、10分ほど放置します

トッピングを用意します

蒸らしている間にトッピングを用意。たまごがゆには緑色の食材がお似合いなので、細ねぎ1本を小口切りにしました。かつおぶしや味付きのりなんかもおすすめです。鶏ガラベースだったら市販のザーサイとラー油を回しかけたり、コンソメベースだったらバターを乗せたり。いろんなアレンジが広がります

盛り付けて完成

鍋のまま食卓に出して、とんすいに取り分けてから細ねぎを散らしていただきましょう。陶芸家・杉田真紀さんの「みみボウル」を愛用しています

【材料】
◎お米 1/2合
◎卵 1個
◎細ねぎ 1本

【調味料】
・水 450cc
・和風顆粒だし 小1
・塩 ひとつまみ

STAFF
photo / text : けんち(このごろ編集部)
illustration:lilyco