[2025/12.12]

ぼくの、シンプルレシピ

#45. 鍋焼きうどん

もしも弱っている人がいたら、
ぼくが鍋焼きうどんを作ってあげる。

なんて、ちょっとかっこつけてみたけれど、
鍋焼きうどんはとても簡単だし、
一品で満足できるお手軽メニューなのだ。

心もからだも疲れ切っていたころ、
アルミ容器に入った鍋焼きうどんを
よく食べていた。

具材もつゆも全部セットになっていて、
ふたになったフィルムをはがして
あとは火にかけるだけ。

だしのきいたつゆのやさしさ、
煮込んだうどんのやわらかさ、
やけどしないようにふぅふぅしながら
慎重に口へ運ぶゆったりとしたリズム――

そのすべてがぼくを癒やしてくれた。

だからもし、あのころの自分と同じように
心身ともに弱っている人がいたら、
そっと鍋焼きうどんを差し出して、
元気づけてあげたいと思っている。

HOW TO COOK

具材を用意します

しいたけは軸の部分を切り落として食べられるところはスライスに。傘の部分は十字に切れ目をいれて、ちょっとおしゃれにするのがおすすめです。包丁を15度くらい傾けるのがポイントです。切り取ったパーツも捨てずに、一緒に煮込みましょう
野菜は冷蔵庫にあるもので大丈夫ですが、鍋料理をイメージして選ぶといいと思います。今回は白菜、にんじん、長ねぎ、小ねぎを使いました。適当なサイズにカットします
野菜以外では練り物もおすすめ。ちくわや、かまぼこなどを同じく適当なサイズに切っておきます

鍋にセットします

生のうどんをざるにあけて流水でほぐし、ひとり用の鍋にセット。冷凍うどんの場合は電子レンジで軽くチンしてから流水でほぐします。その上に、鍋料理をするときの感覚で具材を並べていきます。後で卵を落とすので、真ん中は空けておいて。冷凍庫にあった、むきえびも使うことにしました

つゆを用意します

ボウルに水、和風だしのもと、しょうゆ、みりん、塩を合わせます。身も心も弱っているので、うすめのやさしい味付けです。めんつゆが家にある場合はそれでOK。より、らくちんです

煮込みます

鍋につゆを静かに注ぎ入れたら、ふたをして火にかけます。ひとり分サイズのほうろう鍋は、野田琺瑯の「ココナベ(小)」
弱めの中火くらいで静かに煮ていきます。グツグツしてきたら弱火にしてしばらく煮ます
具材に充分火が通ったら、空けておいた真ん中に生卵を落とします。またふたをして、もうしばらく煮込みます

そのまま食卓に出して完成

白身に火が通ったら完成!そのまま食卓に出して、ふぅふぅしながらいただきましょう。お好みで七味唐辛子を振って、ピリリと気合をいれてもいいかも◎

【材料】
◎うどん 1玉
◎しいたけ 1個
◎白菜(1/4サイズ)1枚
◎にんじん 3cmくらい
◎長ねぎ 5cmくらい
◎小ねぎ 3本
◎かまぼこ 2切れ
◎冷凍むきえび 1個
◎卵 1個

【調味料(つゆ)】
・水 300cc
・和風顆粒だし 小1
・みりん 大1
・しょうゆ 大1
・塩 ひとつまみ

STAFF
photo / text : けんち(このごろ編集部)
illustration:lilyco