BLOG ハッピートイズ通信

作り方

2022.06.30

【連載】ハンドメイド作家・kumikoさんが教えるトイズ作りのとっておきアイデア⑦楽しくデコレーションしてみよう!

CATEGORY: howto

2022.06.30 UPDATE

第7回めは、ハッピートイズのデコレーションについて

こんにちは、kumikoです。日差しがまぶしい季節、夏が始まりましたね~。みなさまお元気ですか。

さてさて、この連載ブログも7回めとなり、折り返し点にきました~。今回は、できあがったハッピートイズを楽しくデコレーションしてみよう! というテーマで書こうと思います。

私が今までに作ってきたハッピートイズたち、どの子にも作り方説明書には載っていない装飾を添えています。それは、作っていくうちにその子のキャラクターをどんどん演出したくなったからなんです。ちょっと手間はかかりますができあがったときの満足感はたまりません(笑)。

私の印象に残っているハッピートイズをいくつかピックアップしましたので、どんなイメージでどんなふうにデコったかを紹介させてくださいね。

連載1回めのときにも登場した「ランRANうまくん」はペガサスをイメージしたので、背中に翼を付けました。白いフェルトを2枚貼り合わせてステッチを入れた簡単なものです。

「笑顔を咲かせるリスちゃん」は、小さなアーチストというイメージで作りました。洋服を作って着せるのは大変なので、なんとなく洋服を着ている感じを演出するのに部分的な服飾パーツを取り付けるという手法(?)を取り入れました。

前ボディに白い布を選んだので、そこに直接ボタンを縫い付けるとシャツを着ているように見えます。さらにフェルトで作った簡単な付け襟ををプラスすればまるでシャツを着ているみたいでしょ? ベレー帽は丸くカットしたフェルトの周りをぐし縫いして立体感を持たせ、耳が出る穴を開けてリスちゃん仕様にしました。

サスペンダーはリボンで表現しています。ちょっと変わったレースの1模様をサスペンダーのバックルに見立てて使っていますよ。金属類は使用不可ですがこれならクリアです!

このときは作っていくうちにどんどんエスカレートして、厚紙や丸棒&糸を使って小さなパレットと絵筆も手づくりしちゃったという思い出があります(これらの小物は、安全面を考慮してハッピートイズの展示後には取り外して、本体のみが子どもたちの元へ送られました)。

「愛くるしいパンダくん」は、チャイナガールのイメージだったので、フェルトで作ったお花をヘッドアクセサリーに、また細いサテンリボンをチャイナボタン風に作って胸元にくっつけました。これを付けただけでなんとなくチャイナ服っぽく見えませんか?

「ラブリークマちゃん」は、ボディの下半分をポケットにしてしまいました。そしてそのポッケからハートのガーランドが出てくる仕掛けを作りましたよ。

こんなふうに、ハッピートイズを着飾るためのちょっとした小物づくり&デコレーションは、考えているときもあれこれ試しているときもすっごく楽しい時間です。制作過程の中で私がいちばん好きな作業でもあります!

ただですね、発想は自由ですがちょっと押さえておきたいポイントもあるので、自分の反省も含めてお伝えさせてください。

ハッピートイズは世界の子どもたちに贈るためのぬいぐるみなので、小さなボタンやパーツは特にしっかり留めつけましょう! リボンの断面なども接着剤などを塗っておくとほつれにくくなります。「丈夫に作る」ということはフォーカスしたい大切なポイントだと思っています。

「トイズ作りのとっておきのアイデア」1回めから7回めまでは作り方のコツを一通り解説してきました。次はちょっと視点を変えて、「できあがったハッピートイズをかわいく撮ってみよう!」というテーマで書いてみようと思います。

それではみなさま、今日も楽しいハンドメイドライフを送ってくださいね。

ではまた~~~。

kumikoさん (ハンドメイド作家)

手づくりを楽しむ主婦クリエイター。身近な材料を自由な発想でアレンジするのが得意。2013年よりハッピートイズプロジェクトに毎年参加。アイデアいっぱいのハッピートイズを作り続けている。毎年製作レポートも担当。そのほかにも「クチュリエクラブ」の会員誌『クチュリエの種』にて”阿部久見子さんのリメイクレシピ集”を連載中。

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