シュトレンといえばナツメグやシナモン、カルダモンなどのスパイスが特徴的ですが、これは栃とくるみが主役のシュトレン。その風味を最大限に引き出すことを前提に試行錯誤を重ねた結果、スパイスはあえて使用しないことにしたそうです。栃やくるみのちょっと渋みのある味を、和菓子ではおなじみの「和三盆糖」の素朴な甘さが包み込んだ、なつかしくてやさしいお味のシュトレンです。地域に根付いた栃の加工技術を生かして、和菓子職人がひとつひとつていねいに焼き上げています。しっとり感を保ちつつ、洋酒は必要最低限にしているので、お子さまにもお年を召した方にも気軽にお召し上がりいただけます。「いろんな国で食べてきましたが、こんなにおいしいシュトレンは初めてでした。ラム酒にもぴったりで、最高でした。」など、うれしいお声も届くそうですよ。お年賀シュトレンは「おかわりしたいから、お正月にも欲しい」というリクエストがあったことから、中身のお味はそのままで、お正月用の装いにラッピングを変えて、年末にお届けするようになったもの。12月25~27日のお届けになります。
◇小松屋製菓のこと◇
静岡県の山あいにある小松屋製菓は創業昭和元年。2026年で100年の節目を迎えます。「長い歴史の中で受け継がれてきたものはたくさんあるけれど、一番こだわっているのは『栃の実』を使ったお菓子づくり」と店主。特有の苦味を旨みに変える伝統製法(あく抜きだけで1ヵ月ほどかかります)を継承し、100年の味を守りながら、新しいお菓子づくりにもチャレンジされています。地元の食材や山の恵みを生かし、保存料や着色料を使わない自然な味のスイーツをぜひ年末年始にご賞味ください。