お正月飾りを手づくりして、素敵な1年のはじまりに

2015年12月26日(土曜日)

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今年もあとわずか。世の中はもうお正月の雰囲気が高まってきましたね。前回のサンタクロースキャンドルに引き続き、今年最後の「ちょこっと手づくり」は、素敵な1年を祈願して、おめでたい鏡餅のお飾りを手づくりしてみませんか。

まずは縁起物の橙(ダイダイ)づくり

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和の雰囲気を出すため、ちりめんの生地を使って作ります。まずはお餅の上に飾る橙(ダイダイ)から。黄色のちりめん布を直径6cmの円にカットし、周囲をぐし縫いしてわたを入れて縫い閉じます。緑色のちりめんで葉っぱ2枚も付けましょう。
鏡餅は日本各地でさまざまな飾り方がありますが、お餅の上の橙は一般的ですね。橙はその年になった実を落とさずに毎年新しい実をつけていくことから、長寿や家族繁栄を願う縁起物だそうです。

次に干し柿、竹の飾りを作ります

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干し柿は、約11cmの竹ひごにオレンジ色のちりめん布を柿に見たてて、竹ひごをはさむようにして左右に貼り付けていきます。竹はベージュと緑のちりめん布を笹の形に切り取り貼り合わせます。ちなみに柿は「嘉来(かき)」といって、喜びやしあわせをかき集めるという意味で、縁起のいい長寿の木です。

松と梅の飾りはふっくらと仕上げるのがポイント

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次に松と梅のお飾りを作りましょう。しっかりさせるために松と梅の形にカットした厚紙の表側にちりめん布を貼り付けます。ちりめん布は、厚紙の形に沿うように少し切り込みを入れて、折り曲げながら仕上げるときれいです。間にキルトわた(または薄いわた)をはさんでふっくらと。完成したら松竹梅のパーツをひとつにまとめます。

紅白の御幣(ごへい)も作りましょう

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御幣(ごへい)と呼ばれる短冊のような紅白の紙は、四方に大きく手を広げ、繁盛するようにという意味をもつもの。赤い色は魔除けの意味もあります。こちらもちりめん布を2.5cm角にカットして紅白に貼り付けて作りましょう。干し柿の真ん中に橙を貼り付け、御幣の上に乗せて貼り合わせます。

最後に大と小のお餅を作れば……

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最後はお餅です。白いちりめん布で、直径19cmと14cmの円をカット。橙と同じように周囲をぐし縫いしてわたを入れてお餅を作ります。絞るときにしわが入らないようにわたを多めに入れて引き絞りましょう。これでパーツがそろいました!

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完成画像を参考にしながら、お餅にお飾りを貼り付けて、完成です! 手づくり鏡餅を飾って素敵な2016年をお迎えくださいね! 来年がしあわせいっぱいな1年となりますように。

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