素敵な刺繍作品が生まれる秘訣! こだわりのアトリエでの暮らし

2016年5月1日(日曜日)

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刺繍作家の石井寛子さんに、前回のアトリエ訪問に引き続き、お話をうかがいました。今回は、石井寛子さんのふだんの暮らしや素敵なアトリエについてお伝えします。かわいらしい作風からは想像できないあれこれをご紹介します。

気分転換はお寺と鹿 のどかな日々が流れます

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石井寛子さんのアトリエは、奈良駅からほど近いところにあります。仕事で煮詰まったときは、奈良公園の興福寺までぶらり歩いて行って、鹿を見て帰ってくるそうです。鹿は大雨の次の日など、道路を普通に歩いているんだとか! 観光地でありながら、のどかな雰囲気が素敵な街ですね。

古都での暮らしを満喫 奈良に引っ越しをした本当の理由

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大学では西洋史を専攻していた石井寛子さんは、実はもっぱらの古代史ファン。古墳やお寺など、古いものがそのまま残っている奈良が大好きで引っ越されたそうです。東大寺友の会にも入会し「お水取り」も毎年参加されています。大きな窓からは、若草山の山焼きが楽しめるのだそうです。

刺繍職人らしい、シンプルで機能的な美しいアトリエ

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すっきり整とんされたアトリエに、思わずうっとり。すべてのものがあるべき場所に収まり、出番を待っています。主役の刺繍糸は、色ごとにきちんと分類されて一目瞭然です。よく使う色は、専用の道具に巻き直して必要なときにすぐに使える状態にしてあります。このひと手間がとても大切なのだそう。

使いやすい状態を保つことは美しい刺繍の基本

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また、散らかりがちなパーツやこまかな道具は、古道具屋さんで見つけたアンティークの引き出しに入れて管理しています。どこをとっても絵になる、機能的でアートなアトリエ空間。もっと使いやすくもっと簡単に、を繰り返していくと収納は自然と美しくなるものなのですね!

石井寛子さんのそばには優秀な執事「お針子猫さん」がいつもスタンバイ

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シンプルなアトリエでひときわ存在感を放っていたのが、石井寛子さんが作られたお針子の黒猫さんです。針は紛失防止のため5本と決めていて、その管理をする優秀な執事のようで頼りにしているのだそう。

次回は、今春の新作キットへのこだわりや思いをお伝えします。石井寛子さんの人気の刺繍キットはこちらからチェックしてくださいね。

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