神戸ファッション美術館所蔵のポーランドの祝祭衣装。その繊細な装飾を手編みで表現するキットが生まれました。ニットのデザインソースは、20世紀初頭のポーランドのCracowという街の伝統衣装。華やかな装飾は、「生命力」「豊かさ」「魔除け」「団結」などの意味を象徴すると考えられています。特別な日に身を包み、祝いの喜びに身をひたす服。それは、束の間日常を忘れさせ、日々の暮らしにリズムを与える大切な存在です。このキットでは祝祭の服の意匠をアラン模様にリンクさせたセーターを編み上げます。メリノウール100%の毛糸を使って、ヴィンテージのような趣のある仕上がりに。編みごたえがありますが、しあわせを願う装飾の意味を感じて模様を編むのは尊い時間に。ふだん着だけど特別で長く着られるニットが完成します。