「とうほくIPPOプロジェクト」支援先活動レポートシリーズは、第７期の支援先である「ボルセッタイシカワ」さまの事業活動をみなさまにご報告します。
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■街並みの復活と心の復興、日常を、暮らしを楽しむプロジェクト
「ボルセッタイシカワ」は音楽が聞こえる街の復活のために、ライブスペースとカフェ設備の強化を行いました。震災前の日常のように、好きなことを表現することができる場として、演奏する人や、演奏を聴きに来る人に楽しんでほしいと思います。
２年前から街の活性化や、市民の楽しみの一つとして、月に１～２回の金曜日の夜のイベントとして「パープルフライデー」を開催しています。地元で活動をしているアマチュアバンドや歌い手、またダンス教室の方々など、ジャンルを超えて、パフォーマンスをする側と観覧をして楽しむ側が寛ぐイベントとして定着しています。
アマチュアの仲間うちでは、このライブスペースがプロのミュージシャンもライブをすることでも知れているため、ここで演奏をすることが特別なことにもなっているようです。また、出演者にはそれぞれのファンが大勢いるので、一緒に歌ったり、踊ったり、毎回、ライブは物凄く盛り上がっています。
ライブ終了後のお客さまには、周辺の飲食店にも足を運んでいただきたいので、どのライブも終了時刻を21：00に設定しています。おかげ様で周辺のお店からの評判も良いものになっています。
オリジナルイベントの様子
気仙沼は昔からjazz好きが多い街です。地方にいても本物の音を聴ける贅沢感は気仙沼の文化的活動の一つです。
アマチュアの発表の場として「パープルフライデー」が定着する一方で、様々なジャンルのアーティストを迎えたライブも実施しています。チケット代金は出演アーティストによって違いますが、￥2,000～￥4,000くらいで音楽と飲食が楽しめます。
ライブ終了後には、出演アーティストを囲んだ打ち上げが出来るため、別料金にはなりますが、参加できる特別感がとても良いものらしく喜ばれています。
6月に「ボルセッタイシカワ ライブキッチン」としてオープンして以来、たくさんのお客さまからご利用いただいています。
通常のランチメニューに日替わりメニューを組み込んだ結果、約80％のお客さまが日替わりメニューを注文しています。日替わりメニューの内容を店頭に貼りだしたり、SNSでアップした結果、この地域以外からも来店されるようになりました。
また、予算に応じた特注のお弁当の注文や、ドラマのロケ用のケータリングなどのオーダーも増えています。当店の近くには気仙沼市役所や信用金庫、気仙沼郵便局などがあるので、最初のコンセプト通り、平日のランチタイムの営業は成功していると思います。
これからますます進行して行く超高齢化社会、地方都市であるほど問題は深刻だと思います。仕事に一区切りついた年代が、毎日の生活を楽しむことができるように、趣味や特技を生かした彩り良い生活を過ごせるために、そして、この気仙沼にいても本物の良い音を聴ける場所であるために、今後もライブスペースを大いに活用して楽しめるイベントを打ち出していきたいと思います。
プロジェクトへのご支援をありがとうございました。
気仙沼が更に住みよい街になりますように、いただきましたご縁で頑張ってまいります。
ボルセッタイシカワ店長
佐藤さまより
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ボルセッタイシカワ
所在地：〒988-0018宮城県気仙沼市南町2-1-30
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