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2017年度基金活動報告 ー 東日本大震災遺児への心のケアと教育支援(あしなが育英会)

2017年度に次の基金より拠出したあしなが育英会さまの活動レポートをご紹介します。

 

 「あしなが育英会」は、病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、親が重度後遺障害で働けない家庭の子どもたちを物心両面で支える民間非営利団体です。東日本大震災で親を亡くした子どもたちのために、仙台、石巻、陸前高田の3ヵ所に東北レインボーハウスを建設し、津波遺児の心のケア活動を行っています。

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みんなでお絵かき 

 阪神大震災遺児家庭とは、1月は神戸レインボーハウスで、3月は東北のレインボーハウスでお互いに交流を深めました。東北の人が今の気持ちを話し、阪神の人が22年間の経験を伝える濃密な交流になりました。 

仙台レインボーハウス
月2回のワンデイプログラムをはじめ、全国の震災遺児を対象とした年齢別宿泊プログラムの他、初めての海のプログラム「シーカヤック」にチャレンジして、笑顔で歓声を上げていました。「震災後初めて海で遊んだ」という声には様々な思いを感じさせるものでした。

石巻レインボーハウス
小中学生になった子どもたちの参加が増えました。12月に開催しました「子どもぼうねんかい」では日々練習を重ねたピアノ演奏を披露したりして、がんばっていることを発表しあいました。

陸前高田レインボーハウス
広域の岩手県を対象としたキャンプなど新しいプログラムにチャレンジしました。また、家庭訪問に力を入れつつ放課後などにゆるやかに参加できる「中高校生開館日」をもうけて進路の悩み相談を行いました。

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なすの植えつけ・・・早く大きくなってね

 

<支援者のみなさまへ>

 みなさまには東日本大震災遺児支援にご理解をたまわり、心より感謝申し上げます。
 2017年度は、仙台、石巻、陸前高田の東北レインボーハウス3拠点を中心とした心のケアプログラムや宿泊交流プログラムなどの楽しい行事に、のべ1,146人の遺児と保護者が参加しました。2018年度は遺児参加者の増加を見越して、子ども主体のプログラム内容に再構築を図り、ファシリテータ(ケアボランティア)の養成に更なる力を入れたいと考えています。

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お姉さんファシリテータとピアノ練習

 

前回の報告書はこちら

■ あしなが育英会さまのその他の活動はこちらからご覧いただけます。

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