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ありのままでいられない自分も許してあげよう。花盛友里さんとのコラボレーションが実現した「Her smile基金」にまつわる10のこと。

今日もどこかの彼女の笑顔に

こんにちは、フェリシモしあわせ共創事務局のFukuです。

Her smile基金」は、ファッションブランド「イディット」から誕生した、貧困や慣習による差別・偏見など、国内外のさまざまな困難に直面する女性を応援する基金です。
シーズンごとに基金付き商品を販売し、1商品につき100円が寄付される仕組みで、2022年のリリース以来、さまざまな商品企画やコラボレーションを展開。少しずつ共感の輪が広がっています。
「女性のしあわせや笑顔は、子どもの未来や家族・社会を豊かにすることに繋がっているはず。だから、世界中の女性をしあわせに、笑顔があふれる社会にしたい。」
そんな思いを胸に展開される「Her smile基金」は、商品企画も支援先も、みんなでともに考え続けるプロジェクトです。
2023年秋には、さまざまな切り口で女性のしあわせについて考えていきたいと、フォトグラファーの花盛友里さんとのコラボレーション企画がスタート。雑誌や広告で活動する花盛さんは、“普通の女の子”のヌード写真集『脱いでみた。』で女性の自然な姿を撮影し注目を集めています。
基金設立メンバーの若杉顕子さんと、カタログ編集を担当する永山友香さんに「Her smile基金」の近況と花盛さんとのコラボレーションにかける思いを聞きました。

話し手:永山友香さん、若杉顕子さん
聞き手:フェリシモしあわせ共創事務局

Q1、「Her smile基金」の近況を教えてください。

永山友香さん、若杉顕子さん
左が若杉さん、右が永山さん

若杉:プロジェクトが始まってからまだ1年。これからの広がりに期待しながら、少しずつ取り組んでいます。基金を設立してから、シーズンごとにさまざまな基金付き商品を企画してきました。インドのデリー北部の村に受け継がれる伝統技法と日本のデザインを掛け合わせた「2-WAY仕様のタッセルが揺れる繊細なビーズ刺しゅうが美しいイヤアクセサリー」や、素敵な意味を持つインドの女の子の名前のロゴが入った「オーガニックコットンのインドの女の子ネームプリントTシャツの会」など、世界の女性について考えるきっかけとファッション性が共存するアイテムを展開してきました。

永山:基金は、年間50万円の拠出を目標に掲げていて、現在はじわじわと支援が広がっているところです。私が担当しているカタログ制作においても、活動が根付いていってくれますようにとの思いを込めて、毎号「Her smile基金」の活動を紹介しています。

若杉:社内でも、他のブランドやカタログチームが声をかけてくれるようになってきて、少しずつ浸透していると感じています。今後は、賛同してくれる人たちとともに商品企画なども手がけていきたいと思っています。

Q2、社内で「Her smile基金」が浸透しはじめているということですが、具体的なコラボレーションの話などはありますか? 

若杉:女性の心やからだのケアについて考えるプロジェクト「gokigen Lab.」のメンバーが「Her smile基金」に共感してくれて、「gokigen Lab.」のWebサイトでもハーブティを販売してくれました。また、親子の暮らしを応援するブランド「フェリシモMama」のメンバーとは、基金つきの商品を企画したいと話しています。被災地の親と子の支援など、具体的な拠出先についても一緒に考えているところです。現在は、「AMDA」さまを通してインドの母子医療の支援に使わせていただくことを目標にしていますが、基金の使い道を広げるような活動を他のチームのメンバーとともに検討しはじめています。

Be a part of it

Q3、2023年秋には、フォトグラファーの花盛友里さんとのコラボレーションが実現しました。どのようなきっかけでスタートしたのでしょうか?

永山:「神戸学校」での出会いがきっかけなのですが、実は、花盛友里さんを「神戸学校」のゲストにお呼びしたいと企画をしたのが私なんです。花盛さんは、一般女性のヌード写真を公募して撮影するプロジェクト『脱いでみた。』で女性の圧倒的な支持を得ていますが、私も高校生の頃から彼女のInstagramをずっと拝見していて、尊敬しています。というのも、当時から一般女性のヌード写真をプロジェクトとして撮っておられたのですが、その背景には、「どんな女性にもコンプレックスはあるけれど、それすらも他人から見ればかわいいものかもしれない!」という思いをお持ちで、モデルさんのようにきれいなヌードだけではない、女性の寝起きやふとした表情など、自然体のヌード写真を撮影されていて。「みんな、そのままで美しいんだよ」というメッセージを、「神戸学校」でもぜひ伝えたいと思ったんです。そして、そのご縁がきっかけとなり、「イディット」とのコラボレーションへつながっていきました。

モデル

Q4、花盛さんと「Her smile基金」&「イディット」には、どのような親和性があったのでしょうか?

若杉:永山から話を聞いたときに、「女性をしあわせにしたい」という思いが共通しているとピンときました。「イディット」は、ファッションを通して女性をしあわせにしたいというコンセプトを掲げていて、日々、女性の暮らしや生きやすさについて考えながら企画を手がけており、「Her smile基金」もそうした思いの中から生まれました。花盛さんも、「ありのままの自分を受け入れて、好きになることがしあわせにつながる」とおっしゃっていて、私たちの思いとシンクロすると思いました。だから、今回は、花盛さんの考える“ありのままの自分を好きになって、しあわせになる”という切り口で、お客さまとともに“女性のしあわせ”について考えてみたいと思ったんです。女性の生き方やしあわせのかたちは多様です。「『イディット』の考えるしあわせとは●●です!」と、言葉で表現しきれないからこそ、コラボレーションすることでさまざまな価値観を提案したいと思ったんです。

Q5、花盛さんは、日々の暮らしや育児のようすを発信しておられ、はなやかな世界におられながらもとても自然体。彼女の生きざまみたいなものも、コラボレーションにつながるポイントになったのでしょうか?

若杉:そうですね。花盛さんの、飾らない自然な雰囲気はお客さまの共感ポイントだと思います。フォトグラファーという専門職であり、ファッションナブルで、一見、遠い世界の人に見えるかもしれません。けれど、彼女にも仕事がうまくいかない時期があったし、子育てにおいては”母親としてこうあるべき”という理想を自分に押し付けて苦しかった時代もあったそうなんです。「イディット」のお客さまも、まさに今、その渦中にいて悩んでおられたり、そうした時期を経て今一度自分の生き方やファッションと向き合っておられる方が多いと思うんですよね。ライフステージがもたらす変化という視点においても、花盛さんに親近感を持っていただけるのではないかと思います。

Q6、今回は、アパレル商品だけではなくて、「イディット」初となるカーテンも発売されました。どのような経緯から誕生したアイテムなのでしょうか? 

若杉:花盛さんから最初にご提案いただいた企画が、「花もれ日に包まれるフォトカーテン〈ピンク〉の会」なんです。

永山:花盛さんは、“布”がそこに一枚あるだけで、雰囲気が変わって居心地のいい空間がつくれるというこだわりがあります。一般の女性がリラックスしているシーンを撮影する際に、ご本人が持ってこられた布を吊るすだけで、まるで自分の部屋のように居心地がよくなるそうです。“自分だけの空間”を作るためのアイテムの価値を、ぜひお客さまにも感じていただきたいです。また、撮影の際に、ある女性が、フェリシモで20年ほど前に販売していたカーテンを持ってこられたのだそうです。そうした不思議な偶然も重なって誕生した商品です。

「花もれ日に包まれるフォトカーテン〈ピンク〉の会」はタペストリーや間仕切りに使っても映えます。
「花もれ日に包まれるフォトカーテン〈ピンク〉の会」はタペストリーや間仕切りに使っても映えます。

若杉:布には、花盛さんの写真を大きくプリントしています。花盛さんは、以前からライフワークのように、花を見つけると撮影していて、今回使用した写真も道端に咲いていた名前も知らない花だけれど色に惹かれてシャッターを押したという作品です。素材は綿とポリエステルの混合素材なので、窓辺に吊るすと透け感があって、部屋がピンク色になるんです。花の間から入る揺れる光が、まるで木漏れ日のように心地いいんです。

Q7、もう一つのアイテム、「デザインスウェットトップス&イージーワイドパンツ〈ベージュ&グリーン〉」についてはいかがでしょうか?

若杉:女性がリラックスできるものを作りたいということで、最初はパジャマを検討していたのですが、「イディット」のお客さまには、家でも外でも着られるアイテムの方がニーズが高いと考え、抜け感のあるセットアップを作ることにしました。部屋着のままコンビニなどに出かけてしまうと「こんな格好で出てきてしまった、早く帰りたい……」と、ちょっと後ろめたくなったりすることってありますよね。ですから、ご近所へのお出かけや急な来客時にも“いい感じ”に過ごせるものを目指しました。

モデル
カラーは、気分は上がるトーンだけれど派手すぎず、大人の女性にきやすいグリーンとベージュに落ち着きました。

“ありのまま”と言っても、寝起きの姿では外には出られないし、よれよれのスウェットでは外出しませんよね。だから、ラフなんだけどかっこいい、ありのまま“っぽく”みえるよう、シルエットにはすごくこだわりました。パンツはセミワイドにして、お部屋で素足でいても、スニーカーでもパンプスでもかっこよく見えるように。トップスは後ろにタックを、袖はドルマンスリーブにしてボリュームを出しました。歳を重ねると、デコルテを見せると首元がさみしく見えてしまうこともあるのでハイネックに。また、花盛さんのこだわりで、素材は質感がきれいなリサイクルポリエステル「エコブルー(R)」というサステナブルな素材を採用しています。

Q8、スウェットの袖口には、小さなメッセージが入っていますね。絶妙な配置ですが、どのような意図でデザインされたものなのでしょうか?

若杉:「It’s ok to cry(泣いてもいいよ)」という鏡文字が書かれています。歯磨きや身だしなみを整えるために腕を上げたときに、鏡に映った文字が読めるように設計されています。誰かに向けて発信するメッセージではなく、着用している女性が自分に伝える言葉。絶妙な位置に書かれているので、人から見るとパッと読めません。がんばる女性にさりげなく語りかけるところや、元気なオレンジ色を効かせるあたりも花盛さんらしいアイデアです。実際に、ミドル世代って、がんばりすぎなくらいがんばっている。けれど、自分ではそのがんばりに気がつかないくらい、日々を駆け抜けていると思うんです。花盛さんご自身も含めて、みんなに語りかけるお守りみたいなメッセージなんです。

スウェットに入った鏡文字。
スウェットに入った鏡文字。

永山:花盛さんは、SNSでもときどき小さなメッセージを発信されていらっしゃいますが、すごくラフでさりげなくて。だからこそ、心に響くのかなと思うんです。花盛さんは、SNSなどで発信する際は、自分を“遠くの世界にいる人”として見せたくないと考えておられます。キラキラした姿を見せることで、「自分と違う世界にいる人なんだな」と比較して、見た人が自分を卑下してしまうようなことを避けたいのだそうです。だから、飾らない日常を発信するよう常に心がけておられます。「It’s ok to cry」というメッセージも、心がこもっていますよね。

Q9、さまざまな思いが込められていますが、今回のコラボレーションでお二人が特にこだわった点や気づいたポイントはありますか?

若杉:「Her smile基金」は、インドのお母さんや子どもたちを応援しようとはじまった企画ではありますが、今回、花盛さんとコラボレーションしたことで、お伝えしたい方たちも、支援したい対象も、その間口が広がったような気がしています。「みんな受け入れてあげるよ」というやさしさに溢れる企画だと思っています。

永山:花盛さんは、“ありのままでいられない自分も許していいんだよ”というメッセージを伝えたいとおっしゃっていました。がんばることも大事だけれど、がんばらなくてもいいと認めることも、生きていくうえでは大事なことで。そういう風に背中を押してもらえることって、なかなかないと思うんです。ありのままでいられない自分も愛してあげようという発想は、一歩先を行っていると思います。今まで触れていたようで実は知らなかったそういう価値観を、お客さまに共有し、お力になれたらうれしいです。

Q10、今後の展望をお聞かせください!

若杉:「Her smile基金」は、まだ始まったばかり。お客さまにも、社内にも、少しずつ広がっている共感を大事にしながら、女性のしあわせや必要な支援についてみんなでともに考え続けていきたいと思っています。女性の支援という幅広いテーマで活動を展開していますが、今後は、花盛さんとのコラボレーションのように、その都度、フォーカスすべきポイントを絞って「Her smile基金」のことを発信していきたいと思っています。「女性」と一口に言っても、国の違いはもちろん、ライフステージや生活環境もそれぞれ異なるわけですから、抱えている課題ももちろん違う。一言ではくくれないんですよね。

永山:現在は、「AMDA」さまを通してインドのお母さんと子どもを支援していますが、やはり、ちょっと遠い出来事だと感じてしまうところはあると思うんです。ですから、商品づくりにおいても、誌面編集においても、自分ごととして捉えられるような表現を模索していきたいと思います。そして、誰かを応援しつつも、自分を癒やしたり、労ることのできるアイテムを発信していきたいです。

若杉:想いはあっても、基金に賛同していただかなれば支援は成り立ちません。オーソリティとのコラボレーションや、お客さまとのネットワークづくりなどを通して「Her smile基金」への共感を広げ、地道に活動を継続していきたいと思います。

Her smile基金 PROJECT

女性のしあわせや笑顔は、子どもの未来や家族・社会を豊かにすることに繋がっているはず。「じぶんも、みんなも、しあわせ」を合言葉に、フェリシモのお客さまと世界中の女性を笑顔で繋げるプロジェクトです。

Her smile基金 PROJECTのリンクはこちら

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