フェリシモCompany

地球村の基金からの緊急支援「トルコ・シリア大地震 緊急子ども支援」(公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)

2023年2月6日に発生したトルコ・シリア大地震で被災し、危機的な状況にある子どもたちと家族に緊急支援を届けます。

*   *   *

地震で家を失い、避難所にいる家族

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンによる支援活動について

こんにちは。
子ども支援専門の国際NGO セーブ・ザ・チルドレンの荒川です。

みなさまも報道などでご存じのように、2月6日未明、マグニチュード7.7 の地震がトルコ南部とシリア北部を襲い、そのわずか数時間後にも、同地域でマグニチュード7.6 の地震が発生しました。この地震は何万人もの命を奪い、甚大な被害をもたらし、そして子どもたちの生活を一変しました。少なくとも700 万人の子どもを含む約2,300 万人が影響を受けています。

3万6,000人以上が死亡、約9万人が負傷したと報告されており(2月13日現在)、その多くが子どもたちとされています。被害状況が明らかになるにつれ、死傷者の人数は日々増え続けています。子ども関連施設や病院、学校など数千の建物は大きな被害を受けており、トルコで最も被害の大きかったハタイ県では、市内の建物の約95%が完全に倒壊しています。

子どもたちとその家族は、食料や水、避難スペース、冬用の衣類を必要としています。そして何千人もが、厳冬の中で所持品をすべて失い、風雨をしのぐものもなく、屋外で避難生活を送っています。子どもたちとその家族が、食料の不足、公共サービスの停止によって、さらなる困難に直面しないように、私たちはいま、昼夜問わず支援を続けています。

トルコで大きな被害を受けているハタイ県からの情報によると、飲料水やトイレがないために、外で排泄せざるを得ず、また水源の汚染により感染症のリスクが高まっています。また、多くの病院が損壊しているため、稼働している病院には負傷者が次々と搬送され、子どもたちは必要な時に医療を受けることができない事態に直面しています。

そのため、こうした危機的状況下にある子どもたちの安心・安全の確保と日常性回復のためのサポートが必要とされています。多くの子どもたちが家族や友だちを失い、精神的なサポートを必要としています。余震が続くと子どもたちはさらに不安や恐怖を感じてしまいます。子どもたちの健康と健やかな成長に長期的な影響をおよぼさないためにも、いますぐ支援が必要です。

また、家族と離ればなれになった子どもは、搾取や虐待などのリスクにさらされる可能性が高まるため、こうした状況にならないようにサポートすることが、子どもたちの安心・安全と健やかな成長のためにとても重要です。

被災地では学校の倒壊と休校による影響で子どもたちが学びを継続できていません。そのため、子どもたちの命や安全だけでなく、未来までも危険にさらされています。

子どもたちが日常を取り戻すためにも、いち早く子どもたちに安心・安全な場所を提供し、学びを継続できる場所に戻れるように支援する必要があります。子どもたちが自らの力で回復できるよう促すために、学校などの安全で安定した場所の提供が重要です。

避難所の様子
避難所の様子

■支援内容

セーブ・ザ・チルドレンは、すでにトルコとシリアの両国で、現地のパートナー団体を通じて、緊急支援を行っています。

道路や空港、通信への被害、余震、悪天候が緊急支援活動を困難にしていますが、セーブ・ザ・チルドレンとそのパートナー団体は、子どもたちとその家族に直ちに緊急支援を届けるために、24 時間体制で活動しています。また、他のNGOを含む幅広い緊急支援組織との連携においても重要な役割を果たしています。

シリアでは55万人の子どもを含む110 万人、トルコでは12万5,000人の子どもを含む50 万人、あわせて67万5,000人の子どもたちに支援を届ける予定です。
みなさまのご協力をお願いします。

■期待される効果

被災地域で、まずは緊急支援として、下記の活動を実施します。

  • 厳冬の中でも、子どもたちとその家族が暖かく安全に過ごせるよう、食料や仮設住居設置に必要な資材、毛布、冬用衣類、寝袋、暖房器具、オムツなどの生活費に不可欠な物品の配布を続けます。
  • 水と衛生用品を提供し、家族が清潔で健康な状態を保ち、感染症などを予防できるようにします。
  • 家や持ち物を失った家族に、食料や医薬品、その他の必需品を購入するための現金支援を実施します。
  • 被災者の保健医療ニーズを調査し、必要な保健医療サービスが実施されるよう、緊急保健医療ユニットの活動を行います。
  • 家族と離ればなれになった子どもの家族再会支援と、必要に応じて安心・安全な代替的養護を提供できるようにサポートします。
  • 子どもたちとその家族に、心理社会的支援を提供します。
  • 状況が安定した後は、復興と家族の生活再建をさらにサポートしていきます。
  • 保健医療サービスが利用できるように支援を行います。
  • 子どもたちが遊び、心理社会的支援を受けて日常を取り戻せるように、安心・安全な居場所を設置します。
  • 最も弱い立場に置かれた子どもたちを特定し、必要に応じて適切な支援を受けられるよう、子どもを保護するためのシステムを強化します。
  • 必要に応じた教材の配布や安全な学習環境を整えて、子どもたちが学び続けられるためのサポートをします。
車の中で生活をしている家族

■トルコ・シリア大地震 緊急子ども支援
実施場所:トルコ南部・シリア北西部
実施期間:2023年2月~
・セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンさまの支援活動の最新詳細はこちら

  ★「フェリシモ 地球村の基金」の申し込みは こちら>>>

  ★Tポイントで1ポイントからの寄付、クレジットカードからの寄付もできる
   Yahoo!ネット募金「フェリシモ 地球村の基金」の募金ページは こちら>>>

この記事をシェアする
Twitter
Facebook
LINE

コメント

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

コメントを投稿する
ページトップへ戻る