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地球村の基金活動報告ー「気候変動並びにコロナ禍で困窮する農民自立支援プロジェクト」(公益財団法人 オイスカ)

2020年に「フェリシモ 地球村の基金」から支援をしている「気候変動並びにコロナ禍で困窮する農民自立支援プロジェクト」の活動レポートは、ミャンマーの治安悪化などにより、現場の確認や小規模融資のフォローができなかったことから提出が遅れていましたが、このたびオイスカさまからいただきましたのでみなさまにご報告します。

*   *   *

〈プロジェクトの実績報告〉

ミャンマーの中央乾燥地域では、近年の気候変動と新型コロナウイルスの感染拡大や国内の混乱の影響を受けて、主要産業である農業分野でも深刻な影響が出ています。

そこで私たちは、これまで現地で取り組んできた農業分野の経験を活かして、きびしい現地の環境で生産を安定させるための改良技術や、資材の作成方法などの指導を40軒の農家に行いました。

そして農家が着実に技術を習得するために、座学だけでなく実技を多く取り入れた指導を行いました。そのため積極的に学んだ農家の方々は、村に戻った後も実践できる技術を習得することができました。

改良された農業技術を実技指導している様子

また、さまざまな要因から高騰する農業資材や労働力の確保の苦境をやわらげるために、指導した農家に低利で小規模の農業融資を実施しました。通常よく利用されている高い金利のローンは、利息の返済などで生計が苦しめられることがありますが、今回の低利の融資では負担も軽減され、併せて実施した農業技術指導によって農家の生計の安定につながりました。

指導した農家に低利で小規模の融資をする様子

プロジェクト開始直後の2021年2月には、国内の騒乱や新型コロナウイルスの感染再拡大も重なり、当初の期間を延長するなどの対応をとりながら農家へのフォローを続けました。まだ現地ではさまざまな課題も残っていますが、この取り組みを通じて安定した道筋も見えてきました。今後も農家の生計安定に向けた取り組みを続けていきます。

〈現地の様子・現地の声〉

今回のプロジェクトの期間は、国内の混乱や新型コロナウイルスの再拡大も重なり、非常にきびしい状況が続きました。さまざまな要因から物品の値段が高騰し、農家が農業を続けるために必要な農業資材の値段も高騰しました。その影響で農家を含めた多くの人々の生活は苦しくなりました。

以下、支援を受けた農家の声をご紹介します。

「私たちは農業技術の指導と小規模融資の支援を受けました。このように限られた機会を得ることができて、本当に助かりました。早速自分の農地でも農業技術を取り入れた結果、これまでに比べてよい収量を得ることができました。融資があったおかげで、他の高利のローンを使う必要もなく、生活のために大変助かりました。今回の支援を受けて、地域のみなさんもとても喜んでいます」

農業技術や融資の支援を受けた農家

〈支援者のみなさまへ〉

みなさまからの温かいご支援、ありがとうございます!

国内の混乱できびしい状況が続くミャンマーの農家のみなさまに、支援を届けることができました。ミャンマーの情勢はまだまだ不安定な状況が続いていますが、引き続き現地の情勢を注視し、支援が必要な人々に寄り添いながら、私たちができる活動を実施していきます。引き続きご支援ならびに応援のほど、よろしくお願いします。

(公益財団法人 オイスカ 藤井さまより)

気候変動並びにコロナ禍で困窮する農民自立支援プロジェクト
実施場所:ミャンマー連邦共和国マグウェイ地域エサジョ郡
実施期間:2021年1月~2021年12月
・プロジェクトの詳細はこちら
・オイスカさまのその他の支援活動はこちらから

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