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みんなでプロジェクトを応援! 「気候変動並びにコロナ禍で困窮する農民自立支援プロジェクト」(公益財団法人オイスカ)

「フェリシモ 地球村の基金」が今年支援したい7つの自立を支援するプロジェクト。
その中から、世界をよりしあわせにするためのプロジェクトの1つをみなさまにご紹介します。

 

はじめまして、公益財団法人オイスカの藤井です。私たちオイスカは、1996年にミャンマー政府と協約を締結し、1997年にはマグウェイ地域エサジョ郡内に農村開発研修センター(以下、センター)を設立し、人材育成や農村開発などの事業を行っています。

【ミャンマーの中央乾燥地域とは】

私たちの活動拠点のセンターがあるミャンマーの中央乾燥地域は、平均降雨量約500ミリ、気温は最高45度にもなる厳しい自然環境の中、慢性的な水不足などの影響もあり、長年住民は貧困状態に置かれてきました。
それに加え、近年は気候変動、とくに干ばつの影響により、主要産業の農業生産は安定した収入の確保が難しい状況です。住民の中には、収入の確保のため外部への出稼ぎに行く者も増加しており、農業分野での慢性的な人手不足なども課題となっています。

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水不足の中央乾燥地域で水汲みに集まる住民の様子

 

【背景】

ミャンマーの農業分野をとりまく課題は多く残されており、その影響で、特に中央乾燥地域の発展は遅れ、対象地域の農民も取り残されがちです。干ばつの影響を緩和するため、灌漑の整備や新たな農業技術や資材の支援が必要ですがまだまだ不十分です。また、大半の農民は、農業資材や労働力を確保するため月利5-10%にもなる高い金利のローンを利用せざるを得ないため、それら高い利息の返済により家計は苦しめられています。

 

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干ばつにも対応する農業技術支援の様子

 

【オイスカの取り組み】

近年の気候変動などの不安定な状況にも対応するため、防災分野で叫ばれるようになった、「レジリエンス」の考え方、つまり、変化への適応とショックからの回復こそが大事だと考え、オイスカは対象地域で取り組みを進めます。

まず、農業の生産を確保するため、水不足の状況でもできる農業技術の普及支援を進め、併せて農業資材や労働力などを確保するために、低利での貸し出し(小規模融資)支援も組み合わせることで、農民の生計の向上を支援し、自立を助けることを目指します。このプロジェクトは、対象地域内で特に困窮している農家40軒を対象に実施します。

 

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小規模融資と農業技術支援を受けて農業に取り組む農民

 

【コロナ禍での困窮】

これまでの気候変動の影響に加え、今年は新型コロナウイルスの感染拡大により、ミャンマーでも大きな影響を受けています。農産物の輸出入停止により、農業関連資材全般が高騰し家計をさらに圧迫しています。
また、農産物の価格も大幅に下落し、例年に比べて、大幅な収入減となっています。これらコロナ禍での農民の困窮に対して、今回の小規模融資は緊急措置としての役割もあり、農民の生計の安定に寄与することが期待されます。

<主な活動内容>

気候変動の影響に加え、今年は新型コロナウイルスの感染拡大により、ミャンマーの中央乾燥地域の農民も大きな影響を受けています。コロナ禍の影響による農産物の輸出入停止により、農業関連資材全般が高騰し家計を圧迫しています。さらに農産物の価格も大幅に下落し大幅な収入減となっており農民の困窮が深まっています。

今回、気候変動の影響対策として、水不足の状況でもできる農業技術の普及支援を進め、併せて農業資材や労働力などを確保するために、低利での貸し出し(小規模融資)支援も組み合わせることで、農民の生計の向上を支援し自立を助けることを目指します。このプロジェクトは、対象地域内で特に困窮している農家40軒を対象に実施します。

<期待される効果>

これまで、ミャンマーの中央乾燥地域では厳しい自然環境の中、長年住民は貧困状態に置かれておきました。それは、さまざまな課題が多く解決されずに残されてきた結果、主要産業でもある農業の生産が安定しなかった事が大きな要因です。

そして、昨今の気候変動の影響による干ばつの拡大、そして今年の新型コロナウイルス感染拡大は、その貧困状態にさらに追い討ちをかけ、住民の困窮はさらに深まっています。今回、気候変動の影響対策として、水不足の状況でもできる農業技術の普及支援を進め、併せて農業資材や労働力などを確保するために、低利での貸し出し(小規模融資)支援も組み合わせることで、農民の生計の向上を支援し自立を助けることを目指します。

このプロジェクトを通じ、まずは困窮状態における対象農民の生計が少しでも安定すること、そして、引き続き持続的な農業生産の安定が続き、貧困から抜け出す事ができる農家が増加する事で、地域全体の活性化にもつながると考えています。

気候変動並びにコロナ禍で困窮する農民自立支援プロジェクト
実施場所:ミャンマー連邦共和国マグウェイ地域エサジョ郡
実施期間:2021年1月~2021年12月
・プロジェクトの報告はこちら(実績
・オイスカさまのその他の支援活動はこちらから

「フェリシモ 地球村の基金」より、世界をよりしあわせにするための7つの自立を支援するプロジェクトの応援投票を2020年11月2日から11月15日まで行います。

期間中、応援したいプロジェクトを選んで投票することで、そのプロジェクトを応援することができます。(投票の数は、各プロジェクトへの拠出金額の参考にさせていただきます)

➡ 応援投票は終了させていただきました。
みなさまから、たくさんの応援(投票)をいただきありがとうございました。 

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