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応援した分、運営が返してくれるんです。ー「ポムポムプリン」オタク・寺嶋由芙さんの場合(前編)-【連載】私たちコレクターズ #004

好きなものを「好き」と表現するには、いろんな手段・方法がありますよね。絵を描いたり、コスプレをしたり、グッズを身に着けたり……もちろん友人に推しの話をしたり、Twitterでつぶやくことも「好き」の表現手段のひとつ。

この連載では、書籍『浪費図鑑』をはじめ、オタク女 子たちの「好き」をさまざまな形ですくいとってきた4人組ユニット・劇団雌猫とコラボ。推しに関するものをコレクションしている人の「好き」に着目し、コレクションの内容や、そこにこもった愛をインタビューしていきます。

今回取り上げるのは、ソロアイドルとして活動する寺嶋由芙(てらしまゆふ)さん。サンリオの人気キャラクター「ポムポムプリン」や、ご当地ゆるキャラを応援する彼女のコレクションとは?

プロフィール

寺嶋由芙(てらしまゆふ)さん

寺嶋由芙(てらしまゆふ)さん
愛称・ゆっふぃー。ポムポムプリンとゆるキャラをこよなく愛するアイドル。各SNSで日々キャラクターへの愛を発信中。
Twitter:https://twitter.com/yufu_0708
note:https://note.com/yufu_terashima

”いいなぁ”と思っていたポムポムプリンのグッズ

- 現役アイドルでありながら、「ポムポムプリンアンバサダー」として推し活もしている寺嶋さん。noteの「ポムポムプリンと私」という記事も熱が入っていましたが、ポムポムプリンとの出会いから聞かせてもらっていいでしょうか。

※通称ポムバサダー。ポムポムプリンへの愛と応援する熱意にあふれ、自身のブログやSNSを通してお友だちなどに積極的にポムポムプリンの情報を発信する。

サンリオピューロランドでポムポムプリンとツーショットを撮る寺嶋さん写真1:サンリオピューロランドでポムポムプリンとツーショットを撮る寺嶋さん

寺嶋)しっかり覚えてます。プリンくんがデビューしてすぐの1996年、私が5歳のころでした。母がキャラクター好きだったので、サンリオキャラクターの文房具や雑貨を買ってもらっていたんです。

- 買ってもらっていたキャラクターグッズの中に、ポムポムプリンのものがあったんですね。

寺嶋)それが違うんですよ。プリンくんグッズを買ってもらっていたのは、もっぱら2歳年下の、ボーイッシュな妹でした。プリンくんは男の子だからってことで、最初母は妹にプリンくんを買い与えていたんですね。私はピンク色が好きだったので、「マイメロディ」とか「マロンクリーム」とか、ピンクを基調としたキャラクターグッズを買ってもらうことが多かったんです。自分が買ってもらったピンクの子たちもお気に入りだったんですけど、妹の持っているプリンくんグッズもかわいくて、いいなぁと思っていて……。大人になって、自分でグッズを買えるようになってから、色々集め始めました。

- 子供のころのポムポムプリンへの思いが再燃したんですね。

寺嶋)プリンくんへの思いはずっと心の中にありました。アイドルになって「プリンくんが好きなんです」っていうことを公言するようになったら、私のファンがプリンくんグッズをプレゼントしてくださるようになったんです。クレーンゲームの景品になっているプリンくんを取ってきてくれたりとか……(笑)。

- それ、すごく嬉しいですね! 労力をかけて手に入れてきてくれる感じが。

寺嶋)そうなんです!「クレーンゲーム得意だから」って持ってきてくれたり、プリンくんの当りくじで、私がほしい景品が出るまで引き続けてくれて、プレゼントしてくれたり……。「由芙ちゃんが好きって言ってるから、僕もプリンくん好きになっちゃったよ」って言ってくれた男性もいました。

- 自分のファンがポムポムプリンファンに!

寺嶋)あとは「あそこのお店にあのグッズ売ってたよ!」とか、情報を教えてくださるファンもいて、すごく嬉しかったです。そうやって教えてくださると、グッズそのものも欲しいし、情報を教えてくれたファンの気持ちに応えたいのもあって、つい買っちゃうんですよね(笑)。プリンくん好きを公言するうちに、プリンくんとCDのジャケットでコラボさせてもらったり、ライブのゲストとして来てもらったりするようになりました。

ポムポムプリンと、自身のオリジナルキャラ「だいふく」のコラボぬいぐるみを抱き抱える寺嶋さん写真2:ポムポムプリンと、自身のオリジナルキャラ「だいふく」のコラボぬいぐるみを抱き抱える寺嶋さん

- サンリオピューロランドに行き始めたのもその頃からですか?

寺嶋)サンリオピューロランドでワンマンライブをさせていただいたのをきっかけに、年間パスを購入して通うようになりました。季節ごとのパレードは必ずチェックして、プリンくんが特別な衣装で登場しそうなときも行くことにしてます!

北海道から持ち帰った巨大ぬいぐるみ

- 寺嶋さんは先日、「家にあるぬいぐるみを全部出す」という動画をYouTubeにアップしていましたね。拝見したのですが、なんと全3回という圧倒的なボリュームでした。ポムポムプリン関連のぬいぐるみ、だいたい何体くらいお持ちなんでしょうか?

寺嶋)数えてみましたが、300体以上は確実にありますね。どんどん増殖していますが……。

「寺嶋由芙の家にあるぬいぐるみ全部出す!!!!!〜ポムポムプリン編〜」撮影時の風景写真3:「寺嶋由芙の家にあるぬいぐるみ全部出す!!!!!~ポムポムプリン編~」撮影時の風景

- この左上にいるポムポムプリン、ものすごく大きいですよね!?

寺嶋)巨ぐるみー」のプリンくんです! これは北海道のファンのみなさんにいただいたんですよ。私がソロアイドルになって初めて北海道へ遠征に行ったとき、ものすごく歓迎してくださって、現地でプレゼントしてくれたのがこの巨大なプリンくんのぬいぐるみでした(笑)。

- どうやって持って帰ったんですか?

寺嶋)マネージャーさんが色々調べてくれたんですが、宅急便とかだとものすごい値段になってしまうサイズで。悩んだ結果、飛行機の手荷物として乗せることになりました。

座高110cmの「巨ぐるみー」と戯れる寺嶋さん写真4:座高110cmの「巨ぐるみー」と戯れる寺嶋さん

- えっ、この大きいポムポムプリンを北海道から持って帰ったんですか!?

寺嶋)はい、X線検査もちゃんと通過しました!ギューッてつぶされて通ってて、その様子がめちゃくちゃかわいかったです(笑)。

- 愛と根性だ……。苦労してゲットしたグッズって、他にありますか?

寺嶋)このマフィンくん(プリンくんの友達のハムスター)の着ぐるみを着てるプリンくんとかでしょうか。ラウンドワンさんのゲームセンター限定のぬいぐるみだったので、ちょっと大変でした。

寺嶋さんが頑張って取ったラウンドワン限定のポムポムプリン写真5:寺嶋さんが頑張って取ったラウンドワン限定のポムポムプリン

- お、ご自分で取ったんですか?

寺嶋)そうなんです。クレーンゲームの景品だったんですけど、私、クレーンゲームがすごく苦手で……。取れるまで粘りましたけど、Twitterに「ゆっふぃーちゃん、ゲーセンでずっとクレーンゲームしてた!」とか書かれたくないじゃないですか!一応アイドルなので……(笑)。

- 確かにそれは困る(笑)。

寺嶋)店員さんが声をかけてくれて、取りやすい位置に動かしてくれても失敗しちゃって、全然取れなくて……(涙)。結局1時間くらいかけてゲットしました。

- ポムポムプリンだけじゃなくて、マフィンのグッズも集めてるんですか?

寺嶋)できるだけ集めたいと思ってます!マフィンくんはプリンくんをとっても支えてくれているキャラなので……。プリンくんがのんびり屋さんなので、しっかり者のマフィンくんが面倒を見てくれているんですよ。

- なるほど、キャラクター同士の関係性にもときめくんですね。

寺嶋)そうなんです。最近プリンくんがタニタさんとコラボして、歩数計を販売したんです。プリンくんがその歩数計を付けてお散歩している日々がTwitterにアップされていたんですが、あるとき「今日は歩数計を家に忘れちゃった」ってツイートしてる日があって……。でも、そのプリンくんの横で、マフィンくんが歩数を数えてくれてたんですよ!

- めちゃくちゃ献身的だ……。

寺嶋)しかも結構大きい数字まで数えてくれてて……。そんな役割まで買って出てくれてるのがあまりにも愛しくて、マフィンくんに感謝の気持ちを伝えたくて、グッズを買っています。私はちゃんと見てるよ!って。

- ちなみに、この量のぬいぐるみをどうやって収納されているんですか?

寺嶋)私の部屋がそのまま「ぬいぐるみルーム」になっちゃってます。造り付けの本棚がたくさんある部屋なんですけど、そこに本を並べずにぬいぐるみを並べちゃってますね。クローゼットの中も、もともとはちゃんと私の洋服が収納されていたんですけど、今はもうぬいぐるみに占拠されてしまいました(笑)。

- ぬいぐるみのディスプレイの仕方にこだわりはありますか?

寺嶋)大きさを揃えて並べるようにしてます。大きい子がぼんぼん並んでいるエリア、中くらいの子がいるエリア、小さいマスコットがいるエリア……と大まかに分けています。本当は年代別とか、季節ものごとに分けたいんですけど、どんどん増えちゃうので追いつかなくて。あとは、並んだときに全員の顔が見えるように並べるよう意識しています。

寺嶋さんのおうちにずっしりと並ぶポムポムプリン写真6:寺嶋さんのおうちにずっしりと並ぶポムポムプリン

- 確かに! みんな顔がちゃんと見えている。

寺嶋)顔が見えないと、なんだかちょっとかわいそうじゃないですか。単に詰め込んでるように見えちゃうし……。モノを大事にするっていう意味でも、ちゃんとみんな顔が見えるように、息苦しくないように並べようとは思ってます。

推しキャラが人気になっていく過程が楽しい

- 先日開催された最新の「2020年サンリオキャラクター大賞」でも、2位に輝いてましたよね。やっぱり人気キャラクターだと、いろんな展開があるんですね。

寺嶋)でもプリンくんって、今でこそサンリオキャラクター大賞でいつも上位の人気者ですけど、振るわなかった時期もあるんですよ。

- えっ、そうなんですか。

寺嶋)あんまりグッズが出なかったり、目立ったポジションにいなかった時期がありました。私がプリンくんのグッズを買い始めた頃も、「冬の時代」だったので、お店になかなかグッズがなくて。

- 最初からずっと人気キャラクターだったんだと思ってました。苦労があったんですね。

寺嶋)プリンくんはデビューした年に、すぐサンリオキャラクター大賞で1位を獲ってるんですよ。華々しくデビューしてずっと人気があったんだけど、だんだん順位が下がっていってしまって。2000年代が冬の時代で、2004年~2009年の6年間くらいは、あんまりグッズが出てないんです。2015年に久しぶりにサンリオキャラクター大賞で1位に返り咲いて、それから高順位にランクインするようになりました。

- そうだったのか……。

寺嶋)だから私がハマった当時は、プリンのグッズを集めたいと思っても、それほどラインナップがなかったんですね。それが20周年を迎えるころにはサンリオキャラクター大賞の1位を獲得するようになっていて、熱烈なファンがいるっていうことにサンリオさんが気が付いてくださったのか、だんだんプリンのグッズが増えました。イベントも増え、そしてカフェまでできて……。どんどん盛り上がっていく歩みを見ていたので、それがすごく感慨深い!本当によかったねって気持ちになるんですよね。

- 推しが人気になっていく過程を応援できるのは、すごく楽しいですよね。

寺嶋)そうなんです!それはアイドルと一緒だなって思います。あと、サンリオキャラクター大賞は、結果がしっかり次の年の活動に反映されるんですよ。高順位にランクインした子は、次の年にちゃんと新しいグッズが出たり、新しい活動が始まって推してもらえたりします。ファンが応援したぶん、ちゃんと運営が返してくれるんです。

- めちゃめちゃ優良な運営だ……。

寺嶋)本当にファンの気持ちをわかってくださってると思います。今年のサンリオキャラクター大賞では、プリンくんは2位でしたが、25周年の来年はポムバサダーのみんなで頑張って1位にしてあげたいと思ってます!

- ポムポムプリン愛にあふれるお話、ありがとうございました!後半ではポムポムプリンのお気に入りの衣装のことや、同じく応援されているゆるキャラのことをうかがいます。

▼後編はこちら

目指すは「かわいいの異種格闘技」。ー「ポムポムプリン」オタク・寺嶋由芙さんの場合(後編)-【連載】私たちコレクターズ #004

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