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概念系推しカラーKV

いつでも推しを愛でていたい!「概念系推しカラー」でオタバレせずに楽しむ方法

皆さんは推し活をオープンにしていますか? それとも、クローズドでこっそり推し活タイプでしょうか?

推しは人生のオアシスのようなもの。推しのグッズを常に持ち歩きたいと考えるのが本音でしょう。でも、そんなグッズが周囲の目にとまれば、オタバレや推しバレの末、悲劇が起きることも……。たとえオープンにしていても、この人だけには内緒にしたいということもありますよね。

漫画家としても活動しているため、ややオープンなオタといえる私、鈴木さえも、バレたくない相手はいるものです。

そこで今回ご紹介したいのが「こっそり推し活」におすすめの概念系推しカラー活用術!悲劇を経験した私がオタバレ、推しバレへの防御力を上げつつ、推しカラーを楽しむポイントをお伝えします!

鈴木アヤカ

推しバレの悲劇!バレを一番恐れている相手、それは…

オタクであることをオープンにするかどうかは、人それぞれ。私自身は漫画家としても活動しているので、割と周囲にもオープンな方です。スマホに「刀剣乱舞」のキャラ、へし切長谷部のストラップをつけるくらいに。たまたま街ですれ違う人にオタクと思われてもへっちゃらなタイプなのです。とはいえ、オタバレはよくても推しバレをしたくないと思う相手はいます。例えばオカンです。

あれは、ある冬のこと。実家へ帰省するついでに聖地巡礼をする計画を立てました。博物館に展示される推しの刀とパネルを見る予定で、もちろんひとりでじっくり見に行くつもりだったのです。しかし、その計画には、思わぬ悲劇が伴ったのです……。

オカン「どっか行くの?」

筆者「え、博物館……」

オカン「なに見に行くの?」

筆者「へし切長谷部……」

うそがつけない私は、正直に行き先を告げてしまいました。同時に、オカンに推しバレしてしまったわけです。その結果、聖地巡礼が思わぬ親子旅に! 面白そうだと博物館までついて来たオカンにパネルの推しを紹介し、お土産として推しのクリアファイルを購入するオカンとともに帰宅するというカオスな事態になりました……。

推しカラーのたのしみ方

オカンは、ただ娘と旅行したい、娘の好きなキャラとやらを見てみたいという好奇心があったのでしょう。でも、肉親のうえ、非オタと一緒の時間はかなりつらい。楽しむなら同じ趣味の人と分かち合いたいじゃないですか!オタクが自分の推しをアピールしたい対象は、主に推しと、同じ沼のオタクと、自分のいる沼に落とせそうなオタクなのです。推しを布教する相手は、選ばせてほしいのです!

スマホに推しのストラップをつけるのは、自分のちょっとした癒やしのために小さいオタグッズを身につけているだけ。非オタのオカンにいじってほしくて、推しのストラップをつけたわけではないのです……。そんな小さな傷を残しつつ、親子の旅は終了しました。

思わぬオタバレや推しバレは、まれにこうした悲劇を招きます。こんなことになるのなら、クローズドでの推し活でもよかったかもしれない。オープンオタではありますが、誰にもバレずに推しを愛でたいという気持ちはよくわかるのです。

概念系推しカラーのご提案

身近な人にオタバレしたくないのなら、目立ちやすいキャラグッズをつけるのは避けたいですよね。とはいえ、推しが好きだという気持ちをこっそり表現したいし、場所を問わず推しと一緒にいたいという思いもよくわかります。

そこで提案したいのが「概念系推しカラー」による推し活です。 推しカラーとは、推しをイメージする色のことで、キャラクターの髪や服の色などが使われます。例えば、私の推しであるへし切長谷部は服と目が紫色なので、紫色がキャラの推しカラーとして認識されていることが多いです。

キャラクターの設定段階でイメージカラーがわかりやすいものもありますが、なかには、推しカラーの分析が難しいこともあるでしょう。そんなときは、公式グッズやコラボカフェのメニューなどをチェックして、メインに使われている色を確認してみましょう。

あとは、推しを色の概念にまで落とし込めば、推し活に発展させるだけ。推しカラーを推しの概念として活用すればキャラクターグッズがなくても推し活が楽しめます。具体的な活用法をご紹介しましょう!

推しカラーの小物で、場所を選ばずさりげない推し活に!

周囲にオタバレすることなく、こっそり推しを愛でられる推しカラー。まずは、小物から集めてみましょう。日常的に使う手帳やハンカチ、ペンケース、トートバッグ、マフラー、パスケース、コインケースなどなど。いつも目にするアイテムに推しを感じられると、最高。しかも、小物なら比較的お財布にも優しいから、気軽に始められます。

さらに発展させたくなったら、もう少し目立つアイテムで推し活を楽しんでみましょう。

推しカラーのたのしみ方

ぬいぐるみ

公式からキャラクターのぬいぐるみが出ていることもありますが、やっぱり公式アイテムをふだん使いすることはオタバレ、推しバレにつながりやすいもの。そこで、一般で購入できるぬいぐるみを推しアイテムに変えてしまいましょう。

ボディが推しカラーのぬいぐるみを「概念系ぬい」として愛でるのです。よく見かけるクマやウサギ、ネコといったぬいぐるみから、推しカラーのものを探してみましょう。推しカラーを感じさせるぬいぐるみでなくても、首に推しカラーのリボンを巻いたり、推しが着そうな色のお洋服を着せてあげたりしても楽しいですよ。

花を飾ってみる

推しカラーのアイテムを探すのもいいけれど、もっと特別なものを選びたいときは、花を飾ってみてはいかがでしょうか。ふだん、花を買う習慣がない方でも、推しカラーの花なら選ぶのも楽しくなるはず。

例えば、ガーベラやバラ、チューリップは色のバリエーションも多く、推しカラーを探しやすい種類です。ほかにも、赤色ならダリア、ピンクならコスモス、黄色はヒマワリ、紫はライラックなど、推しカラーとして愛でやすい花はたくさんあります。好きな花を一輪だけ買ってもいいし、好きなカラーを中心にアレンジメントを作ってもらうのもいいですね。

ちなみに、TVアニメ「おそ松さん」に登場する6つ子の舞台で“イケメンバージョン”にしたF6の2nd LIVEツアー「FANTASTIC ECSTASY」東京公演でも、推しカラーの花が使われていました。F6カラ松役の和田雅成さん宛てにファンや企業から贈られたスタンド花は、青を中心にしたアレンジメントばかり。

というのも、「カラ松の推し色は青」と認知されているから。それだけで、和田さんとキャラを推す気持ちが十分すぎるほどアピールされておりました。推しにスタンド花を贈る機会はあまりないかもしれませんが、オタ友の誕生日に、推しカラーを使った花を贈ってみたり、推しの誕生日に推しカラーの花を飾ってみたりしてはいかがでしょうか。

自室で推しを感じよう!推しカラーのインテリア

タオルなどの生活用品や布団、家具といったインテリア用品にも、推しカラーを取り入れてみて。

例えば……仕事から帰ってきたら、推しカラーのソファに座ってくつろぐのもいい。入浴後には推しカラーのバスタオルで体を拭き、着心地のいい推しカラーのルームウェアを身につける。さらに、安らぎとぬくもりを与えてくれる寝具を推しカラーにすれば、まるで推しに包まれているよう。ぐっすり眠れて疲れも吹き飛びそうですよね。

部屋中が推しカラーになっても、自室に入れる人は限られるはず。もし、どうしても部屋へ招き入れることになっても、オタバレ・推しバレにはつながりにくいでしょう。どこまで推しカラーに染めるかは好み次第ですが、自分の部屋だからこそ安心して推し活できますね。

大人の推し活を後押しする 推しカラーのファッション

オタバレ、推しバレを防ぎつつ、全身で推しを感じられるのが、推しカラーを取り入れたファッション。アウターやトップス、ワンピースなど、推しカラーでコーディネートすれば、一日も楽しく過ごせます。

全身でアピールするのはちょっと……という方は、コーディネートの差し色に推しカラーを取り入れてみてはいかがでしょうか。バッグや靴などにさりげなく推しカラーを加えてみて。差し色なら簡単にいつものファッションに推しをプラスできます。

服だけでなく、コスメやネイルに推しカラーを入れるのもおすすめ。ただし、公式から出ているコスメを使う場合には、ケースのデザインを見られないようにするといいかもしれません。ふだん使いしたいなら、ケースを入れ替えるという手もあります。コスメは概念系推しカラー活動に役立つアイテムです。

特にネイルは、推しを表現しやすいパーツです。認知されている推しカラーだけでなく、特徴的なアクセントカラーを使ってアレンジするという上級者テクもあります。特別な色やデザインを施したいなら、ネイルサロンに行ってプロにオーダーするときれいに仕上がります。オタ友達に会うときに推し色ネイルをしていると盛り上がりそうですね。

ほかにも、髪色に推しカラーを取り入れるのもいいですね。多少、派手な髪色になっても問題ないなら、推しと同じ髪色にカラーチェンジするという手もアリ!髪全体を変えるのは仕事に差し障る……というのであれば、ワンポイントとしてメッシュカラーを入れるのもおすすめ。インナーカラーにすれば、髪をアップにしない限り、目立ちません。

ただし、メッシュを入れるには、一度脱色して、その上からカラーを乗せるという手順になるため、何度か美容院に通う必要があります。もっと手軽にメッシュを入れるなら、カラーエクステを使う方法もあります。カラーエクステは毛染めよりも発色がよく、ワンタッチで装着・取り外しができて便利です。ライブ参戦時に、一時的に推しカラーを入れたいときにも手軽に使えますよ。

概念系カラーで推し活を満たそう

公式グッズをふだん使いせずにこっそり愛でる方、周囲の人にオタバレせずに楽しみたいといった方に向けて、概念系推しカラーの活用を提案しました。概念系推しカラーなら、日常使いのアイテムでも推しを感じられる推し活ができます。

公式からのグッズ供給が減ってしまったり、取り入れやすい公式アイテムが見つからなかったりしたときも、推しカラーなら、いつでも推しを推せるのです。小物やインテリア、ファッションなど、その組み合わせは無限大! あなたも推しカラーを追求する旅に出てみませんか?

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