モネ最大の連作
テーマ「睡蓮」

同じ場所で同じ作品を、時間や季節、天候を変えて描いたモネの「連作」。
その中でも最も有名なモチーフが「睡蓮」です。フランスのジヴェルニーにある「水の庭」の池と、そこに生育する睡蓮をモチーフに、モネは晩年までの約30年間睡蓮を描き続けました。

（左から）（上から）クロード・モネ 《睡蓮の池》 1900年、
《睡蓮》 1906年 ともにシカゴ美術館蔵

モネ作品モチーフ
「アイリス」

自宅の庭を積極的に造園し咲かせた花々を作品に描いたモネ。
「アイリス」も彼の庭に咲く作品モチーフのひとつです。

クロード・モネ 《ジヴェルニーのモネの庭、アイリス》 1900年 オルセー美術館蔵

モネと庭

自宅に「花の庭」「水の庭」を造成したモネ。晩年、視力の低下や、家族・友人の死などさまざまな困難に直面しながらも、86歳でこの世を去るまで、この庭で「睡蓮」の制作に取り組みました。