きらめく琉球ガラスから生まれた「しずく」のような2-WAYアクセサリー

沖縄の「琉球ガラス村」さんとのコラボで、廃棄ガラスを再活用した、きらめくアクセサリーが誕生しました。雨上がりに沖縄の植物たちをきらきらと美しく飾るしずくをイメージしたデザイン。イヤカフとリングの2-WAY仕様で、さまざまなシーンで活躍します。

琉球ガラス製品の製造途中でどうしても出てしまうB品。品質には問題のないそれらを活用して、ものづくりをしている人たちを応援したいという思いから、沖縄県糸満市にある「琉球ガラス村」さんとのコラボが実現。グラスの端材をひとつひとつガラスの粒に加工して、2-WAYで楽しめるアクセサリーに仕立てました。

沖縄の自然からこぼれたしずく 琉球ガラスのイヤカフにもなるリング

¥4,200(+10% ¥4,620)

宝石のような輝きを存分に楽しめる2-WAY仕様

横顔を華やかに彩るイヤカフとしても、手もとでみずみずしく輝くリングとしても。その日の気分やお出かけに合わせて自由に楽しめます。
すき間をやさしく開閉し、多少のサイズ調節が可能です。

美しいガラスのかけらが誕生するまで

今回アクセサリー用のガラス粒を作ってくださっているのは、沖縄県糸満市に工房を構える「琉球ガラス村」さん。

沖縄の自然をイメージしたガラスを得意とし、伝統を守りながらも時代が求める新しいガラスに挑戦し続けていて、「100%ハンドメイド」にこだわっている工房です。ガラス作りのすべての工程を職人さんが担い、生み出されるガラス製品には沖縄で生まれ育った職人さんたちの感性やアイデアが映し出されています。

「もったいない」から生まれた琉球ガラス

ぽってりと丸みを帯びた形、鮮やかな色彩、海を感じさせる気泡。沖縄の自然をそのまま閉じ込めたような琉球ガラスが生まれたのは、今から100年以上前のこと。大阪や長崎からやってきたガラス職人が、ランプやびんなど生活用品を作ったことが始まりとされています。
戦後は原材料不足に職人たちが知恵をしぼり、お酒やジュースの空きびんを砕いて溶かして再利用。そうして少しずつ、現在の琉球ガラスが形づくられていきました。いびつな形や気泡も魅力的に見えるのは、沖縄の持つおおらかさに加えて、こうした歴史背景もあるのかもしれません。


こだわりの100%ハンドメイド琉球ガラスの作り方

ここでの製品づくりは、すべて職人さんの手作業で行っています。アクセサリーのもととなるグラスがどのように作られているか、順を追ってご紹介します。

職人さんたちが使う道具はどれも年季の入ったものばかり。作業しやすいように、自分でオリジナルの道具をつくる職人さんもいらっしゃるそうです。

まずは溶解炉で原料を1300℃以上に熱し、水あめのようにドロドロに溶けたガラスをパイプ状の棒(吹き竿)に巻き取ります。
溶解炉の前は灼熱、夏の時期は工房内の室温が40℃を超えることも。

巻き取った透明なガラスに色ガラスの粒をつけて着色します。

丸い形に整え、少しだけ息を吹き込んで下玉を作ります。下玉を充分に冷ますことで、上から熱いガラスを巻いても形が安定します。


下玉の上からさらにガラスを巻いて出来上がる製品に必要な大きさにします。同じ形の製品をいくつも作るには、毎回同じ量のガラスを巻かないといけないため、大変難しい作業。これができるようになるのにも4~5年の修業が必要だそうです。まさに職人技ですね。

厚みを均一にするため、ガラスを温め直して温度のむらなくしてから、型の中で息を吹き込み膨らませ、製品の基本形を作ります。

ガラスが柔らかいうちに、口になる部分にくくりを入れ、吹き竿から切り離す準備をします。

底の形を平らに整え、ポンテ竿をつけて、口になる部分を切り離します。この時、ポンテ竿がグラスの中心に付かないと、形がゆがんでしまうので注意が必要です。

通常、この作業は手間も時間もかかるため、大量生産を行うガラス工場ではガラスを冷ましてから、飲み口部分のガラスをカットして熱や機械で研磨します。しかし、琉球ガラス村では「100%ハンドメイド」にこだわっているため、この方法で作り続けているのだそう。

ここからは、製品の上半分を作ります。ガラスが冷めて固くなっているので、切り離したガラスの口の部分を焼き戻し、窯で再びやわらかくします。
温度を保つことがむずかしく、職人さんは手先の感覚と目でガラスの様子を見て、温度が高くなりすぎないようにガラスを温めます。

口当たりをより滑らかにするため、グラスの口部分を薄くのばしてから、はさみで切り落とします。
グラスがついているポンテ竿とはさみのスピードを合わせないと形がゆがんでしまうので、熟練の技が必要になります。また、前の手順でガラスを温める時間が短かすぎたり、焼きすぎても上手くカット出来ません。

手作業で口を広げます。
機械に頼らず、最後まで手作業。型を使うことができないため、グラスの厚み、高さ、上半分の形のラインは職人さんの腕次第です。

形が完成したら、ポンテ竿からグラスを外します。底面をバーナーであぶり、ポンテの跡を消してから「RGC(琉球ガラス村)」のマークを刻印。

ガラスは急冷に弱いので、約550℃の窯に入れて、一晩かけてゆっくり常温まで温度を下げます。

出来上がった製品がこちら。それぞれ沖縄の風景を映し出した、美しい色彩と表情が魅力です。

制作途中で生まれたB品をガラス粒に。

このように長い手順で吹いたグラスも、形がゆがんでしまったり、ガラスに不純物が入り込んだり、温度差による筋が入ってしまったりなどの理由で、どうしても不良品ができてしまいます。


今回は、販売できるグラスになれなかったB品を使って、アクセサリーを作ることにしました。
透明部分は溶かし直してすぐに再利用できるのですが、色がついている部分の再利用は難しいそうです。

ガラス粒の大きさをアクセサリーに適したサイズにするために、B品のグラスを職人の感覚でおよそ1gにカットします。

アクセサリーにした時に美しい透明感を出すため、カットした部分をすべて研磨します。小さな粒を機械で削るため、集中力が必要な作業です。

ガラスを切り出す部分によって、ひとつひとつ色や表情が異なります。

電気炉の中に一個ずつていねいに並べていき、およそ1日かけて焼成します。

焼成温度も非常に重要で、温度が低いといびつな形になってしまいます。何通りもの焼き方を試し、最終的に、雫のようなつるんとした表情を生み出すことができました。

そして出来上がったガラス粒がこちら。
ガラスを切り出す位置によって、色や柄の出方が異なる世界に一つの表情。繊細に色ガラスがが溶け込んで、とても美しいです。

沖縄のきらめく情景に思いを馳せる、4つの植物。

グラスの端材をガラスの粒に加工して作った魅力あふれるデザインは全4種類。
雨が降ることが多い沖縄。雨上がりに植物たちをきらきらと美しく飾るしずくをイメージして、琉球ガラスのかけらをアクセサリーに仕立てました。
それぞれ、沖縄の自然をテーマにして作られたグラスから、ひとつひとつガラスの粒を作り出し、アクセサリーに加工しています。

金具部分も、原型制作から金属の鋳造やメッキ加工まで、国内での製造にこだわりました。

〈琉球桜×琉球桜の花びら〉

「琉球桜」は、日本で一番早く咲く沖縄の鮮やかな寒緋桜をイメージした人気のグラス。深みのある紅色のガラス粒に、花びらと枝を添えて、華やかに仕上げています。

琉球桜の花言葉…あなたに微笑む

〈てぃんがーら×月桃の蕾〉

銀箔で満点の星空を描いたグラス「てぃんがーら」をガラス粒に。「てぃんがーら」とは沖縄の方言で天の川の意味。金具は沖縄に自生する月桃の愛らしい蕾がモチーフ。

月桃の花言葉…さわやかな愛

〈かふぅうりずん×シークヮーサーの葉

「うりずん(潤い始め)」は冬の終わりに大地が潤い始める時期。「かふう(果報)」は若葉に光る水滴。みずみずしく育つ若葉の緑色のガラス粒をシークヮーサーの葉で飾っています。

シークヮーサーの花言葉…優雅

〈潮騒でこぼこグラス×琉球朝顔のつる〉

閉じ込められた細かな泡、さわやかなブルーが沖縄の海を思わせる「潮騒でこぼこグラス」の端材から生まれた美しい色彩。金具には琉球朝顔のつると特徴的な形の葉をあしらっています。

琉球朝顔の花言葉…愛情の絆

色とりどりの色彩や海を感じさせる気泡など、沖縄の風景をそのまま閉じ込めたような琉球ガラス。そのしずくのようなかけらから生まれたアクセサリーは、上品な輝きでコーデのワンポイントとしても◎。
沖縄の美しい自然がぎゅっと詰まった、とっておきのアクセサリーです。

沖縄の自然からこぼれたしずく 琉球ガラスのイヤカフにもなるリング

¥4,200(+10% ¥4,620)

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