小野不由美『月の影 影の海 十二国記』(新潮文庫)に登場する、慶の宝重「水禺刀」をイメージした手鏡。「水禺刀」は、過去未来、千里の先をも見通し、その剣身に幻を写す。そこから着想し、普段からお守りのように身に着けて持ち歩ける手鏡に仕上げました。絵師・山田章博が描いた水禺刀の、鍔や剣身に刻まれた意匠を、鏡のデザインに詰め込み、中央には慶のもう一つの宝重「碧双珠」をイメージした翠玉色のカボションをはめ込みました。赤いタッセルも水禺刀を彷彿とさせるアクセントです。レリーフ部分は、日本のアクセサリー原型師が彫り出した原型をもとに、細かな凹凸のディテールを表現し、アンティーク風の真鍮古美メッキと、墨汚し加工で歴史を感じさせる重厚感のある仕上がりを目指しました。お守りのように、日々のお出かけのおともに持ち歩いて。