金沢の時計職人が作った 加賀山中ろくろ引きのウッドな部屋時計〈アマゾナイト・白〉 [時計:日本製]
お申し込み番号:536425
1個 ¥22,000 ( +10% ¥24,200 )
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ストーリー
部屋のイメージで選ぶ職人時計。
金沢の時計工房のアートディレクターで、美術家でもある牛島孝さんに作っていただいた5つの時計。文字盤は、和紙に天然の鉱物を砕いて作った「岩絵具」で着彩しています。時間を示すインデックスは、金沢の金箔を丸く打ち抜いたもの。本体は、漆器の産地として400年以上の歴史を持つ石川県加賀山中の「ろくろ引き」という製法で木地を丸く削り出し、木目の美しさを生かしてなめらかに仕上げています。加賀百万石の歴史と伝統が息づく特別な時計は、置き&掛けもできるタイプ。あなたの部屋を理想の空間に演出してくれる時計を見つけてみて。
美術館のように、部屋ごとに時計を。
金沢の時計工房のアートディレクター・牛島孝さんに作っていただいた5つの時計。古都・金沢の伝統文化と日本古来の技法を合わせたこの時計は、日本画家としても活躍する牛島さんならではの逸品です。
こちらの時計工房さんとのお付き合いは、もう4年目。アートディレクターであり、日本画家としても活躍する牛島孝さんと一緒に、これまでさまざまな時計を作ってきました。
「時計」という実用品にアートとしての表現を取り入れているのは、芸術家としての一面も持つ牛島孝さんならでは。すべての仕上がりをしっかり最後まで見届ける姿に、こだわりの高さをいつも感じます。
そんな牛島さんが見せてくださった、今回の新作時計。前よりサイズが大きくなって、さらに壁掛けも置時計にも使える仕様でした。これはいろいろ部屋用に欲しくなると思い、日本職人プロジェクトリーダー・山猫から5つの部屋時計をご依頼させていただきました。
ボディーは「ろくろ引き」から。
時計のフレームとなる木枠の部分に使われているのは、「ろくろ引き」という技法。漆器の産地として400年以上の歴史を持つ石川県加賀山中に伝わる伝統工芸で、回転する木に鉋(カンナ)を当てて形を作り、美しい曲線と木目を出していきます。
本体は、石川県加賀山中の「ろくろ引き」で木地を丸く削り出し、木目の美しさを生かしてしっとりとなめらかに仕上げています。加賀百万石の歴史と伝統が息づく、特別な逸品。(この制作風景の写真は、過去に発売した初代の置時計モデルを削っているときのものです。)
そして、文字盤は、天然の鉱物を砕いて作った「岩絵具」で着彩ています。
これはラピスラズリを砕いてできた岩絵の具。
岩絵具は日本画の画材として使われており、その起源は飛鳥時代にまで遡ると言われています。通常の絵具とは違うザラザラとした質感と、いくつもの粒子が織りなす深みのある色彩が特徴。同じ色の中にもさまざまな表情があり、色だけでなく質感の美しさにも魅了されます。
ちなみに文字盤の下地は、岩絵具と相性の良い和紙。それも、金沢市の紙漉き職人・石川まゆみさんの手漉き和紙を贅沢に使用しています。
岩絵具を塗り終わり、乾かしたら時計の形に抜き取ります。
小さなインデックスは、和紙に金沢の金箔を貼り付けたもの。こちらももちろん、手作業でひとつずつ乗せていきます。針の取り付けも、手作業です(量産品とは全く違って、本当に一点ずつ、丁寧に作られているんです)。
時間を示すインデックスも、金沢の金箔を丸く打ち抜いたもの。細部にまで美しい仕上がりがこの時計の魅力です。
ずっと見ていたくなる文字盤は岩絵の具の粒子が肉眼でも楽しめます。
時計のムーブメント本体を隠している裏蓋のレザーカバーには、〈&Stories / アンドストーリーズ〉のロゴを刻印していただきました。とってもお洒落な仕上がりです。
付属の木足を2本付けると置時計に。掛け時計にする際は足を取ります。(壁に取り付けることのできるネジも付いています)
ギフトにもぴったりな小箱に入れてお届けします。
※取り付け用のネジ1本、単3形乾電池1個付き ※保証書付き(一年間)
あなたの部屋を彩る時計はどれ?
岩絵具、和紙、漆器の成型方法、金箔など、伝統の技を余すところなく閉じ込めた特別な時計。加賀百万石の歴史を持ち、多くの伝統工芸・美術工芸が継承されている金沢市の工房さんならではの時計であり、日本画家の牛島さんでなければ作れない逸品だと思います。
『&紡ぐ 特別展』のためにご用意いただいた、ラピスラズリ、海緑色、コランダム、ガーネット、アマゾナイトのスペシャルな5色展開。それぞれが小さな日本画のような存在感を放ち、空間に確かな個性を宿します。それではそれぞれの特徴をご紹介していきます。
〈ラピスラズリ・黒〉
今回は、掛け時計にもできます。掛けたり、置いたり、美術品を飾る感覚でお部屋を彩って。
ラピスラズリ(和名:瑠璃)という鉱物を砕いて作った「岩絵具」を文字盤に塗った掛時計。ラピスラズリは、古来シルクロードを渡って日本へ。昔から大変貴重な宝石として扱われてきました。絵具としては、フェルメールなどが使用した濃い青色のウルトラマリンブルーが有名ですが、 ウルトラマリンブルーはラピスラズリの青い部分だけを抽出して精製したものです。 この文字盤に使用した岩絵具はそうした精製をせずに砕いたもので、原石に含まれる白い部分などが混ざり淡く柔らかなブルーになります。紀元前より聖なる石として珍重されてきたラピスラズリの美しい色彩をお楽しみください。
〈海緑色・茶〉
グロコナイト(海緑石)という鉱物を砕いて作った「岩絵具」を文字盤に塗った時計です。グロコナイトは、雲母グループの鉱物で、もともとの名前は、ギリシャ語で「青」を意味するglaucos (γλαυκος) が由来とか。ヨーロッパでも古くから、緑色の顔料として使用されてきた歴史も持っています。和風にも洋風に扱える落ち着いたグリーンはリビング用にもおすすめ。
〈コランダム・白〉
コランダム(鋼玉)という鉱物を砕いて作った「岩絵具」を文字盤に塗った時計です。ちなみに宝石で有名な「ルビー」や「サファイア」も、実はコランダム。基本は無色で、微量の金属酸化物が不純物として含まれると、青、赤、紫、緑、黄等の色がつく特性があります。今回使用した岩絵具は、コランダムの「赤」色が少し際立っているものです。美しい色合いは見るたびに優しい気持ちにしてくれます。
〈ガーネット・茶〉
ガーネット(柘榴石)という鉱物を砕いて作った「岩絵具」を文字盤に塗った時計です。ガーネットは、成分によって多彩な色を持つ石。黄色系のものはゴールデンガーネットと言われ、落ち着きがありながら元気づけられる色合いで、部屋の雰囲気を明るくしてくれます。近くでみると様々な色粒子が混ざり合っているのが肉眼でもわかります。
〈アマゾナイト・白〉
アマゾナイトという鉱物を砕いて作った「岩絵具」を文字盤に塗った時計です。絵具に 膠(にかわ)という接着剤と岩絵具を混ぜ、和紙に幾重にも塗り重ねるという伝統的な技法で仕上げています。北欧風のモダンでお洒落な部屋にもぴったり。
運命の時計たち。
5種類の部屋時計はいかがでしたか? 和の趣がありながらも、洋間にも似合うモダンさも兼ね備えたデザイン。静かに時を刻む様は、忙しい日常に癒しをもたらしてくれそうです。金沢の長い歴史の中で培われた技術から生まれた時計が、暮らしの時間を少し豊かにしてくれるかもしれません。惹かれる部屋時計があれば、それは運命かも。ぜひ、この機会にあなたにぴったりな時計と出会ってみて。